ターコイズ別館・読書録

――図書館へ行こう。

102 国語のできる子どもを育てる 工藤順一

2010-04-17 06:45:41 | か行
 図書館より。講談社現代新書。

 対象読者は誰なのか。国語の先生か。きっとそうだろう。
 自分の子供が国語好きになってくれたら、と手に取ってみたが、どうもぴんと来ない。

*『コボちゃん』を文章化させるとよい訓練になる。理解していない子供は、見たものを追うだけで、どうしておもしろいのか説明できない。
*小学校高学年になり、一人で本を読めるようになったら、ファンタジーを読ませるとよい。
*「文章を読む能力」と「読解問題を解く能力」は違う。
*よい問題は、文章がわかるための道しるべになる問題のことである。

#バリー・サンダースは「本が死ぬところ暴力が生まれる――電子メディア時代における人間性の崩壊」(新曜社)という本で、アメリカの青少年に暴力が生まれている現状を「本が死ぬところ」と警告しています。

 この本自体が冗長になってしまった感があるのは残念なことである。

101 美しい絵本。 ペン編集部

2010-04-17 06:30:27 | は行
 図書館より。阪急コミュニケーションズ。

 絵本をアートとしてとらえた本。タイトルそのままであるが。世界の絵本が多く、見たことのある絵本を確認して楽しむ本ではない。

 気になったもの。
『なおみ』『あけるな』『ふしぎなナイフ』『幻灯サーカス』『うんちっち』
 滝平二郎の版画。新井良二。

#ブルーナは、画風にマティスの影響を認めている。