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ザ・インド人の日本語ブログ

PRAYING FOR THE GOOD OF JAPAN !!!

ほんとに発展途上?

2012-08-15 | インド

本日66回目の誕生日を迎えたのは、わが祖国のインドなのだ。

 

まあ、インダス文明の3-4千年の歴史の中で、現在の独立国家が誕生してから65年しか経っていないのだ。

 

それが今や、世界でもっとも発展が著しい国の一つとされるのだ。

いわゆる発展途上国の群れから一歩はみ出たかのように思われたりもするのだ。

 

それでも、発展しているのは人口の数パーセントしかないことを忘れちゃあかんのだ。

ほんとは、多くの人がまだまだ後退の一途をたどっていることを覚えておかなきゃいかんのだ。

 

他人の成功を見て、その人が憎いと思うんじゃなく、喜びを分かち合える社会にならなきゃあかんのだ。

それだ実現されようなら、おそらくほんとの発展途上になると思うのだ。

 

でも、今はまだそのことからは程遠い状況なのだ。

 

ただし、望みが消えたわけじゃないから、明日につなげることができるのだ。

 

まあ、とにかく、インドの明るい未来を一緒に願ってくれればありがたいのだ。

 

ガムサハムニダ。

コマプスムニダ。


第01回・社会人による日本語スピーチコンテスト

2012-05-21 | インド

そんな催しがインドのプネー市で行われた

面白い試みだと思った

 

遊びであろうが、キャリアを形成するためであろうが、外国語として日本語を学ぶ人がプネーには大勢いる

日本語がわかる親日派人口とすれば、インドで一、二を争うぐらいだと思う

 

でも、その多くの人が、日本関係の仕事に就いたがために、逆に日本語を楽しむ余裕をなくしちゃう気がする

 

取引先と日本語でコミュニケーションをとる必要があったり、

仕事の一環として様々な書類の和英翻訳や英和翻訳に携わったり、

出張でいらしたお客さんに町を案内し、飲みに連れて行ったり、

などなど、なんらかの形で仕事で日本語をこなすケースが多くなる

 

しかし、所詮、仕事は仕事である

よって、日本語も「仕事」になってしまい、純粋に言葉を堪能しようという意思が芽生えることもあんまりないのである

 

だから、上記のスピーチコンテストが有意義な試みだと考える

 

せっかく学んだ日本語について改めて考え、

それも日本語で考え、

自分の考えを相手にうまく伝えるように考える... 


それが、もしかしたら、日本語を再び楽しめるきっかけになる

 

結果として、

自分の母語で考え、

それを日本語に訳し、

その訳した日本語を通してコミュニケーションをとる...

 

そんな作業が自ずと減っていく

 


なんてね~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


珍しい催し

2011-11-15 | インド

 

現在訪印中なのは、落語家の桂歌蔵氏。

全国で行われているのは、歌蔵氏による落語公演。

日本語ではなくて、英語で。

  

その一環として、今日公演が予定されているのは、南西インドのプネー市。

 

  

日本にいても頻繁に足を運ぶことがない、落語公演。

それでも、昔、研究しようかと悩んだほど好きなのは、落語を含めた日本のお笑い文化。

 

悩んだ末、研究に選んだのは、スポーツの歴史。

でも、それはまったく別の話し。

 

とにかく、今日のブログは、落語公演の告知。

 

ちなみに、こちらは、歌蔵氏のブログ。

つづっておられるのは、訪印中の体験。

 

 

それだけ。


一筋の光明

2011-10-26 | インド

Festival of Lights

光の祭り

 

そう称される、インド最大のお祭り 「Diwali」 がやってきた

 

そこら中に灯される明りによって心が洗われる気がした

久々にブログのジャンルが 「うれしい○」 になった

 

みんなにとって落ち着きのある一年になるように願った

 

HAPPY DIWALI !!! 


もちろんの合格

2011-10-19 | インド

フクシマの事故を受けて、インド政府が国内に稼動している全原発のストレス・テストを命じていた

そして命令どおりにストレス・テストが行われた

結果はというと、全原発が安全性に問題がないとの捺印が押された

 

当たり前のことだった

というか、その他の結果がありえなかった

 

日本にだってストレス・テストが急がれている

電力会社が、なんとか来年3月までにストレス・テストを終えたいと思っている

もしそうなれば、日本でも全原発が安全性に問題がないとの捺印が押される

 

当たり前の結果である

というか、その他の結果がありえない

 

だって、原子力安全保安員が原発推進の経産省から切り離されるのは来年の4月からである

それまでにストレス・テストを行えば、間違いなく合格する

 

おそらくだが、インドも似たような体制で原発を稼動させている

だから、ストレス・テストにはもちろん合格したのである

 

 

厳しいストレス・テストだって受かっちゃんだから、インドの原発に、日本の原発に、

バンザイ!

バンザイ!!

バンザイ!!!


HAPPY DUSSEHRA!!!

2011-10-06 | インド

ヒンズー教の旧暦によれば、一年間において最高の大安といえる日が3日半ある

なぜ3日「半」なのかについては別の機会に説明する (よく知らないだけ?)

 

そういえば、「半」 が付くことで思い出したけど、印日間の時差が3時間半である

なぜ3時間「半」なのかについては別の機会に説明する (よく知らないだけ?)

 

まあ、とにかく、365日のうち、3日半は大安の中の大安みたいな日がある

それらの日には、どんなことでもなんの心配もなくどんどんやっていいと言われる

そのうちの一つが、今年は今日に当たる

旧暦による超大安なので、西暦としての今年は今日に当たるということである

 

で、今日の超大安は、Vijayadashmi、Dashahara、Dussehra などの名で知られる

「善が悪に勝つ日」 又は 「悲運が取り除かれる日」 ことを意味する

 

インドという国に存在する悪からすると、常にそういう日が必要としている運命にあると思っている

 

でも、今日はふと思ったことがある

日本の現状を鑑みると、今日の日を日本のためにあっても良いのである

 

33000万ものヒンズー教の神々が力を結集すれば、日本が今の困難を必ず乗り越えられる

とそんな希望的観測が頭をよぎったのである

 

それだけ

 

HAPPY DUSSEHRA!!!


信号機のつぶやき

2011-08-11 | インド

おいらは信号機たち!

ザ・インド人の地元であっちこっちの交差点で立っている。

そしてちょいっと高いところから町の交通事情を見守っている。

 

そんなおいらには、何年か前にある助っ人が付けられた。

そいつの名は秒数カウンター君。

その名のとおり、とても便利な機能を備えている。

信号が赤になった後、青くなるまでの秒数を教えてくれる。

(ちなみに、明らかな緑色の信号をどうして 「青信号」 と呼ぶのかなぁ...)

で、信号が青くなったら、再び赤くなるまでの秒数も教えてくれる。

というおいらの味方、秒数カウンター君なのだ。

 

そいつが付けられたことによって、常にせかせかしているこの町のライダーたちの心に少し余裕が出てくると思った。

でも、それどころではなかった。ドライバーたちが見事に期待を裏切ってくれた。

おいらに付いたカウンター君の目的を台無しにしてくれた。

 

信号が赤のとき、青くなるのを待ちきれずにいる彼らが、何度もブレーキとアクセルを同時に踏む癖を直せずにいた。

さらにいやなことに、赤信号の最中、カウンター君が残り10秒を切るや否やズルズルズルと前に進みだすようになった。

そして残り5秒を切ると、あたかも青信号に変わっているかのごとくスピードに乗るようになった。

おいらもカウンター君ももちろんがっかりした。

 

中には、信号が赤であるため、完全に青くなるまで頑なに待とうとするドライバもたまに目の当たりにした。

そういう正義感の強い人が、後ろで待たされちゃったドライバによってクラクションや罵声を浴びせられるのも目撃した。

そのとき、周りにちゃんと停まってくれている人が他に誰もいなければ、その人の心細さも察するところだった。

場合には後ろからのプレッシャーに負けてその人も車をほんの少し前に進めることもあった。

そうせざるを得ないことに対する無念さがその人の顔ににじみ出る光景も何度となく見てきた。

 

おいらからすると、交通事情に関しては十分な無法地帯になっているように感じた。

 

最近、この町に車やバイクを運転する日本人も多くなった。

ザ・インド人のような生粋なインド人でさえ耐え難い状況下、平然とバイクを乗り回す日本人を見かけるようになった。

そういう日本人の忍耐強さには感心するしかなかった。

 

信号機があるからそれに従う!...

この町には、そういう単純な規則を守るゆとりがちっとも感じ取れずに今日まで立たされてきた。

雨にも負けず。風にも負けず。 雪にも夏の暑さにも負けぬ。

(まあ、この町に雪は降らないが...)


誇示することかぁ~

2011-08-04 | インド

I AM PROUD TO OBEY ALL TRAFFIC RULES!

 

インドの地元でそんなステッカーを見かけた。

ある車に貼ってあった。

 

なぜ車の主が交通規則に従うことをわざわざ誇示するのかと疑問に思った。

 

例えば、

毎日歯を磨く。

毎日シャワーを浴びる。

それと同じ感覚で、毎日交通規則を守る。

 

当たり前にそうだと思ったそこのあなた、おそらく日本人だろう。

少なくとも僕の地元の人ではないだろう。

 

なぜなら、地元の人にとって、交通規則が破るために作られている。

僕はそうとしか思えなくなっている。

 

だからこそ、たまにああいうやつが現れる。

交通規則に従うことを誇示しやがる。

 

そんなのを見かけると、思い知らされる。

ここは日本じゃない、インドなのである。


チンさむロード

2011-07-20 | インド

行き先はせいぜい120キロの所だった。

車で向かえば一時間半、バスで行けば2時間ちょっとで着く町だった。

 

バスに乗ることになった。

チケットを買ってみると、最後部の座席が取れていた。

ちょいっとだけいやな感じがした。

 

バスがスムーズに走り出した。

市内じゃどっちみちスピードが出せないからなんてことなかった。

しばらくしたら片側2車線の幹線道路を走ることになった。

そこからが話しの本番だった。

 

あ、言い忘れたけど、この話しはインドでの最近のできごとだった。 

 

バスがスピードに乗るや否や、状況が一変した。

平坦に見えていた高速道路に、ゴルフ場同様のわずかなアンジュレーションが存在するように感じ始めた。

座席が後部に位置すればするほど、アンジュレーションを大きく感じるわけだった。

そんな状況下で、拙者は最後部の座席に着席しておった。

だから、1秒おきに体が宙に浮いていた。

1秒おきは大げさだけど、まあそんなところだった。

 

体が浮くたびに、宮川大輔を思い出した。

今この120キロの旅を収録すれば、 「チンさむロード」 を一年分は撮れると思った。

そうしたら宮川大輔の代わりにザ・インド人が採用されると妄想が膨らんだ。

ゲストとして誰を呼ぼうかなぁ、とそのリストの作成に取り掛かった。

 

楽しい白昼夢が佳境に差し掛かっていたところで、体が大きめに浮いてしまった。

そして着席の衝撃で目が覚めちゃった。

 

そんなこんなで旅も終わり、目的地にたどり着いた。

気づいたら、衝撃をくらいすぎてお腹が少々壊れ気味だった。

 

「チンさむロードのMC」 どころじゃなくなっていた...


アナログもいいところだっ~

2011-07-16 | インド

インド在住の日本人の友だちが言っていた。

Foreigners Registration Office (外国人登録事務所) を訪れたら、パソコンが一台もなかった。

全てが手書きの処理だった。

今この時代に手続きは完全にアナログだった。

 

それぐらいのことだと、普段なら 「インドはまだまだだから」 だけで話しを済ませられた。

 

でも今回はそうもいかなかった。

なんてったって、友だちが訪れた事務所がバンガロールにあった。

IT大国インドの中でもナンバーワンのIT都市と謳われるバンガロールだった。

そこの外国人登録事務所はアナログだってのはあきれかえっちゃった。

 

話を済ませるためにじゃなくて、本気で 「インドはまだまだだから」 と思った。

 

友だちよ、いろいろとご苦労さまでした!


恒例の...?

2011-07-14 | インド

皮肉極まりない。

  

あんなに極悪なことに対して 「恒例の」 なんて言っていては本当に皮肉極まりない。

でもそう言わざるを得ない状況になりつつある気がしてならない。

 

ムンバイ都内でまたもや連続爆弾テロがあったことはどうしても信じたくない。

でもそれは紛れもない事実であることはどうしたって否めない。

 

毎年のように 「あの」 宗教の過激派の過激な行動で大勢の罪なき人々をどうして犠牲にならなきゃいけない?

 

僕の日本語能力では、いやっ、僕が話せるどんな言語の能力でも、怒りを通り越した悲しみをうまく表現できない。

でも、僕が表現できなくたって、そこにある憎むべき現実が何一つ変わらない。

 

結局はテレビニュースの画面をただただ呆然と見つめるしか何も残らない。

無念極まりない。

 

ほんとに、無念極まりない。


INCREDIBLE INDIA

2011-06-18 | インド

インドをPRするCMのシリーズがある。

キャッチコピーは 「INCREDIBLE INDIA」 なのだ。

インドに対して 「Incredible」 は実にぴったりな単語だと思う。

「信じがたい」 とも訳せる一方で、「ほど素晴らしい」 とも訳せる。

 

理不尽な出来事が多すぎて信じがたい気持にもなれば、その魔法に魅せられることも多い。

そんな感じの国だから大勢の日本人がはまってしまうものだろうか?

 

そんなCMシリーズの一作はこちら。


1992年以降28人目

2011-06-12 | インド

何の人数だろうか?

 

見当がつくこともなかった。

でも今日知ることになった。

 

1992年以降、インドで殺害されたジャーナリストは今回で28人目だった。

「今回」 とは昨日のことだった。

石油マフィアなどの犯罪組織と政治とのしがらみについて長年取材していたムンバイ在住の男性記者が郊外で射殺された。

 

社会の役に立つ人間がまた一人無残な形でこの世からいなくなった。

24時間経ってもなお犯人について何の手がかりも得られていなかった。

反社会的勢力がまた勝った。

 

残ったのは無念さだけだった。


計画通電

2011-06-03 | インド

ご存知だろうか、「計画通電」 という言葉を?

 

知っているはずもないのだが。

僕が造った造語なんだから。

 

 

最近関東全域で騒がれたのは、「計画停電」。

でも、インドの実情を正確に表すと思うのは、「計画通電」。

 

それは、一日のうち10時間以上も、15時間以上も停電になっていて、残りの時間になんとか電気が通るという現状。

インドでは多くの田舎がその現状と日々向き合っている。

都会でさえ、まだまだ平気で計画停電が行われるというから、田舎となりゃ誰も見向きもしない。

 

だから思いついた、計画通電という言葉。

だって、何時から何時まで停電になるのかを覚えるよりも、何時から何時までの間に電気が通るのかを覚えていた方が楽だもの。

 

つまり、インドではそれだけ電力事情が深刻なのだ。

で、よりによって、その問題を解決する救世主はあれしかないと皆いうのだ。

そう、ザ・原子力発電なのだ。

 

インドは、向こう20年で、現在の14倍もの原子力発電能力を手に入れようと奮闘しているのだ。

フクシマが治まる気配がないのにその考えが一切変わっていないというのだ。

インド国内であっちこっち原発銀座が誕生するかもしれないのだ。

今このタイミングでは、なんとも皮肉なことなのだ。

 

こんなことは全て 「計画通電」 に起因しているのだ。

しつこいようだが、それは僕が造った造語なのだ。

それがなにか?


明けましておめでとうございます!

2011-04-04 | インド

なんでやねんっ~、というツッコミは無用なのだ。

なぜなら、今日はヒンズー教の太陽太陰暦によるお正月なのだ。

 

現代の生活リズムが西暦に基づいているため、どっちかというと儀式的な色合いが濃い日なのだ。

それでも、れっきとしたインドの本来のお正月なのだ。

 

この日に祈ることが一つだけなのだ。

日本にとっては明るい一年になることなのだ。