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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ケヤマハンノキ(毛山榛の木)

2008年04月12日 | Weblog
一関市東山町長坂のケヤマハンノキ(毛山榛の木)
 2008年3月30日







一関市東山町長坂字柴宿の住宅団地の近くに小高い丘があり、2基の
無線塔が建っています。JR大船渡線柴宿駅の近くですが、どこのも
のか確かめたことがありませんでした。NTTとSoft Bankのものでした。
NTTDoCoMo 東北 東山柴宿無線局の表示がありました。


もうひとつの方にはSoft Bankとだけ表示されていました。



この無線塔と住宅団地の間に取り残された形の狭い雑木林の縁に
ケヤマハンノキ(毛山榛の木)が紐のような花穂を垂れ下げていま
した。これは雄花だそうです。





「北上川学習交流館・あいぽーと」の自然観察会
 2007年2月24日





2007年2/24(土)、「北上川学習交流館・あいぽーと」(一関市狐禅寺
石ノ瀬155-81)の自然観察会(水辺にいる動植物を観察しよう・第4回)
が開催されました。
 あいぽーとのURL http://www.iport.jp

この観察会は、私も会員になっている「平泉メビウスの会」と共催の形
で行われたのですが、参加者は大人11名、子供2名の合計13名でした。
(詳しいことは、下記のWebサイトに記載されていますので、そちらに
アクセスしてください。
http://www.thr.mlit.go.jp/iwate/iport/taikenprogram/07/doushokubutu/dai4/moyou.htm

散策した磐井川の川原に沢山の花をつけた「ケヤマハンノキ(毛山榛の
木)」がありました。高さは5~6mほどでしたが、低い所に花がないため
アップで撮ることができませんでした。






ケヤマハンノキ(毛山榛の木)カバノキ科 ハンノキ属
 Alnus hirsuta
山野に生える落葉高木で、砂防用によく植えられている。高さは
20mぐらいになる。葉は有柄で互生し、ハンノキに比べて丸みが
あり、縁には欠刻状の鋸歯がある。葉身は長さ7~13㎝の広楕円形、
葉の裏面には黄褐色のビロード状の毛があるが、株によって毛の量
は変化が多い。
花期は4月ごろ。雄花序は長さ7~9㎝で2~4個垂れ下がる。雌花序
は雄花序より下に3~5個つく。果穂は卵状楕円形。
葉に毛が全くない変種を「ヤマハンノキ(山山榛の木)」という。
分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東北部。

ハンノキ(榛の木)カバノキ科 ハンノキ属 Alnus japonica
湿った所に多い落葉高木で、高さは10~20mになるという。
葉は互生し、長さ5~13cmの長楕円状卵形で、縁には浅い鋸歯がある。

花期は2~3月。雌雄同株で、葉が開く前に開花する。雄花は長さ4~
7cmのひものような穂になってつき、枝先から2~5個ずつ垂れ下がる。
雌花の穂は小さく、上向きにつく。
果穂は秋に熟し、翌年の花の頃も残っている。

田んぼの畦(あぜ)に植えて稲を干すのに利用する所もあるし、果
穂や樹皮は染料に使われる。分布:北海道~九州