日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

朝日ソーラーじゃけん。

2006-09-15 10:45:41 | 日本語
 タイトルは昔、菅原ブンタさんが出演していたコマーシャルより。広島弁で‘~だから’を‘じゃけん’というそうな。

昨日まで岡山にいた私は、漫画喫茶でぼーっとしながら、岡山ネイティブの方々の会話をじーーーっと聞いておりました。一応「カバチタレ」を読みながら・・・。

岡山も基本的に広島風で、~じゃが、~じゃ、~じゃけ なんていう方言でした。女の子が話す方言はドキドキすると昔つれと話題になったことがありますが、女性の岡山弁も素敵でしたね(残念ながら漫画喫茶の主人はおばさまでした)。吉本興業の千鳥っていう漫才師はバリバリの岡山弁。岡山弁もだんだん市民権を得てきた観があるのは、私の周りに千鳥ファンが多いからかな。

 面白いな~って思ったのは、不可能を表す「~できない」が強くなると、岡山の人々の会話では、「~もんか」っていう風に、反語的に言うところ。

 「○○さんは、あそこの学校から通ってるのよ」

 「あんなところから来れるもんか!」

「あんなところからくるのは不可能やろ~」くらいの意味でしょうねえ。全体の会話の流れを忘れてしまったのですが、相手を否定しているわけではありませんでした。反語ってのは昔古典の授業とかでも習いましたねえ。「~~できるだろうか、いやできない」みたいなちまちました訳をつけさせられて・・・

 なんて昔のやつはまだるっこしい話し方をするのだ、言いたいことははっきり言えよ。

なんて、思っていたのは高校受験の頃。しかし実際に反語的な発話を聞いてみると、すごく会話に勢いがあっていいんですよねえ。

千鳥の漫才がおもしろいのはそのへんかな~。

な~んて考えていたら、日が暮れてしもうた。

まあ、岡山で漫画喫茶も悪くないかな。