京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「見えない時間」

2016-05-02 09:45:31 | 時計修理

5月2日仏滅の月曜日。
 昨夜飲んだアルマニャックの香りが工房まで憑いてきた。
アルマニャックはブランデー、コニャックの仲間。ブランデーはさまざまなメーカーが作っているので当たりはずれが大きい。そこで希少なアルマニャックを置いている店にはまずはずれがない。
ブランデー、コニャックの類は貧乏時計師のためにあるようなお酒です。香りを楽しむお酒なので1杯で30分は楽しめる。もちろん私はストレートで混ぜ物は入れない。水をいっぱ~い飲むのが悪酔いと散財しないコツ!

暴飲、暴食、暴言は私たちの仲間ではつき物です。
特に「暴言はスキー場だけでやってくりょ~!」後の仲裁が大変です。
京都の夜は昔から暴言、大風呂敷を広げても許可される町。
鴨川の床が昨日から始まったそうです。

写真は山椒!時計。無名でもピリッと気が引き締まる時計です。12時位置にスペードのエースが付いている。
なぜかスペードエースときれいな女性をみると条件反射で緊張する。
お金と女性には縁がない生活なのだ。
時計は造りもしっかりしている、ムーブは格上、風防は凸レンズ状で文字盤も見やすい。お勧めですがどこで売っているのかわからない。不思議な時計でした。

「見ようとしない限り時計は見えない!」
「人間の視力は20歳代がピーク、以後次第に落ちていくのになぜ私に見えて君には見えないのだ!」若いときに先輩からバカにされる視力ネタの耳にタコの話。
なんてことない!
経験でこのモデルはここがいつも調子悪いとわかるようになるのだ!このカラクリを集中的に経験するとそのうちに見えるようになるのです!

 そのうちに山椒がミカンほどにはっきり見えるようになる。
山椒より小さなガンギ車、伝え車の歯の不良箇所を見つけられるようになります。

同じように経験上京都観光に慣れた人は山椒のような小粒の名所を見つけることが出来る。
玄武神社の白い鳥居。久我神社の大木の切り株。梨の木神社の名水。
それぞれ小粒だがパワースポットなのです。

特に久我神社は工房が神社の境内にあるようなほど近い。一度、ここでで落ちつくと逃げられなくなる。今年で9年目!
市バス9系統にのって、阪神の新人高山も9番、私も9年目だ。
それぞれ個人個人のパワースポットを見つけて落ち着きましょね~!

今夜からお天気が崩れそうです。雨でも楽しい京都観光。
雨なら貴船神社か?一層パワーが強くなります。
雨の日セールのようなご利益倍増気分で特にこの時期のパワーはすごい!参道は滑りやすいので注意ください。
近所の北山大徳寺通り上るに貴船神社の支社があるのもうれしい。雨の日プチお参りが出来ます。

「山椒と間違えるほど時計師は小粒だがせち辛くて暴言が多い。」翌日はクニャッとなるのが特徴です。
朝一番のお客様がこられる時間になりました。
今日も「熊本よかばい音頭」を歌ってはじまりはじまり~!
















コメント
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