ザ・インド人の日本語ブログ

PRAYING FOR THE GOOD OF JAPAN !!!

日本・韓国の底力に驚いたアメリカの野球界

2006-03-16 | スポーツ
Baseball 2
今日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、準決勝進出をかけて日本が韓国と対戦する。日本は1次リーグでおしくも敗れたことと、その時の勝利で波に乗った韓国はまだWBCで負け知らずだというだけに、今日もとても見ごたえのある試合になるはずです。

日本対アメリカの試合はいわゆる「疑惑の判定」で大いに話題になりました。世界中から疑問の声があった中で、それをもっとも痛烈に批判したのはもちろん日本のマスメディアでした。それは妥当なことだと思いますが、もし「疑惑の判定」に泣いたのは日本チームじゃなかった場合にどのような報道がなされていただろうかということが少し気になりました。憶測に過ぎないが、その場合日本ではあんまり注目されなかったんじゃないかと思ってしまいます。

その判定自体はアメリカびいきだったとは言えないけど、あまりの常識の違いにおどろきました。まず、アメリカが参加する国際試合なのに審判はみんな基本的にアメリカ人というのはどうも考えられないこと。次に、メジャーリーグはこれほどたいへんな努力して開催しよとしているこの大会において、マイナーリーグの審判が多いこと。そしてなにより、いまだに野球では「ビデオ判定」などの技術を有効使用することに対して決着がつかないこと。

審判の権威は絶対だからビデオ判定などは使用したくないという言い分もわかりますが、メディアに何百回もスローで映像が流れるのに、審判だけが一回で判断しなきゃいけないというのは、かえってその権威をむしばむ場合もあるのではないか。人間は間違いをするものだという前提で、例えば一試合に2回~3回に限ってビデオ判定を使えるとか、タッチアップや捕殺のように直接点に結び付く場面に限ってビデオ判定を使用しても良いとか、技術を使用しすぎない程度で解決できる問題だと思っています。そういう意味では、最近のクリケットにおけるビデオ判定の使い方が参考になるかもしれません。

話を戻すと、もしも例の試合で日本がアメリカに勝っていたら本当にたいへんなことになっていただろう。なぜなら、次の日に韓国がアメリカに圧勝したからです。野球でアジア最強の2国が、いきなりベースボールの母国にアベックで勝つということは誰も想像がつかなかったはずです。これも結局は過程の話になったけど、あの試合に負けたにも関わらず、日本と韓国は予想以上に強いという印象がアメリカの野球界に充分に与えられたことは事実です。メジャーリーグ公式HPの解説コラムのいずれもが、それを素直に認めています。

「野球のグローバル化のためにWBCを開催するんだというのは我々の主張だったが、予想以上にすでに野球がグローバル化し底辺拡大していることに気づかされた」というのは今のアメリカの胸中です。そういう意味でも今日の日韓戦が大きな意味を持つし、その結果によってベースボール発祥地のアメリカが準決勝に進めない確立が高くなるわけです。もしもそうなった場合、まだまだ課題がたくさなるとは言え、「野球のグローバル化」からすれば初のWBCが成功で終わったと言えるのではないだろうか。
Baseball Head


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶり! (pdindo)
2006-03-20 10:08:42
本当に久しぶりだ。元気にしていますか。ずいぶん会っていないね。こんど来る時にぜひ連絡ください!待っています。
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お久しぶり (はつき)
2006-03-17 21:33:12
覚えてますか?

サニーを調べていて、ここを発見しました!



今も金沢で頑張ってるの?

今度そっちに遊びに行ったら、一緒に飲みたいね~
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