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読書 その十 アート・ステューデンツ・リーグ

2011年01月08日 21時20分06秒 | 読書 (国吉康雄、回顧展カタログの翻訳)
しかし彼はまだ休むことはありませんでした、そして2年後に彼はアート・ステューデンツ・
リーグに、1916年の秋、移りました。 「はにかみだったのかちょっとした異邦人の感覚
だったのか、それまで私には友達がありませんでした。 リーグでは私の人生が本当に有意義
になり始めました。 私の孤独な放浪からの自然な反動として友達や異性との交際をおおいに
渇望していました。 リーグで私は、私に痛いほど必要だった暖かさと優しさを見つけました。
ケニス・ヘイズ・ミラーは、私に対してとても友好的でした、それでも彼を理解するのには
長い時間がかかりました。 私のアートに対する見解を変えたのは彼でした、そして私は
方向性と動機を持ち始めました、それまではそんなものはありませんでした。 それで私が
古い巨匠達を観始めそして勉強し始めたのです。 私は、ドーミエの素描に彼が私を紹介
してくれたのを大変ハッキリ思い出すことが出来ます。」



But he was still restless, and after two years he changed to the Art Students
League, in the fall of 1916. "Up to then I hadn't made any friends, whether out
of shyness or the small feeling of a stranger. At the League my life began to take
on a real meaning. I had a great hunger for friends and companionship as a
natural reaction from my lonely wanderings. At the League I found warmth and
kindness which I sorely needed. Kenneth Hayes Miller was very friendly toward
me, even though it took me a long time to understand him. It was he who
changed my outlook on art and I began to have a direction and motive, whereas
before that I had had none. It was then that I began to see and study the
old masters. I can remember very distinctly his introducing me to Daumier's
drawings."

(写真は現在のアート・ステューデンツ・リーグ・オブ・ニュー・ヨーク)

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