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日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

やはり危険?

2010年12月02日 | 比較文化
緊張が続く朝鮮半島・・・というか、国境の島。 これは福岡~大連の飛行航路のほぼ真下。 福岡から飛び立つと韓国上空を通り、突然飛行機が傾き方向を左へ。 これから先は北朝鮮ということで、海上へ。 つまり、このあたりが問題の地点。

航空関係者の話を聞いた人の話では、(ややこしい)身内には『危ないから行かない(飛ばない)方がいい。』と言ってるとか。もちろんお客様には、『問題ありません。』 さもありなん。  私の飛行航路なんだが。


今日は、日本人、中国人の女性のお客様。 このお二人、女性の特徴を100%発揮する方々で、回転が速い(口の回転)。 実に元気。(笑)


夜遊びの話になった時・・・ 夜、街を歩く時(特に女性の場合)の“危険度”の違いがあるようだ。 日本人は、一部都会の危険な場所はあるとしても、ほぼ極楽トンボ  私自身も、大連、開発区・・・ さほど危険性は感じていない。 ただ、周りの中国人の忠告は そこまで言うか・・・と感じる時もあるほど。 つまり、外国人以上に中国人が“危険”と感じているようだ。 ましてや、狙われやすい日本人(小柄で、お金持ちと思われてる・・・)のくせにである。


これから、年末、続いて春節を向かえ、一年でも一番危険な時期。 大いに反省した次第。 そこで私の危険防止策を伝授。 

① 歩く時は、車道側を歩く。 怪しげな人物が近づいてきたら、車道に避難。 あるいは道を渡る。  

② タバコに火をつけおき、時々ちらつかせる。 歩くならその範囲内まで。

③ 寒くても、風が強くてもフードは使わない。(後ろの気配がわからない)

④ 万が一の場合(経験はないが)  絶対に抵抗しない。(必ずナイフを持っている)


そんな事より、タクシーを使うことだが。



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年が開けても忘年会

2010年12月01日 | 比較文化
早くも12月。 日本はクリスマス、忘年会とあわただしい時期を迎える。 

ここ大連では・・・
クリスマスといえども、ツリーとクリスマスソング程度で、プレゼント・・売り出し・・はないような気がする。 中国は旧暦のお正月で年末気分まではまだ少しある。 とはいえ、現在、大連に日系企業が4,000社近くあるが、日本式の忘年会も盛んに開かれるようになったそうだ。 お陰げで、私は大連の会社で忘年会、帰国して日本の会社で忘年会・・・


一方、中国の会社は全て12月決算と決められている。 それに、年が明けると中国の春節がまじかに控え、その前にひと仕事と、日本からの出張者も増える傾向にある。 出張者・・・・当然ながら夜の世界も賑わってくることだろう。


さらに年が明けると面白い現象が始まる。

中国の大晦日は今年は、旧暦の12月30日にあたる2月2日。例の大花火大会だ。お正月は2月3日となる。ではここで問題。 新暦の1月1日からこの2月3日までは、中国では“新年会”ですか? “忘年会”ですか? 


いずれにしろ、中国駐在者は忘年会の期間は日本の2倍となる。 “酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ~ という人もいる。 



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中国の家庭  大蔵大臣はどちら?

2010年11月30日 | 比較文化
金銭感覚にシビアーな中国人。恋愛期間中、結婚後は? 余計なお世話だが気になるところ。これまでも、結婚の条件等々紹介してきたが、今日は面白い情報を・・・・

中国の家庭では家計をどちらがしきるか?

大連ではなく、青島市のアンケート結果

「家計は妻が掌握」は3割。 「夫が管理」はゼロ・・・・(やはりそうきたか。)

以下ニュースより丸ごと拝借
『青島市の調査会社がこのほど行った家計についてのアンケートで、無作為に抽出した夫婦80組のうち、3割の家庭で妻が家計を掌握していることがわかった。地元紙・大衆網が伝えた。

 調査によると、家計を「妻が管理する」と答えたのが31%で、「夫が管理する」はゼロ、「夫婦共同で管理する」が50%、「AA制(毎月定額の生活費を払う以外は、それぞれが好きに使う)」は6%だった。

 AA制についての見方を問う質問では、12.5%が支持し、87.5%は反対だった。反対の理由は、夫婦間でのトラブルが起きやすいことや、女性は出産・子育てなどが出世や昇給に影響し夫婦間で収入格差が生まれる、などだった。

 財商人生理財顧問有限公司青島財富センターの董愛玲氏は「AA制は長期的で安定した家庭の発展には不向き。誰が家計を管理するか明確にするべきだ」と指摘した。』 


果たして日本はどうなのだろうか? 私は仕事で資金繰りも管理する身、帰ってまで厳しい資金繰りは見たくなく、結婚するや全面放棄。 でも日本の場合以外に多いのが夫の管理では? でも日本でAA制ってあまり聞かないのだが?

生活費以外それぞれが好きに・・・・う~っん まずないと思うのだが・・・・  でも、女性の結婚前に取得した個人資産はたぶん別管理。 やはり男が弱いか。 

中国の女性は実にたくましい。 それに加えて男性の活動資金を抑えられたら・・・ピストルと竹やりの世界。 かわいそうに。 後は働け~っ!

それでも結婚したい男性に対して、最近は結婚を望まない女性の増加傾向が・・・・???


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日本人は絶対にしないし出来ない

2010年11月29日 | 比較文化
事務所のブラインド、どんなタイプをつけてもすぐに壊れてしまう。ブラインドは消耗品だ。 まともな商品は見当たらない。

窓際族の私の席は夕方の陽射しがPCを直撃、仕事にならず、窓に新聞を貼り付けたりと四苦八苦。

最後の手段、やけくそで“すだれ”をぶら下げ、不要な時は巻き上げるようにしていた。個人的にはこれも中国らしく、現実的でいいと思うのだが・・・・お客様からみるとやはり見た目が悪い、再度交換することに。

今日のテーマはここから。
業者がすぐ壊れるであろうブラインドを持って工事にやって来た。その仕事にただただ呆れた。

スリッパのまま、布貼りの椅子に立って作業を始めた。これは結構慣れた風景。みんなそうだ。この無神経さは不思議でならない。靴でも平気でそうするのだ。

次に、ドリルでコンクリートに穴を開け始めたのだが・・・
さすがに、『やめろっ!』である。下には書類があり、パソコン、プリンターがある。全く構わず始めたのだ。せめて新聞でも広げろ。

彼らの仕事は取り付ける事。目的はそれだけ。 そうは言っても(今や口癖だ。)子供と同じ発想ではないか。

まだある。
取り替えた前のブラインドは事務所に散乱したまま。 『完了 走了・・・』である。民族係数が上がったとはいえ、さすがに驚いた。 まだこのレベルなのか。高層ビルは大丈夫か? なんか・・・情けない


うちの社員はどのレベルか心配になってくる。 ただ、常識だと思ってることは、気づいてもいないのであって、あえて指導もない。でもここから教えないとだめなのか? 気が遠くなる。


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おしとやかに着陸できるか?

2010年11月27日 | 比較文化
前日、未だ仮称の“お墓の会”の一部の方と食事した。今回のメンバーは大連のみならず、中国各地で仕事の経験がある方々。話の内容は、政治、経済、歴史、文化と飛びながら、皆さんさすがに詳しく、深い。 さすが・・・と感心するばかり。私は足元にも及ばない。

こんな私がこんなブログを書いていいものか・・・・ まぁ~日記だから
(諸先輩各位ご勘弁を)


話を聞きながら改めて感じたのは、この国は(面積が)でかすぎる、(人が)多すぎる。(全てが)雑すぎる。(変化が)急すぎる・・・・・ 


この国を統治するという事はとんでもない事だと改めて思う。 いつまでも足の引っ張り合いばかりする日本の政治屋さんとはレベルが違う世界だ。実に恥ずかしい。 自国のためより己の立場を守る事を優先する集団。 他国の批判をする権利もない気がするが・・・・


かつてどこも経験していない、先進国といえども参考となるお手本もない、巨体のままで展開する『社会主義市場経済』だ。 “~すぎる”ことは、当然調整されることであろうが、どのようにして、結果はどうなる? 全てがソフトランディング出来たら、操縦不能な飛行機を無事着陸させるようなもの。


いずれにしろ、中国を批判することができる他国があるのだろうか? この国が揺れたら、他国への影響は計り知れない。 生産拠点から販売市場へと各国の企業が寄りかかっている。

日本語にある、“おしとやか”“やさしい”というイメージは正確に中国語に直せないそうだ。 中国はYESかNOの明確な世界。 日本人の考えるおしとやかにやさしいソフトランディングなど想定もしていないと思う。空港に着陸しさえすれば大成功。



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認識の相違

2010年11月25日 | 比較文化
まず、些細なことだが・・・・今日のニュースから

中国も日本同様に個人所得税の源泉徴収制度がある。日本と違うのは年末調整はない、年収での計算にはなっていない。毎月納税すればそれは確定納税となる。高額所得者の確定申告なるものはあるようだ。

個人所得税の徴収はどこまで正確な運用が行われているかは甚だ疑問だ。正規の給料として払う分に限っては機能していると思うが、給与所得外を考えるとまずその何%が徴収されているのやら・・・・


源泉徴収業務は給料を払う企業にあり、その徴収手数料2%が支給される。(申請が必要)

問題はここから 「代理徴収弁法」第17条によると、
『受け取った手数料を源泉徴収費用として、または源泉徴収を適切に遂行する担当社員に対する奨励金として使用できる。』とある。何と、ご丁寧にその使い方まで、ましてや、担当者に払いなさいみたいな内容である。 これに勘違いする人は多いだろう。2%とはいえ、会社と個人では額が違う。  担当者はこれも職責上の特権と  会社によっては担当者がこっそり自分のものにする・・・こんな事例も数知れず。


この特権、購買担当者には無限大。 不正防止の手は尽くすものの、『領収書はいくらできりますか?』の世界。 どうしようもなく。これは購買担当者の特権と暗黙の了解がある社会なのだ。つまり、不正という意識がないのである。(もともとが・・・) 発注者もしかり、このあたりの監視体制は自ずと強まってくる。

写真は、領収書の普及を狙ったクジ付きの領収書。


中国人は全く興味がない事だろう。 金額を変えてもらえば、常にクジに当たったのと同じ事。

我が社はこれらの担当者は信頼できるベテラン社員のみ。 でも残念がら性悪説は欠かせない。


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『都市化率』  新たな見方が・・・・

2010年11月15日 | 比較文化
情報誌をみていたところ、反バブル的なデータを見つけた。 キーワードは『都市化率』。


農村人口と都市人口の比率のようだが、2009年 中国の都市化は急激に伸びてきたとはいえ、46.6% との事。 世界平均は50%前後というから、まだ余地があるという考えだ。

ただ、総数が13億人を越える国だから(面積も大きいが・・)、絶対数でいえば、単純には比較できないのでは? 


それにしても、確かにまだ余地がある。これからも都市部に人が集まってくるということだ。 身近でも、社員が結婚して親を田舎から呼び寄せるという話はよく聞く。 会社のすぐ近くで、数万人単位の新たな工場団地が開発されているが、当然そこで働く労働力は田舎より連れてくるであろう。


予測では、2020年の中国の都市化率は63%だそうだ。 1%を1千万人というから、さらに、1億6千4百万人が今でもごった返した都市部になだれ込んでくる。 どこに行っても人・人・人・・・・ やめてくれ~ これ以上巨大化したら、大気汚染、生活環境、道路事情・・・・ぞっとする。 失礼ながら、自己中心の国民性だ。(多い) 広い意味での共同生活は無理。  今すぐ、ごみの分別を始めないと・・・・わかっているんだろうか


いずれにしろ、この都市化率から見たら、マンションはまだまだ足りないという事になるのか? そうだろうか??  


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またしてもシャワー

2010年11月13日 | 比較文化
またしてもシャワー

以前も紹介した内容になってしまうが・・・・

私の会社は開発区ではなく、車で30分程の田舎の方にある。加えて、汚れる作業もあり、社員は毎日会社でシャワーを浴びて着替えて帰宅することになる。また、敷地内にある会社の寮で生活する者も多い。 例外?的に、昼休み、女性社員の中には、寒い日でもシャワーを浴びている人もいる。


この情況で、ボイラーが故障して修理に3日程掛かるという。どうしたものかという事になるのだが・・・

帰宅する人は我慢してもらって、寮生活者には銭湯までバスを出そう。(むろん風呂代も出す) と話してると、『自宅の人は?』と来た。 やはり来たか・・・・


自宅は風呂が・・・・(これは前回の話) ない人もいるのである。

でも、ない人といってもその家族はどの程度かは知らないが銭湯に行ってるはず・・・はず  ?  行ってると思う。 (確かに自信はない。)


どう考えても納得いかないのだが。会社が風呂の世話まですべきだろうか?

私も子供の時、風邪を引いても風呂に入ろうとする私に、母親からが言われたものだ。『風呂に入らんでも死にゃ~せん。』って


知らん。全員我慢してもらおう。結論はこれ。いかにも中国。またしても人民度がUPした。




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これもありなのか?

2010年11月01日 | 比較文化
仕事をしてると、時々面白い注文(問い合わせ)が舞い込む事がある。今回話しがあったのは、日本の国宝の修理に使用する部品。 まず、日本人ならみんな知っている建物だ。

まずここで考えて欲しい。
日本の会社とはいえ、私たちの工場は中国(大連)にある。 国宝であれば、部品といえども国内で作るべきではないのか? 気分的にも・・・・  これを受けたのは大手ゼネコンだそうだが、単価を下げるための手段で海外への発注? これは日本人として・・・・どうも納得がいかない。

結果は
中間に数社ではなく、たくさん入って、結局は高いものになりそうだ。 最初からその価格を提示したら、国内でも作る会社は当然あるはず。 一体何をやっているんだか。

商売をする上で、今や国境はないというものの、今回の話は日本人として引っかかるものがある。 中国人は? 新幹線はまねしてもそれはないと思う。 彼らは持つべき面子(プライド)は持っている。 

消耗品ならまだしも、日本の国宝だ。 日本人の宝として指定したものだ。 大手ゼネコンさんも少しはプライドを持って欲しいもの。 情けなくなった。 

日本の文化財が『中国産』にならないことを願うしかない。 



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暖房費にみる公平感

2010年10月21日 | 比較文化
大連は冬に向かって一直線。中国独特の表現で、『今年は千年に一度の寒さ』と言われている。これが10年でもぞっとするのだが、せいぜい2~3年ではと現時点では半信半疑・・・・いかにも中国らしい。

大連の都市暖房は毎年11月15日を基準日としてスタートする。期間は翌年3月まで。暖房がスタートするまでの期間一番寒い思いをする。暖房費はあくまでも個人払い。ただ、会社は70%(?)以上の補助が義務付けられており、結局は会社負担となる。 各社規定があり、面積の上限、補助率、支払い方法等を定め、社員に支払うことになる。 

いつも思うのだが、この暖房費、国民に公平か?? 
まず、レベル以上の人は広い部屋で暖房費も高いはず・・・(会社は上限を設けているが)余裕がある人、自分たちの都合により広い部屋を購入した人に会社が従わなければならないのか? それと、都市暖房が届いていない田舎の人は? 

会社に支払義務があるのは悪までも都市暖房。暖房費そのものではない。都市暖房費を確実に回収(支払わせる)ため、会社に補助を強制している。つまり田舎の人の暖房費はその範囲外、『俺は知らん』となる。 会社は同じ社員間でそうもいかないので、田舎の人にも会社規定で対応するのだが、やはり大きな不公平は残るのだ。

今年の暖房費が発表になった。実際の暖房費は、昨年は 23元/㎡  今年は 28元/㎡  やはり値上がりだ。 ここからが・・・・いい加減にしてくれの内容。 “今年の1月に遡って・・・・” ???  どうやって遡るのだろうか? その期間の暖房費は、昨年11月までに各人支払い済み。もちろん暖房も完了している。 差額を今年払えということか? みんな同じ場所に住んでいるはずもない。引越しもしただろう。どう回収するのか? 誰が払う?? 払う人、払わない人・・・会社は払っても個人が払うとは思えない。




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中年女性にヌード撮影

2010年10月18日 | 比較文化
中年女性にヌード撮影が人気  1冊2万元の高級版も−青島市

驚きのニュース

中国山東省青島市の写真館ではヌード撮影が人気となっており、カメラマンは国慶節の連休中、休日が取れないほどだった。撮影を依頼するのは多くが30〜40歳の女性で、体型が衰える前に記念として撮影を望んでいる。青島新聞網が伝えた。

高い技術と秘密保持が求められるヌード写真は、比較的高額に設定されている。最も高価な場合、写真集1冊撮影で2万3800元。カメラマンはアシスタントなしで全作業を行い、照明や細心の気配りで、芸術性的な美しい写真を撮影するという。
 
ある34歳の女性は、ネット上で同年代の女性が撮影したヌード写真を目にし、興味持ったという。 彼女は結婚して子どももいるが、彼女の夫は「老後に車椅子に乗って二人で一緒に見よう」と冗談交じりに同意し、撮影にも立ち会ったという。(時事)

確かに中国では未婚女性は自らの写真集を結構持っているようだ。 見たこともあるが、それがプロ顔負け・・・・  正直、呆れた その写真はQQ(ブログ)にUPしたり、友達と見せ合ったり・・・

それにしても・・・・まだやるか 誰が見るのだろうか? 余計なお世話か。

自信過剰  虚栄心の塊 



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すれ違い・違和感

2010年10月13日 | 比較文化
文化の相違が日常生活でストレス化・・・ やむを得ないとは言え、気づいた時にはすれ違いや、相手が言うことに違和感をもつ。 違いが目で見えればいいのだが、“感覚”とか、“考え方”とかの違いというのは、相互に“意外・・!”という形で現れるもの。 むろんそこには予測は成り立たない。 地道な経験や、自ら民族係数(中国人化)を上げていくしかないのである。

慣れてきたとはいえ、仕事に関するその部分はいつまでたっても頭が痛い。 会社でなく、自分の都合で仕事する姿勢は、やはり目先の教育では無理なようだ。最終的には“文化の違い”にたどり着くような気がする。


主張はするが責任を感じていない。 自分の仕事と勝手に囲い込み、他の介入を極端に嫌う。 手の内を見せない・・・・というか、報告資料は出すものの、その分析資料はひた隠す。 『あなたはわかってない。』 『私がいないと困るよ。』とでも言いたいのか?


私は中国人は勉強もしているし、個々の能力は高いと思っている。ただ、それが会社の仕事となると《自己保身》?が働き、大きくレベルダウンする。自分のサイドビジネスであれば大いにその才能を発揮していることだろう。


日本式経営、組織をこのような国民性の人に押し付けている。 最近、それはただただ遠回りをしているような気がしてならない。実際、中国人の人気企業は欧米系だ。日系企業は日本語を話す人以外、人気が落ちている。 そうは言っても、現地化なり、欧米式人事の導入は、なかなか日本人には難しいようだ。 


今朝の車の中での話し
「日本人の常識」は正しいと日本人は思っているが、絶対的な人口の差からみて、多数決では「中国人の常識」が「世界の常識」だ。 はたしてそうなるだろうか?? 大いに疑問は残る。



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中国の結婚・住宅事情

2010年10月11日 | 比較文化
社員から『所得証明書』の発行依頼があった。家(一戸建てではない。全てマンション)を買うので借金すると言う。 彼らは住宅積立金(会社と個人で毎月積み立てる)があり、これと銀行の借入という組み合わせが一般的な資金調達。(親の支援は別として)

以前も紹介したように、中国で結婚しようと思えば、男たるもの住宅は事前に買っておかねばならない。ある意味、女性から見ると至極当然、必須条件だ。 家がないと結婚はできない・・・・と言える。

そうは言っても、20代の若者が・・・・である。簡単な話ではない。 我々は気軽に、『そろそろ結婚したら・・・』と言ってしまうのだが、『家は買えませんよ。』と返事。気持ちではない、相手ではない・・・お金の問題なのだ。

ちなみに、いかほどか? 年々高騰しているのだが、大連開発区では、すでに、平米当たり1万元(約125,000円)はかるく超える。 (2年前、上の下クラスで、6,500元だったと記憶するが) 田舎でも 7千元前後だろうか。 これには内装費は一切入ってない。打ちっぱなしのスペース。 最低賃金900元の実態の中でこれだ。 このまま、住宅の高騰が続けば、若者は結婚できなくなるのだ。一部の富裕者層の投機ですむ話ではない。

アンケートによると、やはりというか、全額ではないが、親が支援、中には買ってくれたというのが85%ほど。ある意味当たり前(若者が簡単には買えない)だが、そうなると一人っ子と言えども、親も大変だ。


男としてかわいそうな現実であるが、女性はいたってシビア。 私の結婚には、私の家族、親族の生活が懸かっていると・・・・ それに対してある日本人は言う、『愛情はないのか・・・』

中国人の若者は、積極的に残業を要求する。 それは直接的にはお金であるが、その先、ではない、すぐ目の前に住宅、結婚までつながっている。彼女は待っているのだ。何も、遊ぶお金ではない。 

当然ながら『お金』にシビアになってくる。 若者と言えども金銭感覚は明らかに日本人とは異なる。

ここから問題
では、亭主が抱えた借金は? 女性だって財テクで独自で住宅を持ってる人は多い。それは? ここが中国なのだ。 相手には関係ない。 中国は夫婦であっても別姓、資産、負債も別管理だ。  こうなると  結婚って何だろう? 


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いい迷惑・・・・

2010年10月04日 | 比較文化
国慶節の連休も後わずか。と言っても私は明日から仕事に入る。その間4日。初日は晴れたが、2日は小雨となり、夜は雷・・・・  風も出て、冷え込んだ。 3日もまた小雨だ。 外に出る気にもならず、ひたすらDVD。完璧な“お宅”となった。 考えてみたら、その間、家族に電話と仕事の電話のみ 無駄な時間を過ごしてしまったか・・・・ 

家庭教師の先生が戻ってきたというメール・・・戻ってきたら連絡をとお願いしていた。少しは勉強でもと・・・(予定は)お願いして来てもらった。4日目にして人と話が・・・(笑)

先生曰く、「大丈夫ですか? 今日本と中国がおかしくなってますよね。」 大連は大丈夫と、の~てんきな返事をしたところ・・・・彼女たちはネット上でいじめにあってるとの事。 「どうして日本語を勉強するのか・ お前たちは中国人だろう。愛国心はないのか・・・」 だって

どこにも馬鹿がいるものだ。 でも迷惑な話。

さらに、「福岡で、日本人が中国人観光客を取り囲んで避難した・・・」 これが事実かどうかは知らないが、「日本人はそんなことはしない。」と即答。デマだと・・・・

日本人はそんなはずはないと信じている。 が・・・・


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初めての  京劇

2010年09月28日 | 比較文化
国慶節のお祝い行事で行われる京劇のチケットを頂いた。これまで観たこともなく、出かけてみた。普段はTPOを気にしない中国人。だが、ネクタイ、スーツが多い。政府系主催と言うこともあるかもしれないが、ある意味、日本で言う“歌舞伎”的なものかと思えた。

会場は3階まであり、小さめながらも立派なホール。全席指定で、私の席は、1階の17列の4番。これも驚いた。 17列目まではいいが、まず1番がない。係りの人に案内してもらって気がついた。1番は舞台の中央。(一番いい場所)2はその隣。では3は? 1をはさんで反対側。ホールの右側は偶数。左側は奇数という並べ方。これでは初めての人は???

京劇・・・歌舞伎ではなかった。ミュージカルだった。あの独特の女性のカン高い歌声が・・・・すきっ腹に響いて仕方ない。

最初に登場した男性、あちゃ~っ 軍服だ ということは・・・・相手は日本じゃないか。よりによってこの時期に。回りは中国人だ。

でも、途中、日の丸を持った兵隊さんが横切った場面では、意外にも会場では笑いが・・・?? この反応は意外だった。

何幕かあったのだが、さすが中国人だ。はっきりしている。幕が閉まるたびに帰る人が続く。私も帰りたいのだが、なにせ中央の席。 3幕目、隣の5名の団体が帰るのを見て一緒に退場

現代京劇とあったが、ミュージカル風が現代なのかもしれない。演目は?? ちょっと・・・



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