現在真夏のオーストラリアで開催中の全豪オープンテニス大会で女子第1シードのマリア・シャラポワ選手が2時間51分にも及ぶ接戦を制し2回戦に進出した。対戦相手は世界ランキング62位のカミーユ・パンという選手だった。
40度を超える猛暑の中で、長時間の試合をしたシャラポワのことがテレビニュースで大きく取り上げられた。報道のほとんどの論調は、シャラポワがあまりの暑さのためいらいらして審判にぐちを言ったのも、2セット目では思うように体が動かなくてプレーに集中ができなかったのも、試合後に医師の治療を受けることになったのも気の毒だったし、それでも格下相手に対して最後まで粘り強く戦って試合に勝ったから偉いという性格のものだった。今回日本のテレビ報道しか見ていないけど、他の国でも似たような報道だったかもしれない。でも、どうしてシャラポワだけがそんなに絶賛されるのか。
すなわち、全く同じ条件で戦った相手のパン選手についてどうしてどのチャンネルも一言も述べないのかということだ。僕に言わせると、むしろ世界ランキング62位の選手が、第1シード選手を相手に、40度を超える中、2時間半以上もすばらしい試合をしたことの方が大きく取り上げるべきであり、シャラポワに対して所詮あまり勝機のない状況での健闘を称えるべきではないか。
日本人でもないのにそこまでシャラポワびいきの報道がされるとどうも理解できない。メディアにはスターを作り出す作用があることは分かるけど、なにがなんでも同じ選手を称えるというようになればミーハーなスポーツ報道しかできないわけだ。まあ、ずるい考え方をすると、シャラポワのいわゆる美貌がメディアにとっては捨てがたいものなんだろうけど...
40度を超える猛暑の中で、長時間の試合をしたシャラポワのことがテレビニュースで大きく取り上げられた。報道のほとんどの論調は、シャラポワがあまりの暑さのためいらいらして審判にぐちを言ったのも、2セット目では思うように体が動かなくてプレーに集中ができなかったのも、試合後に医師の治療を受けることになったのも気の毒だったし、それでも格下相手に対して最後まで粘り強く戦って試合に勝ったから偉いという性格のものだった。今回日本のテレビ報道しか見ていないけど、他の国でも似たような報道だったかもしれない。でも、どうしてシャラポワだけがそんなに絶賛されるのか。
すなわち、全く同じ条件で戦った相手のパン選手についてどうしてどのチャンネルも一言も述べないのかということだ。僕に言わせると、むしろ世界ランキング62位の選手が、第1シード選手を相手に、40度を超える中、2時間半以上もすばらしい試合をしたことの方が大きく取り上げるべきであり、シャラポワに対して所詮あまり勝機のない状況での健闘を称えるべきではないか。
日本人でもないのにそこまでシャラポワびいきの報道がされるとどうも理解できない。メディアにはスターを作り出す作用があることは分かるけど、なにがなんでも同じ選手を称えるというようになればミーハーなスポーツ報道しかできないわけだ。まあ、ずるい考え方をすると、シャラポワのいわゆる美貌がメディアにとっては捨てがたいものなんだろうけど...