同級生の友人を失った
彼女が突然の心不全に見舞われた
30代前半の若者がなんの前触れもなくこの世を去った
近いうちに会おうと話しながらも、日常の忙しさによって会う時間をしばらく割けていなかった
でも、僕ってほんとにそんなに忙しかった?
なにをもって忙しいと思い込むようになっていた?
僕のいわゆる忙しさがそんなに大事なことだった?
それとも、つまらない意地を張るための口実に過ぎなかった?
今さら考えたって、時すでに遅かった
忙しさが、とっくに空しさに変わっていた
彼女のご冥福をお祈りいたします。
心底からそう思っていても、その言葉がただうつろに響いていた