京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「時間と憲法」

2016-05-03 09:28:40 | 時計修理

5月3日憲法記念日。
「昨日何を食べた?」より「去年なにを修理した?」の方が記憶に新しい時計師の習慣がある。
写真は昨年のカルティエの電池交換風景。
裏ネジ6本についているゴミと油をきれいに掃除するのがコツ!電池寿命は3年ほど持つので次回は2018年まで戻ってくるな!と祈る。
防水機能が高いのでハードな使い方をされるのが宿命。ケースとフタの間のゴミは慎重に取り除くことです。
これがあっという間に3年過ぎるのだから「もう時計が止まった!」とやってくる。「はちゃ~水が入ったか!」と急いで裏の書き込みを見るとお客さんも私もいっしょにびっくりすることになる。

 明日はみやこメッセで古本市が5日まで開催されています。去年購入した本もつい最近の出来事のように積読の山に紛れ込んでいます。明日は工房がお休みなのでよってこ!

今日は憲法記念日です。時計と憲法は長く使ったほうが価値がある。「やたらと変えたらあかん!」と思う。
大学生のころ京都府庁には「暮らしに憲法を生かそう」の虎フンがかかっていました。
府庁前にある「王将の餃子」も昔から変っていない。第二日赤もそのままだ。京都府庁の「虎フン」だけが消えているのが寂しいね!
いまの京都では幽霊と共産党知事はめったに見ることはない。

「長崎チャンポンに異変が起きている!」と言う。
現地で観光旅行客が食べたチャンポンの味がおかしいと言うクレームが増えたっげな~という。
鳥取生まれのナンチャッテ長崎チャンポン・チェーン店が全国展開しています。この薄味チャンポンに馴染んでしまった客からのクレームが増えているのが原因のようです。
「こんな濃く、少ないスープで子供がお腹を壊した。どうしてくれる!」なのだ。

名古屋市中心部・錦にあるチャンポン屋さんは正統派。京都ではひと昔正統派だったお店も次第に薄味になってきて寂しい。
「長崎チャンポンブランド」訴訟で正統派の訴えが却下されて以来今日のような悲劇が生まれたのだ。「暮らしに憲法を生かそう!」

京都から離れてどさ廻りをやっていたころ懐かしくていろいろな「京料理」の店に入った。
あるお店で雅コースを頼む。にぎり寿司と茶碗蒸しのセットが出てきてビックリ!江戸文化と間違えているのだ。
ラーメン屋で京風というと薄味かつお出汁ラーメンが出てくるのにもビックリ!
「今日も失敗したね~!」と嫁さんと悲しくお店を追い出される。そのたびに「いつの日か!京都に帰るぞ!」と気勢をあげるのでした。

チャンポンは夕食には食べるな!お腹がいっぱいになって刺身が食べられないし不味くなるぞ!お刺身にはチョーコーのたまり醤油が正統派だ~。
皿うどんは翌日のほうが味が染みて美味しい!
中高年になったら甘い桃カステラの桃は残して美味しいカステラだけを食べなさい。糖尿になるぞ!
などなど長崎の常識もじじいの昔話になったか?
せめて京都だけは文化と憲法を守ってほしいと思う。

明日は京都伊勢丹10階「九州うまかもん市」に行ってきます。
狙いは熊本カラシレンコンと長崎よっそ~の茶碗蒸!
吉宗は兄が入院していたころの原爆病院の帰りに連れて行ってもらった定番のお店。高島炭鉱から夕顔丸という戦時中にも活躍していた老船に乗って行く。沈みそうでちょっと怖かった!

お店では母親とふたりで一つのどんぶり茶碗蒸を食べていました。それほどおきな茶碗蒸しと貧乏暮らしだ。
お店の広いお座敷で母親がトイレに行ってしまいぽつんと残されたときに心細くて泣いてしまったことを思い出す。今はこの味の冷凍物が思いっきり食べられる時代だ。

「どこでも定期」の市バス定期でみやこメッセへは46系統を往復、その後9系統で京都駅に向い工房へ戻ってきます。
およそ13時には工房着の予定!
時間と憲法は守って頑張ります~!
水曜日お休みの人は午後からおいでくださいお待ちしております。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする