日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

わしもコリアで考えた

2006-09-25 09:02:42 | 日本語教育
ちょっっくら誘われて韓国の学会に参加してきました。おもろすぎるので検定対策は一時中断して、コリアンレポート。


 韓国の日本語教育関係者や日本からの研究者が集まり、領事館員なども参加して大盛況のうちに国際学会ははじまりました・・・

 ・・・表向きはね。

行ってみてびつくり。僕の名前がプログラムから消えている!!しかも送っておいた発表原稿も予稿集に載っていない!いっしょに行ったつれも名前が間違っていたり、名前が載っていなかったり、所属が違っていたり・・・も~~~のすごいミスだらけ。

まあまあ、名前も原稿も載っていないのは私だけでした(なんの自慢やねん!)

「大丈夫です、明日にはちゃんとプログラムに追加して原稿は配ります。ちゃんと届いていますから」
 ↑
コラコラコラコラ、ちゃんと届いているならちゃんと印刷してよ~~

次の日、ドキドキしながら、発表会場に赴く。会場は5つあるので、それぞれに司会者がいる。だんだん、自分の番が近づいてきて、そろそろかな~と思っていたら、

司会者「今日の発表者はここまでです」
      ↑
  こら~~~~!!!結局わしのこと忘れているやんか~~~
 
仕方なく、手を挙げて「あの~私は発表者なんですが~~」というと会場はざわめくし、司会者はいぶかしそうに私を見るし、お手伝いの学生は嫌な顔するし・・・

 自分から手を挙げて出て行く学会なんて前代未聞やわ。ごっつしゃべりにくかった。自分で自己紹介して自分でレジュメ配って、・・・かわいそうな私。なによりなによりつらかったのは、観客の視線。どこからどうみても、わたしって・・・

 飛び入りで入ってきたおっさんやん?

 
 その他、興味深かった点を挙げてみます。

 ・初日発表時間は30分くらいだったのに、2日目から15分になった。←ちなみに私は20分かっちりで練習してたからドあせった。

 ・指定質問者がたいてい来ていない

 ・ベルが無駄にでかい←これはただのいちゃもん。

 ・時間が押したぶん、懇親会を短縮して、マッハで終わらせる←笑えたなあ
 
いや~、大変でしたが興味深い学会でした。日本で学会運営をしていて、ありえないことがあまりにも連続するので、私の常識がガラガラ~って崩れる音を聞きましたよ。

 「もっと力抜いてやりなよ~」

って言われているみたいで、なんだか心に響きました。他所を見ると自分らのことがよくわかりますね~。日本の学会も、もうちょっと力を抜けばいいのかな~。

 いやいやいやいや、プログラムに名前くらいは入れて欲しいな。

 よく考えると、私が学会で発表したという記録が全くありません。状況証拠だけになってしまった。

 でもでも、関西人としては

 ・・・ちょっと おいしい。