夜、8時過ぎ、トルファンに到着。 時差はないのだが、北京と2時間のギャップ、まだまだ明るい。 バスを降りて、中国語が達者なO氏により阿衣古丽さんと打ち合わせた内容の再確認。 ホテルまで世話してくれるという事と、打合せのために今から迎えに来てくれる事になった。 そこで彼女は去っていった。
来た男(以下A男)といえば、でかい、人相の悪い、愛想がない、困った事に中国語が通じないと来た。 二人頭を抱え込んだ。 こいつで大丈夫かぁ~。 とりあえず食事に行く事に。 これまで中国人は愛想が悪いと思っていたが、ウイグル族は見た目、全員テロリスト風でその上を行くようだ。
いずれにしろ、現地の食事第一回目。 まともなレストラン
注文はラグメンとヤンロウ。
実は他にメニューは無かった。 注文している間に、友人と思われる、4~5人の仲間が加わり、テロリスト集団に取り囲まれる形。 彼らもしっかり注文した。 その中の1人(以下B男)は中国語を話し、少しだけ愛想もいい。 なるほど、A男でなくB男だったんだ。 そのB男と明日の観光地の確認を済ませた。
食べ終わった頃、更に今度は愛想がいい、C男が参加。 実はこのC男が本命だった。 またもや注文。 食べながら(彼が)再度の打合せ。 彼は愛想はいいが、しゃべりすぎ。 なぜか知らないが、彼の周りには人が集まってきて、1人で延々と話し続ける。 ホテルに早く行きたい。 既に打合せは二回やった。 彼らはウイグル語、私ら日本語、お互いには中国語。 もうめちゃくちゃの世界ながら、面白い情況。
なかなか席を立とうとしない。 時間をもてあました我々はレストランの外に出たのだが、既に暗く、街頭もまばら、不気味で眺めるに留めた。 O氏の再三の催促で、C男はやっと立ち上がった。 悪いやつじゃないようだが・・・・。 ところで、A男の車に乗せた我々の荷物はいずこ? A男は先に帰ってしまっていた。
C男の車に乗り込んだ(立派な新車)のだが、街頭のない、裏道、裏道を通る。 こんな所にホテルがあろうはずはない。 来たかぁ~・・・ O氏は念のために確認、『何処行くの?』 『お前達の荷物を取りに。』 そうだよね。 A男の家に行っていた。 でも、帰るなら最初から荷物は置いていけよな!
その間、C男は電話と、隣に乗せたB男としゃべりっぱなし。 ウイグル語でわからなかったのだが、ホテルも一応探していたらしい。 今頃かい? 彼曰く、今日は清命節でホテルがないとの事。 案内所に立ち寄るが、ない。 価格を上げても、ない。 早速初日より野宿か・・・・ トラブル歓迎の私なのだが、まさかいきなり来るとは。
C男あっさりと、『俺の家に来いよ』との事。 この情況、行くしかないのだが、いいのかなぁ~。 車中、O氏と、こんな車に乗っているし、豪華な家だろう。 奥さんは美人か? 子供は? など好き勝手。 気楽な二人である。
やや街灯がある一般居住区に入り込み、『ここだよ。 602号室』と言いながら部屋の鍵を渡された。 んっ? あなた様は? 俺は家に帰るよ。 そうなのね・・・・ 別宅だったようだ。
朝の写真だが、無論夜は不気味・・・・・
二人残され、階段を登るのだが、電灯も4階以上はついてなく、携帯電話の明かりで部屋までたどり着いた。
見た事もないような鍵でなかなか開かない。 ここでもすったもんだ。 やっと部屋に入ると意外にもまともだった。 三つのベットルームがあり、勝手に使えという事だろう。 二人ともシャワーをあきらめ、明日からの本番のために眠ることに。 私はソファーを選び、まずは無事に朝を迎えることを願うのみ。
部屋にはC男の写真
いきなりの展開。 こんな事をやっていいものか? 仕方なかったとはいえ、あまりにリスキーでは? ハプニング大歓迎の私だが・・・・
時差により遅い朝を何事も無く(?)迎え、二人でトルファンの朝を迎えたことの喜びを。 まずは初日クリアー。
9時に迎えに来て、朝食を一緒にとることになっていた。 旅する者にとっては朝は貴重な時間、焦る二人だが、C男はなかなか来ない。 電話もオフ。 こんな調子だ。 30分後、来たのは第4の男、D男。 またもや新人登場。 結局、彼と食事し、彼が案内してくれる事になった。 A男からはじまり、本目のC男にたどり着き、結局はD男。 A女も期待はずれ。 しかし、彼は愛想もよく、中国語も大丈夫なようでまずは安心。 いよいよ(やっと)観光がスタートする。
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気候が厳しいと聞いております。無論私は行ったことはありませんが。どうぞ体に注意されまして、愉しい旅を・・・。
まだ寒さに震える大連ですが、今日はこうして暖房の無い部屋でパソコンに向かっていても大丈夫なぐらいまでに気温は上がってきました、あと数日の我慢です。