「話は聞かせてもらった、ユーロは崩壊する」
「な、なんだっててー！！」「まずは、このグラフを見てくれ。こいつをどう思う？」
[グラフは、世界経済のネタ帳さんのものをお借りしました]
「2007年度あたりから、政府の総債務残高が急激に増えているわね」「そう、2007年度と言えば、サブプライムローン問題をきっかけに世界的な金融危機に陥った年です。その年に政府の総債務残高が急激に増えているということは、その国の経済構造が金融危機に対して脆弱ということです。
ギリシャのデフォルトが第二、第三のギリシャを生み出す可能性は高いのではないでしょうか」
「日本が第二のギリシャになるとか言っている人もいるけどね」国債が大暴落すれば日本は第二のギリシャになる
「上がり方が似ているとか言っていますが、全然似ていないんですけど。それに国債が暴落したら、どの国だろうが同じでしょう。
この記事を書いた人は、『アベノミクスによる円安が国債を大暴落させる。日本を第二のギリシャにしようとしている安倍政権にNOと言おう』って主張を持った人なんでしょうね」
「この人の言っている通りなら、金融危機に真っ先に暴落するのは円ってことになるわよね。でも、実際には逆のことが起こっているから、EUやアメリカよりも安全というのが事実なんでしょうね」
