土曜日の 「世界一受けたい授業」 で世界中の児童労働の悲惨な真実を伝えるコーナーがあった。そこに、インドが児童労働に関してはたいへん大きな問題を抱えている現状が紹介された。
それは、インド国内ではずっと前から問題視されていることであり、社会問題としての注目度も高い。政府もただ手をこまねいているわけでもなく、様々な政策を講じて現状打破を図っている。しかし、それらの政策が充分に効果を発揮しているかといえば、まだまだ先の長い道のりです。
ただ、例の番組でも紹介されたように、児童労働撲滅活動が一定の成果を挙げつつあり、うん百万人の子どもが労働をやめて学校に通うようになっているというのだ。そして、それを可能にしている目玉政策は、無料学校給食プログラムというものだ。
結局のところ、貧しい子どもが学校に行かないで働かざるを得ないのは、または貧しい親が子どもに学校に行かせないで働かせるのは、毎日ごはんを食べたいことが目的なのだ。でも、そういう子どもたちが働いたって、腹いっぱいごはんを食べられないという実情がある。そこに目をつけてスタートしたのは無料学校給食プログラム。それによって、満足に食事ができるとあって親も喜んで子どもを学校に行かせるし、子ども好きであれ嫌いであれ勉強することになるから一石二鳥というわけ。
そのプログラムに、日本が大いに貢献できるチャンスがあるんじゃないかと思う。実は以前からそう思っている。
少し前のブログに、食料自給率が40%に過ぎないにもかかわらず、日本で生産した野菜や果物の約4割が規格外として廃棄されちゃうことへの不満を書いたことがある。もちろん、廃棄されないで、日本国内でその野菜や果物が消費されるならそれはそれでかまわない。ただし、見た目が悪いからどうしても破棄するというのなら、一つ提案があるのだ。
廃棄する予定の野菜をインドの無料学校給食プログラムに送ってはどうだ?
なにも腐りやすい野菜や果物を送る必要はない。でも、イモ類やニンジンのように比較的に長持ちするものを送っても良いんじゃないか。もちろん形がどうだって良いんだ。きれいな野菜を見たことがない子どもたちが、規格外のことなんかわかっちゃいないから。
それに、食べられるだけで感謝するであろう子どもたちのお腹に入れれば、廃棄を免れた野菜たちだって喜ぶような気がする。
違うのか?...............非現実的な提案なのか?...............な~んてことで頭がいっぱいの週末なのであった。
小さい子供達も何かできることをしてあげたいと感じたようです。学校給食援助は効果を上げているようなので、そこに向けて何か援助できるといいなと、私も感じました。
本当にそうですね!
もしそういうシステムがあったら
喜んで協力させて頂きたいです。