どうしたって宗教間の対立が耐えないこの世の中。
多宗教・多民族国家のインドも例外ではない。
特に、イスラム教徒に対するその他の人々の目が日に日に厳しさを増しているように思う。
まあ、世界中の宗教間問題にイスラム教徒が必ず絡んでいるのをみると、無理もないことか。
話変わって、先日、ヒンズー教の神 「クリシュナ」 の誕生祝いのお祭りが全国で盛大に行われた(はず)。
お祭りに際して若いクリシュナに扮したある男の子の写真が、次の日に新聞に掲載されているのを伝え聞いた。
両親がスクーターでお祭り会場 (もしくは学校?) に子どもを連れて行く途中の写真のようだった。
という説明だけを聞いて、一見何の変哲もない光景に思えた。
でも、写真を観たら話しが違った。
ヒンズー教の神に扮した男の子は実はイスラム教徒だった。
両親の格好がそのことを物語っていた。
宗教が違ったって、みんなの血の色が同じだよ。だから無駄に流しちゃだめ!
男の子の目がそう訴えていた。
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写真を見つめている僕が勝手にそう解釈したがっていた。
つい最近、アフガニスタンで働いてる友達(非ムスリム)とチャットしてたら、今ラマダーンだからオフィスで水も飲めなくて辛いと言っているのを聞いたら、インドも宗教的にめんどくさいことはいっぱいあるけど、異文化の混ぜ合わせである分、自分以外の異文化に対しても寛容で、なかなかいい国だと見直しつつある今日この頃。
ところで来週のラマダーン明けのEidに、うちらもお祭りに便乗しておいしいビリヤ二でも食べに行かないかい?
Eidのビリヤニなら、基本的にはノンベジになりますけど。