新潮文庫。
北朝鮮の偽ドル札疑惑に挑んだ、痛快小説。
見どころは三つ。
NHKワシントン支局長として、同時多発テロを11日間連続放送し続けた、ジャーナリストとしての情報のリアルさ。
日本外務省、米国FBI、英国MI6など、国の威信を賭けてののせめぎ合い。
篠笛、古美術、MGB、歌麿など、ハイソサエティの暮らしぶり。
とは言え主人公スティーブンが飛行機の隣り客から、USBメモリで機密を盗むところなんて、半分驚くやら半分呆れるやら。日本以外の国はなんでもやってくるのだろうなあと感心。さらに「こういうことをしているのです」と声高に主張できない内閣調査局(または類似の秘密部隊)に乾杯。
北朝鮮の偽ドル札疑惑に挑んだ、痛快小説。
見どころは三つ。
NHKワシントン支局長として、同時多発テロを11日間連続放送し続けた、ジャーナリストとしての情報のリアルさ。
日本外務省、米国FBI、英国MI6など、国の威信を賭けてののせめぎ合い。
篠笛、古美術、MGB、歌麿など、ハイソサエティの暮らしぶり。
とは言え主人公スティーブンが飛行機の隣り客から、USBメモリで機密を盗むところなんて、半分驚くやら半分呆れるやら。日本以外の国はなんでもやってくるのだろうなあと感心。さらに「こういうことをしているのです」と声高に主張できない内閣調査局(または類似の秘密部隊)に乾杯。