Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

ポール・マッカートニーニューアルバム『KISS ON THE BOTTOM』

2012-02-07 21:50:25 | 私的ポール・マッカートニー史
ポール・マッカートニー通算23枚目(オリジナル・カバーあわせて。合ってますか?)のアルバム、『KISS ON THE BOTTOM』を入手いたしました

カバーアルバムとしては3枚目ですが、今回は1920年代から50年代にかけて発表された名曲のカバー集。新曲も2曲収録。
珍しく大人な落ち着いたアルバムと思ったら、まあそうなんだけど、とても感情がこもっている歌唱が印象的です。だいぶ衰えてきた声(ハードなロックにはきつい、という意味で)に合っている。この曲なら衰えどころか、味わいが深くて、ポールの歌のうまさがよくわかる。

このアルバムでは演奏は全くしておらず、歌に徹している。
ポールの共同作業者の1人、エルヴィス・コステロの妻、ダイアナ・クラールというジャズピアニストが率いるバンドをバックに歌っている。
なんでしょう、私には、ポールの自分へのご褒美とともとれる企画に思えます。この後ポロポロと匂わせている通り、壮絶なハードロック集を作るような気がして仕方がありません(もう出来あがっているのかも)。
でもいつものような息抜きではなくしっかり聴ける作品です(1回しか聴いたことないけど)。

だいたいポールの作品で名作と呼ばれるのは、○○・オン・ザ・▲▲とか、□□・イン・ザ
・××、とか、なんとか・オブ・なんとか、というタイトルのが多い。だから今回もいいタイトルだと思いました(笑)。

ちなみに、ここド田舎のレコードやでもしっかりこの作品と、リンゴ・スターの新譜『リンゴ2012』も置いてました。両方購入しました。恐るべしビートルズ。こんな田舎まで配送してくれるなら購入はもう義務というものです
リンゴのは相変わらず派手。歳に似合わず耳に痛い音を作る(笑)。ヴァーティカル・マン(98年)から好調なんだけど、どれも全部おんなじサウンドなんだよね。でも元気な様子が伝わってくるし、少しづつでも(今回は9曲で29分!)頻繁に新譜を出してくれるのは嬉しい。

今の時期に揃って新譜を出すということは、ビートルズデビューから50年を迎えるこの秋、何かが起こるような気がしてなりません。
大イベント系はこれまでにもないので、なんらかの作品にでも期待しよう。リマスター、デジタル配信を昨年までに済ませたのも何かがあるからかもしれない。

そんな大切な年ですが、なんとポールは来日を模索し、プロモーターに相談しているのだそうです。
これが本当なら、本当でなくても、もうこれに全てスケジュールを合わせなくてはならない。いやもうそのつもりです。11月は半月くらい休暇決定でしょうか!?。次の来日はどんなに白い目で見られようと全公演追っかけすると決めているのだ
↑あくまで妄想です。