京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「火星人来襲の時間」

2016-05-30 09:31:34 | 時計修理

五月三十日雨の月曜日。
痛禁バスでは就学旅行の中学生、大日本デブリーンのメタボ社員と外人の巨大な観光客の市バス9系統の三悪に押すつぶされそうになりながらフラフラとやって来た。

天神公園前で降りる大日本デブリーンの会社員は意外と住み心地がいい会社なのだと感心した。
二条城前で出来た空席に座ると隣がスクリーン・デブ。汗でわきの下がかゆいのかポリポリとかき出した。こりゃ~たまらん!と座席を替えます。

時計業界ならこんなデブは許されない。
「デブ!邪魔だ。」と狭い売り場やラインをすぐに追い出される運命にある。
時計の売り場を見ても物が小さいだけに大柄な販売員は珍しい。自然淘汰でデブは消えていく職場なのだ。

出向先のトヨタでも見てきた限りスレンダーが多い。早朝からウオーキング、ランニングで体調を整えている社員ばかり。デブはムリな作業が多くスレンダーでないと仕事にならない。
今回のようなデブ集団を今まで見てきた経験がない。
市バス車内では動物園で希少な動物か?火星が接近しているので火星人来襲を見ているような朝でした。

大日本デブリーンは天国か?!
カロリーを考えないで何を食べてもいいし精密機械メーカーのようにクリーンルームで問題の水分を控えめにすることも必要ない。ネコ、犬などのペットも自由に飼える。毛や雑菌にもフリーな職場なのだ。
一度ラインに付くと交代要員を探してトイレに駆け込まなくてもいい。
今まで私がいた環境が悲惨きわまるところだったのだ?
バスを降りると幸せそうにゆっくりと歩く社員さんをみながらなんとなく人生損をした気分で落ち着かない朝でした。

火星大接近!マルスはご存知、災いの星「凶星」だ!
今週の京都では違法ゲストハウスの火災に気をつけたい。
「京都に観光客を誘致する」作戦は成功!」
残念ながら観光客がたくさん集まりすぎておろおろとしているのが現実でしょう。一番の被害者が市バスの運転手か?
英語、中国語、韓国語の外国語を覚えてさらに、修学旅行の中学生に乗車マナーを日本語で教えるのだ。これが難しい!
火星人の来襲に地球人のマナーを教える市バスの運転手は偉い!

京都人の逆バージョンもあった。
「東京で京都人が事件を起した!」
わざわざ京都から東京まで出掛けて女子大生を刺した事件に驚いた。この犯人は群馬県の生まれ育ちで右京区の造園会社に一瞬勤めていただけの人のようです。

新聞報道で以前にも京都の男性が犯罪を犯すと寝屋川出身でも大きく京都の地名で取り上げる傾向がある。
これは私も要注意です。
「京都の時計師が東京に出掛けて時計の修理を失敗!オメガを壊した。」などと騒がれないようにしましょ!
写真はオメガのフラッグシップモデル・コンステ。電池交換1000円20分の依頼。

まず巻き芯が錆びていることが多いのでリューズを引っ張り出して針の稼動を確認。
その後ベルトのピンを打ち抜きで抜く。
ウラブタを開ける前にゴミを取り6時サイドからオープナーを差し込む。
防水パッキン(プラスティック製)の割れを調べて割れていたら新しパッキンと交換する。
電流、抵抗の数値を確認して電池交換。
ウラブタに当日の日付けを書いてウラブタを工具で締める。
その際パッキンをつぶさないように気をつける。
ベルトを付ける前に時刻合わせを忘れない。秒針まで正確に合わせること!
このモデルは実質年間20秒以内の精度があるために一度時刻合わせを済ませると安心して使えます。
逆に精度が良いのでリューズに触れることがなく数年後にリューズが固まってさび付くことがある。これは欠点なのか?悩むところです。

時折火星人の来襲のようなお客様も存在する。
「この時計10年以上電池交換したことがなかったのにいきなり止まった!悪い事が起きる前兆でしょうか」と言う。ウラブタをあけると2年前毎に電池を替えた書き込みがある。

だれかがこそっと電池交換していたのでしょう。それを伝えると「私は一人暮らしなのでそんなことはありえません」と言う。
ただ、電池には寿命があることを説明しておかないといけません。
「京都の時計師に電池交換をやらせると3年で止まった!」と新聞で騒がれるかもしれません。
よろず「京都のよそさん」は気をつけましょう!

私はナンチャッテ京都人です。京都に三世代90年住んでいないと京都人のブランド名は使えないのだと厳しく言われる。メディアはそこに気をつけましょうね!
犯人は三代続く人物なのか調べ上げて記事を書きましょうね~!

6月1日は貴船神社「いたどり祭」の開催日です。私もちょっと隅っこでお祭りを楽しんできますね~。












コメント
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