ザ・インド人の日本語ブログ

PRAYING FOR THE GOOD OF JAPAN !!!

古田スワローズを応援します!

2006-03-31 | スポーツ
Baseball 8
なんだかんだ忙しくて気がついたらもう三月が終りですね。時間が流れるのはおおそろしく早いです。3月末なのにこの2つ日間の雪を見て真冬に戻った感じがしたのですが。

WBCで日本の(まさかの)優勝に続いて、パ・リーグも開幕から観客動員数の記録を更新するなど確かに今日本の野球界が盛り上がっている感じがあります。もちろんプロ野球だけではなく、春の甲子園も相変わらず熱いです。そんな中、今日いよいよセ・リーグも開幕するわけです。

僕は野球のルールを知って、初めてシーズンを通してたくさん試合を見たのは2001年でした。そのことについて前にも書いたかもしれませんが、その年はたまたまヤクルト・スワローズが日本一になったし、メガネをかけてキャッチャーを務めるある選手にとても感心しました。そういう偶然なタイミングもあって、あの年以来スワローズの成績をいつも気になります。今年はそのメガネをかけるキャッチャーが選手兼任監督としてチームを率いるわけだから、応援したい気持ちが一層強いかもしれません。それは何も僕だけのことではなく、野球が好きな人だったら、どこのファンであろうか今年のスワローズが気になるところでしょう。二役を同時にこなすのは相当難しいことだと思うし、チームとしても厳しいシーズンになるかもしれないけど、やはり期待の方が大きいです。

今年から「F-Project」という名の下で神宮球場ではいろんな新しいファンサービスが行われるみたいです。その「F」とはFan、Fun、Full、とFurutaの4Fだそうですが、その通り満員の神宮球場で古田スワローズが楽しい且つ勝つ野球を見せてほしいです。そして今年こそ満員の神宮の中どこかで僕も傘ダンスを踊りたいと思います。
Wave

日本・韓国の底力に驚いたアメリカの野球界

2006-03-16 | スポーツ
Baseball 2
今日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、準決勝進出をかけて日本が韓国と対戦する。日本は1次リーグでおしくも敗れたことと、その時の勝利で波に乗った韓国はまだWBCで負け知らずだというだけに、今日もとても見ごたえのある試合になるはずです。

日本対アメリカの試合はいわゆる「疑惑の判定」で大いに話題になりました。世界中から疑問の声があった中で、それをもっとも痛烈に批判したのはもちろん日本のマスメディアでした。それは妥当なことだと思いますが、もし「疑惑の判定」に泣いたのは日本チームじゃなかった場合にどのような報道がなされていただろうかということが少し気になりました。憶測に過ぎないが、その場合日本ではあんまり注目されなかったんじゃないかと思ってしまいます。

その判定自体はアメリカびいきだったとは言えないけど、あまりの常識の違いにおどろきました。まず、アメリカが参加する国際試合なのに審判はみんな基本的にアメリカ人というのはどうも考えられないこと。次に、メジャーリーグはこれほどたいへんな努力して開催しよとしているこの大会において、マイナーリーグの審判が多いこと。そしてなにより、いまだに野球では「ビデオ判定」などの技術を有効使用することに対して決着がつかないこと。

審判の権威は絶対だからビデオ判定などは使用したくないという言い分もわかりますが、メディアに何百回もスローで映像が流れるのに、審判だけが一回で判断しなきゃいけないというのは、かえってその権威をむしばむ場合もあるのではないか。人間は間違いをするものだという前提で、例えば一試合に2回~3回に限ってビデオ判定を使えるとか、タッチアップや捕殺のように直接点に結び付く場面に限ってビデオ判定を使用しても良いとか、技術を使用しすぎない程度で解決できる問題だと思っています。そういう意味では、最近のクリケットにおけるビデオ判定の使い方が参考になるかもしれません。

話を戻すと、もしも例の試合で日本がアメリカに勝っていたら本当にたいへんなことになっていただろう。なぜなら、次の日に韓国がアメリカに圧勝したからです。野球でアジア最強の2国が、いきなりベースボールの母国にアベックで勝つということは誰も想像がつかなかったはずです。これも結局は過程の話になったけど、あの試合に負けたにも関わらず、日本と韓国は予想以上に強いという印象がアメリカの野球界に充分に与えられたことは事実です。メジャーリーグ公式HPの解説コラムのいずれもが、それを素直に認めています。

「野球のグローバル化のためにWBCを開催するんだというのは我々の主張だったが、予想以上にすでに野球がグローバル化し底辺拡大していることに気づかされた」というのは今のアメリカの胸中です。そういう意味でも今日の日韓戦が大きな意味を持つし、その結果によってベースボール発祥地のアメリカが準決勝に進めない確立が高くなるわけです。もしもそうなった場合、まだまだ課題がたくさなるとは言え、「野球のグローバル化」からすれば初のWBCが成功で終わったと言えるのではないだろうか。
Baseball Head

野球界を影で支えつづける職人さんの存在を改めて実感

2006-03-09 | スポーツ
Slugger 1Slugger 2
トリノオリンピックがきっかけとなって日本で人気急上昇中のカーリングの日本選手権昨日からはじまったが、かつてない盛り上がりを見せているそうです。「チーム青森」がアイドルグループ並みの人気で、彼女らをおっかける男たちの姿がメディアも大きく取り上げています。フィギュアスケートの世界ジュニア選手権に出場している浅田真央選手と韓国のキム・ユナ選手との競争がまた、ニュースとしておいしいものがあります。サッカーのチャンピオンズリーグでは、バルサはチェルシーに去年の雪辱したり、アーセナルを相手に何もできないままレアルマドリードが敗退したり、ユベントスは神がかり的とも言える勝ち方でベスト8に進んだりと本当におもしろくなってきました。一方、新しい試みであるWBCの一次リーグで日本は韓国にまさかの敗戦したと思ったら、海の向こうでカナダがアメリカを相手に金星をあげています。

スポーツがメディアで大きく取り上げられ、一流選手はスポットライトを浴びる中、それぞれのスポーツ界を影で支えつづける人たちのことをどうも忘れがちです。昨日、富山県の福光町にある某野球のバット工場におじゃました時にそれを痛感したからです。福光は、野球のバットを生産する日本で有数の場所として有名です。全国に九つぐらいしかないバット工場のうち五つも福光にあるそうです。福光地方のあぜ際で植えられていた「とねりこ」の木の弾力性がバット材料である「ホワイトアッシュ材」と似通っていたことがきっかけであり、彫刻や木地細工物に長けた職人も多いことからバット製作に拍車がかかったといいます。以来、80年余り「バットの福光」として福光地方に作られたバットは少年野球から草野球・プロなど多くの野球人に愛用されています。

見学させてもらった工場にいた職人さんの一人は、50年間バット製作一筋の方だと聞きました。その手でこれまで何万本のバットを作ってきたかはわからないが、まさに日本の野球界を長年支えた一人で、何か風格さえ感じました。野球に限らずどのスポーツにおいてもそういう職人さんの存在が大きくて、彼らの支えがあって初めて選手が快くプレーに集中することができるわけだし、我々がそのプレーに魅了されるわけです。もちろん、選手は彼らに対して常に感謝の気持ちを持ってプレーしているわけだが、我々観客もそのプレーに興奮する時に、それを影で実現可能にしてくれた人々に対する気持ちを少し持ってみてはどうでしょうか。