京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間

2012-10-27 09:09:38 | 日記

今月3個目のテクノス。1960年代の製品。
長く使用出来た秘訣は裏蓋の防水機能が貢献している。

インゴットからの削りだしケースも貫禄が出てきます。

残念ながらカットガラスの在庫がないのでガラスの交換は出来ませんが高級時計として「テクノス」の面影が残るモデル。
今の中国生産をやめてスイス生産に切り替えたらもっと人気が出ると思う残念なメーカーです。

今日の「日経新聞」の一面のトップは中国での日本車生産数2割減。
コストカッター「カルロスゴーン」が日産の京都工場を見捨てて中国に拠点を切り替えた。
その結果、京都の南部地域は不況からなかなか立ち直れない。
財産を切り売りし、技術を海外へ流出させた経営者「カルロスゴーン」の日産。
国内の自動車メーカーは「トヨタ」と「ホンダ」だけで充分。

知人には「日産」アレルギーのひとが多い。
「カルロス」以前は秋田県と並んで日産のシェアーが高かった地域だけに裏切られた気分だそうです。
私も日産ブルーバード「スリーエス」に乗っていたことが悔やまれる。
最近の中国情報にも当然の結果と見て冷ややかです。

狭い京都の街なので自転車で充分。「電気自転車」だと京都市内は「ポルシェ」よりも早く目的地に着くことが多い。

2極文化の京都流「エコ」製品です。
時計の「テクノス」と同じように「ポルシェ」は愛用期間が長いクルマ。
本物のエコ対象にしたい。


「人生教習所」垣根涼介 中央公論社
作者の垣根氏は長崎県出身。長崎人特有の底抜けにポジティブな人だ。

落ち込んでいる時にお勧めの本です。
いったん社会から落ちこぼれた人が再出発する現代の「おとぎ話」。
同じ著者の「君たちに明日はない」シリーズ。
「人員整理の会社」も同じように人を見つめる目が暖かい。

最近楽しい話題がない。
「読書の秋」月末の財布が空っぽになった時でも明るくなれる本はありがたいと思う。
頭は「温かい」。財布と、行動は「軽い」パスティーシュおやじだ!
今日も一日頑張りましょう!


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