ザ・インド人の日本語ブログ

PRAYING FOR THE GOOD OF JAPAN !!!

一人は外国人監督として、一人は日本人野手として初めて極めた頂点!

2005-10-28 | スポーツ
Baseball 7

いやぁ、まいりました!...日本シリーズで見せ付けられたマリンズの強さに思わずその言葉がこぼれたのです。4戦目はともかく、最初の3戦はまったく試合にならないほどマリンズがタイガースを終始圧倒した感じがあります。いずれも途中まで接戦に見えたが、おそらくタイガースは有利にたつことは一度もなかったままシリーズが終わってしまいました。ボビー・バレンタイン氏が外国人監督として初めて日本のプロ野球の頂点に登りつめたわけですから、裏を返せばプロ野球の長い歴史の中で外国人監督という仕事がどんなに難しいものかが証明された気もします。交流戦の初代王者にかがやいたことに続いて日本シリーズを制したマリンズは名実ともに日本一になったシーズンでした。これからは千葉で長期の「バレンタイン政権」がはじまりそうな気配があるので、マリンズのさらなる成長が楽しみです。

一方、海の向こうでも井口選手が日本人野手として初めてワールドチャンピオンになりました。今シーズン当初からホワイト・ソックスが快進撃を続けたにもかかわらず、松井選手やイチロー選手ほどメディアに取り上げられることもなかったと思うが、ポストシーズンで話題を独り占めにして逆転できただろう。そして、ホワイト・ソックスのこの優勝は、去年のレッド・ソックスに続いて長い長い呪いから解放されたことを意味します。去年は、「バンビの呪い」が解けたなら、今年解けたのは「ブラック・ソックス事件の呪い」とも言えるだろうか。さらに、ヤンキーズやレッド・ソックスのような大金持ちではない球団がワールドシリーズ進出を決めたことがベースボール全体としても明るい話しではないかと思います。

MLBのワールドシリーズを制する次の日本人選手はだれになるだろうか。城島選手と松坂選手も来年その輪に入りそうな雰囲気なので注目度アップです。

日曜日にもかかわらず日本シリーズを中継しなかった民放のテレビ局にがっかり!

2005-10-24 | スポーツ
マリンズが2夜連続の二桁得点で圧勝し、日本シリーズが幕を開けました。セ・リーグを制してから1ヶ月もの時間が空いていたタイガースと対照的に、つい5日前までプレーオフを戦っていたマリンズに勢いも感じれば流れもあった気がします。2年前の日本シリーズでも、タイガースが福岡でまったく勝てなくて甲子園で3連勝しているだけに、明日からの巻き返しが楽しみです。

Thumbs Down土曜日の1戦目がテレビ中継されたし、昨日も当然同じだろうと思って試合を楽しみにしていました。スカッシュで汗を流してから、うちに帰って夕食でも作りながら野球を見ようと思って試合の時間にあわせて帰宅したが、どのチャンネルも野球中継をやっていませんでした。もしかしたらシーズン中の巨人戦と同じように、プレボールからではなく7時ごろから中継が始まるかなあと待っていましたが、それもなかったです。正直がっかりしました。元々パ・リーグの試合が民放で中継されることはそう多くないし、日本シリーズぐらい全試合を中継してくれるだろうという期待が裏切られた気がしてなりません。タイガース打線 Vs サブマリン渡辺の対決を見たかっただけに昨日のショックも大きかったです。関西で1戦目の視聴率が33%と高かったようだし、2戦目も地域限定で中継された所があるかと思いますが、なにか空しさだけが残った日曜日の夜となってしまいました。

「第2の巨大な死の波がやってくる」...パキスタン大地震への支援に不満を表明した国連事務総長

2005-10-21 | 社会
やはり心配していたことが現実味を帯びてきました。ヒマラヤ山脈の厳しい冬が到来間近なのに、地震被害に対する国際社会の緊急支援が目標を大きく下回っている現状に国連のアナン事務総長の不満を表明しました。現在300万人もの人が家を失っているようで、その多くが毛布やテントもなく非情な冬を迎えようとしているということです。前から思っていたことだが、むしろ地震発生時の被害よりもこれからの二次災害の方がずっと大きいのではないかと。昔、ソ連軍がアフガニスタンから撤退せざるを得なかった原因の一つは、ヒマラヤ山脈の厳しい冬に耐えられなかったとよくいわれています。それほど非情な冬のだけにこれからの対応が注目されます。それに、地震が発生した地域の多くがインドとパキスタンの間に問題となっている国境地域であるため、どちらの政府からも支援を受けることがない人々が多くいるのではないかということも懸念されています。ヘリコプタでしか支援物を届ける手段がない村が多いし、支援活動がスムーズに行うのもたいへんなことでしょう。

そんな中、自分がどのように支援することができるかと考えました。そうしたら、まず募金に協力することが可能だと思ったのです。なにか災害が発生するたびに、どのテレビ局も募金活動をしていて、電話一本で100円が寄付されるシステムがあります。しかし、それは携帯電話や、PHSや、公衆電話からかけられないようになっています。つまり、僕みたいに今携帯電話しか使っていない人がそれに協力できないということです。なぜ携帯電話から電話をかけるのを禁止されているのかよくわからないが、もちろんそれなりの理由があるだろう。ただし、なにか問題があるとしても現在の技術ではそれをクリアできるのではないかと思います。一人暮らししている学生や社会人で携帯電話しか使っていない人が多いと思うので、彼らがみんな募金に協力できたらどんなに大きな力になれるかを考えるべきではないだろうか。

待っていました、古田選手兼監督就任...来期のスワローズに期待大です!

2005-10-19 | スポーツ
ヤクルト・スワローズの古田選手が昨日選手兼監督として就任しました。プロ野球では実に29年ぶりのことですから、今の時代にこの二役をこなすのはどんなにたいへんなことなのかが想像に難くない。これまでも社会人野球を経てプロになった選手として数々の「初」を作ってきた古田選手は、この就任がもっとも似合う男ではないかと思います。

僕は2001年に日本で短期留学した際にシーズンを通して野球を見る機会がありました。それは、僕が初めて野球というスポーツに出会ったことにもなります。今考えると、そのことが再び留学するきっかけにもなったかもしれません。その2001年というと、スワローズがセ・リーグを制し、今なき近鉄バファローズをやぶって日本一に輝いたシーズンでした。そのおかげか、僕は初めて応援した野球チームがスワローズでした。中には、いつもメガネをかけてホームプレートの後ろにしゃがんで守備したり、いろんなサイン出したりするキャッチャーがなぜか気になりました。「そのキャッチャーに球場外のどこかでユニフォーム姿ではない時にもしばったり会ったら、とてもスポーツ選手だと思えないだろう。だが、野球をやっている姿がかっこいい」ということを考えながら、行きつけの喫茶店でナイター中継にくぎつけになっていた覚えがあります。つまり、僕は日本の野球で最初に好きになった選手が古田選手だったわけです。

今は当時よりも野球について少しわかってきましたが、スワローズをまだ応援しますし、古田選手のことももちろん好きです。だが、それだけで選手兼監督になったニュースがうれしいわけでないです。今年は、メディアでずっとさわがれているように、プロ野球改革元年なだけに、現場から野球を変えてくれるのではないかという古田選手への期待が大きいです。野球のテレビ中継が始まって以来、初めてのプレイング・マネージャーなわけだから、実際に試合でどのような采配をするのかがとても楽しみです。それとともに、「監督になったからといって選手側よりフロントに近づいたということでもなく、野球のためにならこれからも遠慮なく意見を述べていくつもりだ」と選手会長だったこれまでの姿勢も貫いてくれそうだから、「もの言う株主」にちなんで「もの言う監督」になるのではないかと思っています。「二役をこなしながらも、客観的にものごとを考える自信がある」という本人の言葉を信じて来期もスワローズを応援したいと思います!

「ぜったいにありかめない」...ソフトバンク・ホークスのズレータの言葉に表れた両チームのプレーぶり

2005-10-17 | スポーツ
「パナマ・オンガ・・・サムライ。ぜったいにありかめない」...パ・リーグのプレーオフ4戦目で2本のホームランを打ってホークスの勝利の貢献したズレータがヒーロ・インタービュウーで発した言葉です。「ありかめない」はさっそく「あきらめない」に訂正されたが、ズレータの顔が真剣そのものでした。ファンにもその気持ちが素直に伝わったようで大きな歓声があがりました。ズレータのその言葉に今年のプレーオフの雰囲気がそのまま反映されているような気がしました。

レギュラーシーズンの対戦成績が10勝10敗とまったく互角の戦いを演じたホークスとマリンズ。それにふさわしく、プレーオフでも白熱した試合が続いてこれまで2勝2敗。最初は、マリンズが勢いに乗ってそのまま勝ってしまいそうな感じだったが、3戦目にホークスが9回裏に4点差に追いつき、その後大逆転のさよなら勝ちをおさめました。その時に、去年のメジャー・リーグでヤンキーズに完全に追い込まれながら、大逆転でリーグ優勝を決めたレッド・ソックスのことを思い出しました。それと同じくこのプレーオフもあっさり終わることはないなあという気がしたのです。

いよいよ今日そのパ・リーグの覇者が決まります。これまでの4試合はどれも先制点をあげたチームが逆転負けを喫しています。どちらのピッチャーも安定しているし、打線はタイプが少々違う両チームが引けを取らない感じがあります。それだけに、今日の試合はまったく読めない感じだが、どちらがが勝ってもプレーオフにふさわしい素晴らしい試合を期待しています!マリンズが31年ぶりの優勝するのか、ホークスが去年の雪辱を果たして甲子園に向かうのか...どきどきしながらインターネットの動画で試合を楽しみたいと思います。

8万人超の命が奪われる恐れがあるパキスタン大地震の悲しい現状

2005-10-12 | 社会
パキスタン北部や印パ国境付近のカシミール地方を襲った大地震で犠牲になった人が4万人を超え、なおその数が倍ぐらい増えるのではないかという報道があります。その悲劇が去年のインド洋に起きたスマトラ沖地震と大津波に匹敵するものがあるとの声もあがっています。テレビでその悲惨な状況を見ていると言葉が出ません。

インド付近の南西アジアに自然災害が相次いでいます。去年のスマトラ沖地震をはじめ、今年のモンスーンに猛威を振るった大雨で多くの地域に洪水が発生しました。それらの対応に覆われている最中にこの大地震が起きたわけだから状況が悪化する一方だと思います。最近の自然災害がインド付近に限らず世界中大きな被害をもたらしています。日本でも大地震や台風による被害が相次いで出ているし、ヨーロッパに起きた大洪水や、アメリカを襲ったハリケーンなどを見ていたら、なにか災害が跡を絶つような気配がないような気がしてならないです。

日本の中越地方で起きた地震の後すばやい対応で仮設住宅が建設され、冬が到来する前に多くの人がそこに入ることができたと思います。今回の大地震で全滅された村や地域で同じような対応を急がなければ、カシミール地方の厳しい冬でさらに多くの命が危険にさらされる可能性があるので心配です。

今回の大地震が起きた地域が、インドとパキスタンの間60年近く続いている紛争の対象となっている国境付近です。これだけ長い間紛争が続くと発展も開発もなかなか進まない状況に陥ってしまい、少しずつみんなの希望が薄れていくわけです。不幸中の幸いと言ったら変ですが、この災害を機に両国が平和への新たなスタートを切ってほしいことは今の切実な願いです。自然にも、そしてその自然が起こす災害にも国境がないわけだから、こういう状況では復興に向けてみんなで力を合わせるしかないだろう。

人間の主観が入りがちな採点競技に付きまとう課題

2005-10-11 | スポーツ
国際体操連盟は、来年1月1日から「10点満点」の採点方法を満点を設けない方式に変更することを決定しました。去年のアテネ五輪での採点不手際に今回の変更の動機があったといいます。ただし、体操やフィギュア・スケートやシンクロナイズド・スイミングのように人間が採点する競技に対して普段ながら疑問に思うことが多々あります。速さや得点の多さなどで競われる競技は、やっている人と見ている人の両方にとってわかりやすいところがあります。それと違って、採点競技を見ていて結果に納得がいかない時がよくあります。今まで実際にやったことがなくて視聴者の立場でしか言えないが、それぞれのスポーツに必要なはっきりした技術を採点することはあまり問題がないとしても、美しさや表現力など主観が入りがちなものをどうして採点できるのかということです。

「美」の感覚は人や民族や地域独特のものがあります。競技で採点が高いことは必ずしもみんなに美しいと思われる必要はないです。それに、時代と供にその感覚が常に変化しています。なのに、なぜ何人かの審判にみんなの感覚を代表して採点をまかせるのかということを子供のころから理解できませんでした。テレビでシンクロやフィギュア・スケートを見ていたら、「足が細長くてきれいです」や「こういうスリムな体形が美しく見えますね」などを言う解説者がたまにいます。それを聞くとどうしても反論したくなるのです。この地球上、足が太い方が「美」とされている地域や民族あるかもしれないし、これらの採点競技の典型的とされる体形があまり好まれない地域もあるかもしれません。例えその地域や民族の人々が種目としてこれらの競技に参加することはないとしても、「美」や「表現」を固定したものとしてとらえることははたしていいのだろうか。そもそも、このような競技を採点して順位を決める必要があるかどうかを考えるべきことかもしれません。音楽のコンクールのように、金賞や銀賞を受賞する選手が複数いてもいいような制度にすればどうだろうか。

自分のこの意見がもっともだと思っているわけではないが、それだけ採点方法に対する異論が多いだろうということです。いつかみんなが納得できるような判断方法が作られることが待ち遠しいです。地球上に存在する「感覚」の多様性を考えると、そう望むことにも少し無理があるかもしれませんが。

プロ野球改革元年に「JFKコンビ」がMVP...そこまで思い切って考えることができるか

2005-10-03 | スポーツ
「一生のうちに3回優勝を見れたら死んでもいい」とファンの間に言われた阪神タイガースがこの3年間で2回も優勝を果たしました。その速さとチームの強さに回りのファンが少し戸惑っているぐらいです。2年前はぶっちぎりで優勝し、なんとなく星野前監督がもっとも目立ったシーズンでした。その時僕は日本にいたわけではないが、インターネットを通して十分にその熱気が伝わってきました。それと対照的に、今年は活躍した選手がもっとも注目を浴び、岡田監督の采配や色づけが適度の評価されたという印象があります。観客動員数が12九段で唯一300万人を突破したり、関西で試合の視聴率が平均15%と高かったり、他のどの球団が優勝するよりも経済効果が大きかったりと、タイガースが確実に「新球界の盟主」として歩みだしているとの見方が強いです。「新球界」というのも、今年はプロ野球改革元年といわれているならではのことです。

今年の優勝の立役者としてタイガースの多くの選手が名をつらねました。ホームラン・打率・打点の3部門すべてに上位にいる4番金本、打点の球団記録に並んでいる5番今岡、5年連続60盗塁という前代未聞の記録を持つ赤星、最年長で最多勝を狙う下柳、そして最多登板の日本記録を塗り替えた藤川とそのリストが長い。中にも、彼の存在がなくしては今年の優勝はなかったと言われている中継ぎ投手の藤川にものすごい注目が集まっています。4月に、清原の「○○○がついてんのか...」という批判のコメントをバネに、打者はほとんど手ガでないほどストレートを磨いて、見事な活躍で優勝に大きく貢献しました。中継ぎ投手として初のMVP選手が誕生するかという話題で盛り上がっていますが、さっきの選手の中から誰か一人をMVPとして選ぶなら藤川がもっともふさわしいと僕も思っています。

ただし、今年のタイガースを見てMVP賞に対して一つ疑問に思ったことがあります。本来、MVPは「Most Valuable Player」の略です。しかし、現在のプロ野球ではなにも一人の選手に限ってMVP賞を送る必要はないと思います。昔と違って、選手それぞれにはっきりした役割が分担されていて、チームの総合力で戦うことが基本となっています。例えば、先発投手の完投が減り、先発・中継ぎ・抑えのパターンをしっかりしているチームが有利なことは今のタイガースやドラゴンズを見てわかることです。逆に、そのパターンが確立できなかった巨人は大きく負け越しています。

今季のタイガースは、6回で試合をリードしている場合に、72勝3敗1分という驚異的な成績を収めています。その成績を作ったのはウィリアムス、藤川、久保田のJFKコンビです。つまり、シーズンの半分以上の試合で、6回以降ぴしゃりと相手チームを抑えたことで初めて優勝への道が開いたと思います。それを考えると、藤川が一人でMVPを受賞するのももちろんすばらしいことだが、これまでの固定観念を捨ててこの「JFKコンビ」をMVPにしてはどうだろうか。その際、MVPを「Most Valuable Players」に変えるだけのことです。

プロ野球改革元年を機に、これぐらい思い切った斬新なことを考える必要があり、それが野球をもっと盛り上がることになると思います。MVPを選出する方々にこの声が届くことはおそらくないだろうが、もし届くのであればぜひ訴えてみたいところです。