2017年1月4日(火)、一関シネプラザ(一関市磐井町2丁目13、一高通り沿い)で上映中の映画「この世界の片隅に」を妻と共に観た。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E9%96%A2%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6[一関シネプラザ:Wikipedia]
原作はこうの史代の同名のアニメ「この世界の片隅に」(双葉社刊)。” 第13回メディア芸術祭マンガ部門優秀賞ほか各メディアのランキングでも第1位を獲得。綿密なリサーチによる膨大な情報と、マンガ表現への挑戦がさりげなく織り込まれており、その創作姿勢と高い完成度から多くのマンガファン・書店員から熱い支持を得ています ” 監督は片渕須直(かたぶち・すなお)。
原作者プロフィール:こうの史代(こうの・ふみよ)1968年広島県出身。1995年『街角花だより』でデビュー。2004年に発表した『夕凪の街 桜の国』で第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞と第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。同作は2007年に田中麗奈主演で実写映画化された。「漫画アクション」(双葉社)に連載された『この世界の片隅に』(07~09)は、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。その他の主な作品に『長い道』『ぴっぴら帳』『こっこさん』『さんさん録』『ぼうるぺん古事記』『日の島』など。
(下)監督・脚本 片渕須直(かたぶち・すなお):1960年生まれ。日大芸術学部映画学科でアニメーションを専攻中、特別講師として訪れた宮崎駿監督と出会い、在学中から宮崎作品に脚本家として参加。『魔女の宅急便』(89)では演出補を務めた。TVシリーズ『名犬ラッシー』(96)で監督デビュー。その後STUDIO4℃で長編『アリーテ姫』(01)を監督。TVシリーズ『BLACK LAGOON』(06)の監督・シリーズ構成・脚本。09年には昭和30年代の山口県防府市に暮らす少女・新子の物語を描いた『マイマイ新子と千年の魔法』を監督。またNHKの復興支援ソング「花は咲く」のアニメ版(13)の監督も務めている。
監督は語る ”「浦野すず」という少女が自分を取り戻していく物語です。”
(上)このアニメ映画の主人公・北條すず(旧姓 浦野):広島市で海苔業を営んでいた浦野十郎・キセノの娘として生まれる。1歳下の妹・すみがいる。絵を描くことが大好きな女性。幼少の頃、ばけもんや座敷童子に出会う不思議な体験をする。18歳で呉の北條家の長男・北條周作(海軍軍法会議録事=書記官)に嫁ぐ。周作の父母で、すずの義父母となる北條円太郎・サン夫妻。義父は海軍工廠に技師として勤務中。(義母は脚が悪く、ひとりで歩くこともままならない。)、見知らぬ土地で、戸惑いながらも生活をはじめるが…。
(上)北條すず役 のん:本名は能年玲奈。(NHK-TV『あまちゃん』主演)。1993年7月13日生まれ。兵庫県出身。趣味・特技:ギター。絵を描くこと。洋服作り。本作品でアニメーション映画初主演を飾る。
ノンさんは語る ”セリフなしの映像を観て絵だけで泣けてしまいました。普通に生きることの大切さに胸をつかまれる作品です。”
http://lite-ra.com/2017/01/post-2821.html [紅白歌合戦でも能年玲奈を完全排除!『あまちゃん』映像を流しながら、主演の能年を一切映さず!]
(上)周作とすずの祝言の場:北條周作の父・円太郎の姉夫婦(小林の伯父伯母)が仲人をつとめた。空襲で家が焼け、北條家に住むようになる。
(上)浦野すみ:すずの1歳下の妹。幼い頃からすずと仲が良かった。女子挺身隊として陸軍の工場で働いている。負傷したすずを見舞った際、広島に戻るよう勧める。黒村径子:周作の姉。夫に先立たれ、娘の晴美(5歳)を連れて北條家に出戻る。息子の久雄は跡取りとして婚家に残さざるを得なかった。すずとは対照的にテキパキと動く。
(上)すずさんの生きた時代は「戦争の時代」です。昭和18年(1943)12月に縁談が持ち上がり、翌年昭和19年2月に呉の北條家に「18歳で嫁入り」しているようですから、大正15年か昭和元年(1926)の生まれでしょうか?。
昭和19年(1944)3月、もんぺを縫う。広島市江波(えば)の実家に里帰り。4月、戦艦「大和」改装完成、呉港に入港。5月、野草を代用食として試してみる。6月、B-29による日本本土初空襲、呉でも警報が鳴る。義姉・径子が離縁し娘の晴美とともに北條家に戻る。7月、庭に防空壕を掘る。憲兵に吊るし上げられる。8月、朝日町の遊郭「二葉館」で働く女性・白木リンと出会う。9月、夫・周作とデート。10月、巡洋艦「青葉」がルソン島西方で大破。12月、巡洋艦「青葉」が呉港に帰投。
昭和20年(1945)2月、戦死した兄・要一の合同葬儀のため実家へ。3月 東京大空襲。米軍が硫黄島を占領。呉に初めての艦載機空襲。在泊艦艇に被害。段々畑で空襲に遭ったすずを円太郎が守る。4月、沖縄本島に米軍上陸。戦艦「大和」、坊ノ岬沖で撃沈。初めてB-29(F-13)の飛行機雲を見る。5月、広島空襲で広島工廠と第十一航空工廠の大損害。夫・周作、海軍軍人に任官。海兵団での訓練に赴く。
昭和20年(1945)6月、呉工廠造兵部空襲で工廠に大損害。米軍が沖縄を占領。姪・晴美とともに義父・円太郎の見舞いに行く。その帰りに時限爆弾の爆発に遭い、自分の右手と姪の生命を失う。7月、呉空襲(市街地への夜間焼夷弾空襲)。呉沖海空戦。巡洋艦「青葉」が大破・着底。北條家を直撃した焼夷弾をすずたちが消し止める。8月、広島に原子爆弾投下(8月6日)。原爆のキノコ雲を目撃する。ソヴィエト連邦が日本に宣戦(8月8日)。長崎に原子爆弾投下(8月9日)。終戦(8月15日)下:終戦の天皇の放送を聞くすず達。
http://konosekai.jp/[映画「この世界の片隅に」公式サイト]