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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

北上展勝地公園の枝垂れ桜「ヤエベニシダレ」

2008年04月25日 | Weblog
北上展勝地「一山園」の枝垂れ桜「ヤエベニシダレ」
 2008年4月22日









2008年4月22日(火)、北上市立花にある北上市立展勝地公園で開か
れている「北上展勝地さくらまつり」に行ってきました。
悠然と流れる北上川の河畔にある北上展勝地は、東北有数の桜の名所
として知られ、「さくら名所百選」「みちのく三大桜名所」に数えら
れています。展勝地レストハウスから珊瑚橋まで約2kmにわたる桜並木
の他にも、約150種の様々な桜が、展勝地公園内293haに1万本あると言
われ、4月中旬ごろに咲き始めるソメイヨシノから5月上旬のカスミザ
クラまで美しさを競います。
桜並木の中にある「一山園(いちざんえん)」にも枝垂桜の「ヤエベ
ニシダレ」が植えてあり、満開になっていました。




一山園&原敬句碑
珊瑚橋に近い児童公園から400m、レストハウス&バス専用駐車場内
から1500mほどの所に「きたかみ文学散歩・原敬句碑」が建っており、
下記の文章が記載されていました。
大正10年桜の名所展勝地をつくる際、当時総理大臣であった原敬か
ら格別の援助を受けた。その報恩のため、昭和37年秋に碑を設立し、
この一角を原敬の俳号をとって「一山園(いちざんえん)」と名づけた。







枝垂桜「ヤエベニシダレ」バラ科 サクラ(プルヌス)属
Prunus pendula f.plenorosea
 花は小輪、八重咲きで淡紅色。エドヒガンが枝垂れたものをシダレ
ザクラ(枝垂れ桜)という。

桜「エドヒガン」(江戸彼岸)

2008年04月25日 | Weblog

一関市青葉町のエドヒガン(江戸彼岸)
2008年4月15日





2008年4月15日(火)、一関市青葉町の青葉町児童公園にある桜が
花盛りでした。「エドヒガン(江戸彼岸)」ではないかと思います。






桜「エドヒガン(江戸彼岸)」バラ科 サクラ(プルヌス)属
Prunus pendula f.ascendens
このエドヒガンはイトザクラ(枝垂桜)の立性のもので、学名は枝垂
れ品のほうが先につけられたからとのこと。「ヒガンザクラ(彼岸桜)」
と呼ばれることがあるが正しくない。
岩手県では、種もみを播く頃に咲くので、「タネマキザクラ」とも呼ば
れる。ほかに「ウバヒガン」「アズマヒガン」などと呼ぶ地方もある。

山地に自生する落葉高木で、岩手県では平地、丘陵地に点々と見られ
る。幹は直立し、高さ15~20m、胸高直径50cm~1mほどになる。若い
枝には軟毛がある。樹皮は灰褐色で縦に割れ目が入る。

葉は柄があり互生する、葉身は5~10cmの長楕円形から狭倒卵形で先は
尾状に尖る。基部はくさび形で、縁には二重の鋸歯がある。表面は軟毛
が散生し、裏面は脈に沿って毛が多い。

花は関東では3月の彼岸ごろ(岩手県では4月)、ほかのサクラより早く
葉に先立って開く。1つの芽から2~5個出る。花は直径2.5~3cm(ソメ
イヨシノより少し小さい)で淡紅色、まれに白色。萼は紅紫色で、萼筒
が丸く壺形に膨れているのが特徴。

和名は、春の彼岸の頃に花が咲き、東京周辺に多く植えられていること
による。長生きのサクラとして有名で、山梨県の山高神代桜、岐阜県根
尾谷の薄墨桜など、天然記念物に指定されている老木も多い。盛岡市内丸
の「石割桜」もエドヒガンで、国の天然記念物に指定されている。
分布:本州、四国、九州。花期:3~4月。
[以上、岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦編著)
ほかより]
平泉町の枝垂桜「エドヒガン(江戸彼岸)」
 2006年4月23日




2006年4/23(日)、平泉町公民館の近くで3分咲きぐらいになっている
シダレザクラ(枝垂桜)をみつけました。





イトザクラ(枝垂れ桜)/エドヒガン(江戸彼岸)
バラ科 サクラ(プルヌス)属
 Prunus pendula f.pendula
山地に自生する落葉高木で、高さは20mほどになる。樹皮は灰褐色色で縦に
割れ目が入る。葉は長さ5~10cmの長楕円形。

花期は3~4月。花は直径2.5~3cmで淡紅色~白色(ソメイヨシノよりやや小
さい。)萼筒が丸く壺形にふくれているのが特徴。

枝が長く枝垂れるものを「シダレザクラ(枝垂桜)」または「イトザクラ
(糸桜)」といい、花の色が濃いものや八重咲きのものがある。

 和名の「エドヒガン」は、春の彼岸の頃に花が咲くこと、江戸(現在の東
京)周辺に多く植えられていたことによるという。分布:本州~九州

カキドオシ(垣通し)

2008年04月25日 | Weblog
北上市展勝地公園のカキドオシ(垣通し)
 2008年4月22日





2008年4月22日(火)、北上市立花の「北上展勝地さくらまつり」に
行ったとき、桜並木を少しはずれて歩いてみたら、広い原野があり、
ツクシ(土筆)やナズナ(ペンペングサ)、カキドオシ(垣通し)な
どが沢山広がっていました。






奥州市衣川区白鳥城址のカキドオシ(垣通し)
 2006年4月23日





2006年4/23(日)、名所旧跡や埋蔵文化財が大好き人間のお供をして、
奥州市前沢区(旧・前沢町)にある白鳥城址に行ってきました。この
城址は北上川に架かる箱石橋の近くにあり、これから本格的な発掘が
おこなわれるようです。
城址には「オオイヌノフグリ」や「エゾエンゴサク」「ワサビ」「カ
キドオシ」などの花が真っ盛りでした。また、「ウバユリ」の群落もあ
りました。





カキトオシ(垣通し)シソ科 カキトオシ属
 Glechoma hederacea var.grandis
野原や林縁、畑のまわり、道ばたなどに生えている多年草。茎は花が
開花する頃には高さ5~25cmほどになり、開花最盛期までは直立してい
るが、花が終わる頃には横たわり、節から根を出しながら蔓のように這
って長く伸び、夏には1mあまりにもなる。
和名もこの蔓が垣根を通り抜けて延びて行くことからつけられたという。
茎や葉をもむと特有の匂いがする。

葉は対生し、幅2~3cmの腎臓状の円形で、長い柄があり、縁には鈍い鋸
歯がある。4~5月、葉のつけ根に淡紅紫色の唇形花を1~3個ずつつける。
花は長さ1.5~2.5cmで、下唇には濃紫色の斑点がある。

民間薬として利用され、夜泣きやひきつけなど、幼児の疳の虫をとるの
に使われたことから「カントリソウ(疳取草)」とも呼ばれる。
分布:北海道~九州