ターコイズ別館・読書録

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34 歴史的仮名遣い 築島裕

2007-08-17 20:23:11 | た行
 副題、その成立と特徴。中公新書。裕は、ひろし、と読む。

 史料の整理という意味では抜群である。年代順に、この史料ではA、この史料ではB、と丹念に並べている。

 ところが私レベルだと、昔の仮名遣いにはどういう特徴があるかわかっていない。あいうえおの代わりに、ハ行やゐ、ゑ、を、を使ったらしいということしかわからない。そういうガイダンス的機能は本書にはない。

 あくまでも知識がある人が、レファレンスとして引く本のようである。

 ドッグイアー。

#一般に歌の本文には漢語は用いられなかったが、詞書には、漢語の例も少なくなかった。

#(12~13ページは、まとめられないが、歴史的仮名遣いの基礎が語られている。)