ザ・インド人の日本語ブログ

PRAYING FOR THE GOOD OF JAPAN !!!

父よりたくましく見えた娘...鈴木宗雄氏の衆議院選挙

2005-09-16 | 日本
「郵政解散」で突然決まった衆議院選挙が、小泉自民党の歴史的な圧勝で幕を閉じまた。よくさわがれているが、まさに「小泉劇場」でした。脚本から主演まですべての役割をはたした小泉総理の手がけた通りのシナリオになったといえるだろう。その圧勝ぶりにみんなあぜんとしているような気がします。選挙中に、そして選挙が終わった今も、飛び交っているさまざまな言葉を、メディアが一生懸命に分析しようとし圧勝の原因を探っています。「郵政解散」という小泉総理が自ら出したキーワードを初め、メディアが作った「マドンナ刺客」もあれば、総理の演説のうまさがきっかけで「ワン・フレーズ・ポリティックス」や「言葉政治」や「サウンド・バイト」などと言葉のリストが長いです。けっきょく、政策うんぬんよりも小泉総理のオーラとその演説に惹かれて自民党に投票した人が多いといわれているように、人の心を引き付ける言葉の力はすさまじものだと改めて感じた選挙でした。

そんな中、マドンナ刺客やホリエモンが送り出された選挙区ほどメディアに注目されなかったが、北海道で鈴木宗雄氏が復活をかけて選挙にのぞみました。歌手の松山千春氏が親友でいつも応援に駆けつけることを知っていましたが、選挙活動に関する情報はそれぐらいしかなかったです。しかし、当選して再び衆議院になった鈴木氏の復活選挙がメディアに大きく報じられました。そこに一生懸命に父の応援をしている娘の姿がありました。留学先から一時帰国し、選挙期間中父よりも活発に働き、応援を呼びかけた娘の姿に北海道の多くの人が感心したにちがいありません。最初はおとなしく父をサポートしていた彼女が、いつのまにか選挙活動になくてはならない存在になっていました。鈴木氏自らも言っているように、娘の支えなしでは今回の勝利はなかったと言っていいかもしれません。「選挙期間中、唯一ないてしまったのは応援に駆けつけた松山千春氏のアカペラを聞いた時だ」と言っていたように、涙もろい父と対照的にしっかりしているな娘がとても印象的でした。

政治家として鈴木氏に対する見方や評価がいろいろあると思うし、今回の選挙出馬に対して異論もあるが、一人の父としてなにより幸せな時間だったのではないかとつくづく感じました。世の中の多くのお父さんたちにうらやましがられただろう。いとしい娘に支えられた父といとしい父親をこれほど積極的に支えてあげることができた娘、、、二人とも今心の底から幸せを感じているだろう!

選挙に対する高い関心...どれだけ投票率につながるか楽しみ!

2005-09-08 | 日本
珍しくと言ったら失礼かもしれませんが、今回の衆議院選挙に対する関心はとても高い人が周りに急増しているような気がしました。それは、普段は政治にあまり興味を示さない若い人が自分なりに政治について考え、理解できる範囲のことを解釈しようとしているようにみえたからです。この前、飲み会の場でどんな話しでヒートアップするのかと思ったら、「次は政権交代があるのか」ということでした。「こんなことについてこいつらが話しているのを聞いたことがないなあ」と思ってびっくりしました。僕の周りに限らず、どのメディアの世論調査を見ても関心の高まりが伺えるし、一般的にそういう雰囲気ができつつあるように思います。

以前より多くの若者が政治に目を向けるようになったとすれば、突然決まった今回の選挙の意義や是非はともかく、一つ大きな効果といえるかもしれません。今朝の特ダネで、東京・山手線の各駅で調査したらその効果があらわになったとのことでした。中にも、「普段は無口なおやじが、選挙について聞くと永遠としゃべりつづけた」というコメントが印象的でした。政治が人との会話のきっかけになるような話題にあり続ければ、国としてプラスになるはずだと思ったのです。

しかし関心がある一方、いろんな人の話しを聞いていると、今回迷っている人もかなり多いのではないかと感じました。その理由として、「自民党と民主党のカラーがなんとなくよく似ているから困る」というのが多かったです。僕は日本の政治に詳しいわけではないので、あまり堂々と意見を述べることはないが、残り三日でみんな自分の考えをどういうふうに整理するのかが気になります。

期日前投票も前回より1.6倍多くなされたと報道されているし、9月4までそれを済ませた人が201万人あまりだそうです。それも含めて前回の投票率を上回ることがまちがいないという見方が強いので、はたしてこの盛り上がりがどれだけ投票に結び付くのかとても楽しみです。

「なまり亭」...笑って楽しく方言バトル。最高におもしろい企画!

2005-09-05 | エンターテインメント
いつも通っているフィットネス・クラブは毎週水曜日が定休日です。普段はそこのお風呂やサウナに入るわけですが、水曜日は代わりに近くの温泉に行くことがあります。天然温泉で夜中の2時まで営業している所だから、深夜でも行けることはとても便利です。先週も水曜日の夜そこへ行きました。

サウナにあるテレビのチャンネルがTV朝日にセットされていてMatthew`s Best Hit TVという番組をやっていました。何回か見たことがあるが、欠かさず見るわけでもなく特に日にちを覚えていたわけでもないです。そんな中、先週たまたま番組の人気コーナー「なまり亭」のスペシャルをやっている時間にサウナに入りました。前からマシューTVの中でも「なまり亭」はすばらしい企画だと思っていましたが、改めてそれを感じたのです。

同じ日本語で統一されている日本では、標準語で話せばだいたい話が通じるわけです。それに、相手も方言を抑えてまで標準語で合わせてくれる場合が多く、あまり困ることはありません。なので、日本語(標準語)を知っていれば日本のどこでもある程度同じように暮らしていくことは可能だと思います。それは、州や地方によってまったく言語が違うインドで生まれ育った自分にとって不思議なぐらいです。多数の言語に多数の方言があるというインドの状況を考えるとその話はとてもまとまりません。

もちろん、日本でも田舎に行くとおじいさん・おばあさんが方言で話すことはぜんぜん理解できないこともあります。だが、それは日常生活の中でまれに経験する特集なケースです。周りの若い人で標準語の中にそれぞれの方言のなまりが入る人もたくさんいますが、僕に合わせてくれているからか、まったく理解できないことはそう多くないです。つまり、外国人にとって日本語は標準語に限るというイメージができやすいかもしれません。一切標準語をしゃべれなくて、ばりばりの関西弁とかでしゃべる外国人がたまにいたりしますが。

そんな、何事においてもなんとなく統一感を強く感じる日本のイメージに「なまり亭」のような企画が刺激を与えるわけです。例えば、先週のスペシャルで、田中れいなの福岡弁は語尾に「と」が付くことが多いという程度にわかったものの、柳葉敏郎が話す秋田弁は一切わからなかったです。秋田人同士の話を5分ぐらい聞いているとそのうちまったく日本語に聞こえなくなるんじゃないかと思いました。もちろんそれはどの地方の方言の場合も同じだろう。それをバラエティにして、楽しく笑いながらみんなに伝えてくれる「なまり亭」に、かってながら★5つを付けてしまいました。

それにしても、なぜ女の人が方言でしゃべるともっとかわいく見えてしまうのだろうか。もしかしてそれは僕だけなのか...そんなことはないと思います。