一関市山目公民館のスミレ(菫)2008年4月16日



2008年4月16日(水)、一関市青葉町にある山目公民館の一角にスミレ
(菫)が咲いていました。自転車駐輪場にされている所のコンクリート
のわずかな継ぎ目に5~6株が生えていました。近頃街中で見かけなくな
っていますが、スミレの生命力の強さに感心しました。





平泉町のスミレ(菫)2007年5月4日


平泉町の毛越寺(もうつうじ)の裏山にあたる所に中尊寺に行ける
自動車道路があります。山道ですが、中尊寺への近道です。地下には
東北新幹線の平泉トンネルが通っています。
中尊寺からは、ウォーキングなどで利用する遊歩道も整備されています。
2007年5/4(金)、この道を歩いていたら、アスファルト道路の端の
方に「スミレ(菫)」が咲いていました。






スミレ(菫)スミレ科 スミレ属 Viola mandshurica
海岸から山地まで、日当たりの良い草地や道ばたなどに生える多
年草で、個体変異が多い。根は褐色だが、新しい根は白色。冬芽は
スミレの仲間では小さく、乾燥にもよく耐える。
葉が根もとから立ち上がるように伸び、葉と葉柄のところで少しく
びれており、葉柄に広い翼があるのが特徴。葉は毛のあるものから
無毛のものまで変化が多く、長さは2~10cm、ふつう長楕円状披針形
で先は丸い。花の後出る葉は三角状披針形で大きい。
花期は4~5月。花は直径1~2.5cmでふつう濃紫色だが、変異が多い。
下側の花びらだけが白く浮き出ている。上の花びら2枚を上弁といい、
左右2枚の花びらは側弁、下側につく白い部分のある花びらは唇弁(
しんべん)という。花の後ろに尻尾のような「距(きょ)」と呼ばれ
るものがある。中で蜜を分泌している。距は円筒形で紫色を帯びる。
距のそばに萼が5枚。側弁の基部はふつう有毛。
「スミレ」の白花品もあり「シロガネスミレ」と呼ばれる。
「シロスミレ」は別種で、山地の湿った所に生え、距が短いので区別で
きるとのこと。分布:北海道~九州、朝鮮、中国、ウスリーなど。
殖やし方:実生、株分け、根伏せ。
スミレは万葉の時代から日本人に親しまれてきた野の花で、古くは
食用にされたという。スミレの仲間は世界に約450種あるといわれ、そ
のうち60種ほどが日本に自生し、日本スミレと総称して趣味的に栽培も
される。
「スミレ色」といえば紫色で、単に「スミレ(菫)」と呼ばれるこの
スミレの濃い紫色を指すという。
名前の由来は諸説あるが、正倉院の御物に大工の墨入れ壺(奈良時代)
があり、その一部はスミレの距[尻尾のような器官]に似ることから「ス
ミレ」の名前がついたという説が定説。



2008年4月16日(水)、一関市青葉町にある山目公民館の一角にスミレ
(菫)が咲いていました。自転車駐輪場にされている所のコンクリート
のわずかな継ぎ目に5~6株が生えていました。近頃街中で見かけなくな
っていますが、スミレの生命力の強さに感心しました。





平泉町のスミレ(菫)2007年5月4日


平泉町の毛越寺(もうつうじ)の裏山にあたる所に中尊寺に行ける
自動車道路があります。山道ですが、中尊寺への近道です。地下には
東北新幹線の平泉トンネルが通っています。
中尊寺からは、ウォーキングなどで利用する遊歩道も整備されています。
2007年5/4(金)、この道を歩いていたら、アスファルト道路の端の
方に「スミレ(菫)」が咲いていました。






スミレ(菫)スミレ科 スミレ属 Viola mandshurica
海岸から山地まで、日当たりの良い草地や道ばたなどに生える多
年草で、個体変異が多い。根は褐色だが、新しい根は白色。冬芽は
スミレの仲間では小さく、乾燥にもよく耐える。
葉が根もとから立ち上がるように伸び、葉と葉柄のところで少しく
びれており、葉柄に広い翼があるのが特徴。葉は毛のあるものから
無毛のものまで変化が多く、長さは2~10cm、ふつう長楕円状披針形
で先は丸い。花の後出る葉は三角状披針形で大きい。
花期は4~5月。花は直径1~2.5cmでふつう濃紫色だが、変異が多い。
下側の花びらだけが白く浮き出ている。上の花びら2枚を上弁といい、
左右2枚の花びらは側弁、下側につく白い部分のある花びらは唇弁(
しんべん)という。花の後ろに尻尾のような「距(きょ)」と呼ばれ
るものがある。中で蜜を分泌している。距は円筒形で紫色を帯びる。
距のそばに萼が5枚。側弁の基部はふつう有毛。
「スミレ」の白花品もあり「シロガネスミレ」と呼ばれる。
「シロスミレ」は別種で、山地の湿った所に生え、距が短いので区別で
きるとのこと。分布:北海道~九州、朝鮮、中国、ウスリーなど。
殖やし方:実生、株分け、根伏せ。
スミレは万葉の時代から日本人に親しまれてきた野の花で、古くは
食用にされたという。スミレの仲間は世界に約450種あるといわれ、そ
のうち60種ほどが日本に自生し、日本スミレと総称して趣味的に栽培も
される。
「スミレ色」といえば紫色で、単に「スミレ(菫)」と呼ばれるこの
スミレの濃い紫色を指すという。
名前の由来は諸説あるが、正倉院の御物に大工の墨入れ壺(奈良時代)
があり、その一部はスミレの距[尻尾のような器官]に似ることから「ス
ミレ」の名前がついたという説が定説。