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日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

今年も終わり

2006-12-31 22:55:23 | 異文化
 年末になると次の干支が気になったりしますね~。

 ご存知のとおり、干支は中国と共有している文化なのですが、実はひとつだけ相違点があるんです。それは、来年の干支、いのしし年。中国ではなんと・・・

 ぶた 年    ぶひぶひ。

これにはちと注が必要で、中国語の「ぶた」はいのししを包含する上位概念なので、一概に日本語の「ぶた」とイコールではありません。でもでもでもでも、来年の年男、年女は、絶対いじめられそうやなあ。

 「うわ、ぶたが来た。」

みたいな・・・。

 ちなみに、うちの母はぶた年です(いろんな意味で)。


 な~んていう中国話を書くために始めたこのブログですが、この一年、ろくに中国の話を書けませんでした。仕方ないよなあ、ずっと、日本にいたんだから・・・。ブログ開始当初は中国におりました。

 そろそろタイトルを変えるときですかねえ・・・

 今年、ちょっとでもブログを読んでくれた方がたに感謝いたしております。来年もよいお年を~~。
 
 
  

 
 5匹のぶた


 特に意味はないっす。


 みなさまが笑顔多き年になりますように~~。


雪が降る町

2006-12-29 11:34:09 | 日本語
 滋賀県湖北地方は結構雪が降っています。

 なぜか昨日「虫の知らせ」を感じた私は、バイクを小屋にしまったり、父の車のタイヤをスタッドレスに代えたりと、今年一番の働きではないかというくらいまめまめしく働いたのです。

 ここでひっかかるのは、どうして「虫」が私にメッセージを送るのか??

日本語には「虫」を使った表現が多いんですよね~。

 あいつには虫唾がはしる。

 むかついて、腹の虫がおさまらない。

 あの人、今日は虫の居所が悪いで~~

のように、人間の体にはどこかに虫がいるんですね~。なんや、例文見ると、むかついているときにやたら虫が関わっているような・・・

 きっと、エヘン虫みたいなのがいるのかな。←ちょっと似てない??

 
 人間を虫に例えている表現もあります。

 泣き虫 弱虫 本の虫 芸の虫

こちらは何か同じことばっかりしている人を虫で表しているようですねえ。

 森本哲郎さんは「日本語 表と裏」で、虫に対する恐ろしさからこういった表現につながると言っておられます。

 怖さ→神秘→不思議な力→言語表現

ってな感じかなあ。僕は、むしろ虫が好きなので、かわいさを感じてしまう。

 かわいさ→好意→言語表現

じゃないのかなあ(言語学者らしからぬ全く根拠のない主観的判断)。

 
 今年はテントウムシとカメムシが大量発生しました。

 ←これはカメ

 どっちもかわいいけど、カメムシはおならをするから嫌いだな。


 な~んていうのは虫のいい話。
 

M1と関西弁

2006-12-27 13:32:42 | 日本語教育
 僕の中で年末の一大イベントと言えば,M1(正式名称は漫才グランプリかな??)なんですが,視聴率は関西で30%強なんですね~.

 70%くらいあると思ってた.マジで・・・

優勝者,去年のブラマヨに続き今年のチュートリアルも共に関西ではメジャーです.関西の芸人さんが東京へ出ていくのはなんともうれしいものです.

ご存知ダウンタウンも,東京で成功するにはえれー時間がかかりましたねえ.ダウンタウンの成功と,関西弁の普及は関係があると思うんだけどなあ.

 ところがところが,最近テレビの浜ちゃんとかを見てると,

 「そうなっちゃった」

みたいな,関東っぽい発話が目立ちます.つまり,関西弁ではなく少しずつ変化しているんですね~ダウンタウンの言葉は.

 このような関西弁の動態的な状況を研究しておられる真田先生は,共通語と方言との接触による混交形式を

 ネオ方言

と呼んでおられます.キンキキッズの発話なんかも聞いてるとおもしろいですよ~.「『キンキ』を名前にしている以上関西弁しゃべらないかん」という立場と,「じゃニーズなんだからあんまりベタベタ関西弁はね~」という立場がせめぎあっております.

 ネオ方言は,一度日本語教育能力検定に出ています.

 
 個人的にはトータルテンボスがすごく好きなんだけど・・・

 最後はM1の話に戻って,おわり.
 

オチに関する日本語学的分析

2006-12-24 10:08:20 | 日本語
 ハンバートハンバートのライブに行って来ました。日本の童謡にアイリッシュとアメリカンポップスを混ぜたような、なつかし~音です。今の私のお勧め。男女二人で歌うのですが、かっこいいですよ~~。今年は3回も行ってしまった。

 二人のMCより…

「実は、ツタヤで会員延長をするときに、クレジットカード付きの会員証を勧められました。」

「お願いしたら数ヵ月後・・・審査に落ちたって言われたの・・・」

「それはいいとして、また次の年会員延長したら、同じことを勧められて・・・」

「お願いしたら数ヵ月後・・・またまた審査に落ちたって(ここで笑い)」

「っていうか、それ僕の話だよね。(大爆笑)」

最初は女性ボーカルのさのさんが話しているんですが、自分の話のように見せかけておいて、・・・実は男性ボーカル佐藤さんの話なのです。というオチ。


 このオチがなぜ成立するのか??

 日本語は主語を言わなくても会話がずんずん進んでいくのです。「私はあなたがすきです~」なんて言わずに、「あなたが好き」とか、「好き」って言えば済んでしまうのが日本語なのです。

 英語だったら同じ形では成立しないよ。主語が必須だから・・・


ライブ見てても、日本語のことを考えてしまう私でした。あっちなみに、ハンバートハンバートはミュージシャンですからね、あしからず。


いつも~おなじ~話~~♪

昔話の話

2006-12-21 10:50:08 | 日本語教育
 またまた引き続いて昔話について。なんと、別の教材でも昔話に関する読解が出てきたのです。「トピックによる日本語総合演習 中級後期」では、日本の昔話を単に紹介するのではなく、昔話について論じているエッセイが教材として提示されています。

 細かい話はおいておいて、授業で学生さんと話をした結果、日本と韓国では共通するものや異なるものがあると知りました。

 こぶとりじいさんは共有している

 一寸法師、かぐや姫は共有していない

お隣の国だから、どっちかがどっちかに伝えたんでしょうねえ。
 
 興味深いのは、「王様の耳はロバのみみ」というポルトガルの話、実は、チベットにもあるんですよ。チベットでは「王様に角がある」って言うらしいですが・・・こういった話に共通点があるのは、人間の無意識をベースにしているからなんだとか・・・

 『昔話の深層』(河合隼雄)によると、このへんの話はユングが指摘しているようです。

 
 昔話を集めて、あーだこーだ議論がなされていたなんてしらなんだわ。


 僕が好きだったお話は・・・ 「グリとグラ」


 グリムってなんか悲しいのが多くて不思議だったなあ・・・

南の島から南の島へ

2006-12-18 13:41:14 | 日本語教育
 授業で使っている教科書に、「うらしま太郎」が出てきました。読解文としてでてくるのですが、この手のパターンの話は、他の国にもあるというのを聞いたことがあったので、学生さんと昔話についてお話ししました。

 「マレーシアには似た話はないですが、マレーの話は、インドネシアとフィリピンでかなり共通していますよ。」

 この話題に、びびびっと来る人は言語通だ。

マレー語とインドネシア語とフィリピンのタガログ語は、すべて、オーストロネシア語族という同じグループです。オーストロネシア語族ってのは、西はアフリカのマダガスカルから、東はチリのイースター島まで広がる、超広域言語群なんです。当然、人々はカヌーで移動したはずだから、もんのすごい距離ですよ(ヒマな人は地図みてみて)。

 一体なんで人々は無理して移動したのか??

 一体どうやって、こんな長距離を移動できたのか??

謎とロマンが混在するおもしろい言語族なんです。興味ある人は「海を渡ったモンゴロイド」って本がおすすめです。

 ちなみに、私は、琵琶湖の真ん中にある島までボートで行ったことがあります。

 
 それでけで、じゅうぶんしんどい。


 インドネシアから、イースター島まで移動するなんて考えられへんわ。


 「カヌーで行ったら百万円あげる」


 って言われても行かない。

モンゴル人のバリエーション

2006-12-16 09:11:58 | 異文化
 かつての教え子に、「ブリヤートモンゴル人」を名乗る子がいました。

 「モンゴル人にブリヤートもビリヤードもあるもんか、わざわざ分けなくてもいいだろう」などと、当時の私は思っていたのですが、調べてみると実はかなり文化的に異なるのです。

 ブリヤートモンゴル人とは、ロシアのバイカル湖付近にいたモンゴル人のことで、低地モンゴル人などとも言われています。中国王朝の文化支配から免れていたので、今のモンゴル人や中国領内モンゴルのモンゴル族とはかなり違うようなのです。

 興味深いのは、ブリヤートモンゴル人の伝説。天女がバイカル湖に下りてきて水浴びしていたところを、男が衣を盗み天女は天に帰れなくなった…


 どっかで聞いたことあるでしょ???

滋賀県の余呉湖(琵琶湖以外にも湖はあるのだ、滋賀は広い)には、まったく同じ伝説があります。日本全国似たような話はあるようですね。

 こういった民間伝承が共通するっていうのは、やはり日本人とモンゴル人をつなぐ糸なんでしょうかねえ。はるばるモンゴルから日本まで移動してきたのでしょうか。


 そもそもバイカル湖から日本までどうやってきたんだろう??


 1、シベリア鉄道
 
 2、プサン経由で、新潟までフェリー
 
 3、モスクワから関空まで飛行機


 んなわけあるかいな!!

「ありがとう」の文字

2006-12-15 10:23:05 | 日本語教育
 今年もまたまた交換留学生が留学期間を終えようとしています。先日最終テストを終わらせて,ちょいと湿っぽいお別れでした。

 今回担当したインド班は,英語で授業をするというクラスだったので,だだすべりの日もあったし,盛り上がった日もありました(基本的に,僕の英語の調子によって左右されていた気がする)。まあ,自分としては60点くらいかなあという感じです。一生懸命しましたがねえ。

 テストも終了して帰ろうとしたときに,学生さんの一人が手紙と手帳をくれました。手紙をもらうってのはすごく久しぶりだったので,えれーうれしかったです.内容は秘密だけど,英語でつらつらと書いてありました。このクラスはローマ字で日本語を教えているので平仮名カタカナは知りません.しかし,手紙の締めくくりとして書いてあったのはひらがなの一言。


 ありがとう


なんか,ずずーんときましたねえ。この文字が汚いのなんの(習ってないんだからあたりまえ)。それがまたいいんですよ~。

 帰り道,手紙のことを考えながら歩いていました。「こうやって素敵な出会いがある交換留学生班は,また来年もやりたいなあ。」と思う反面,「毎年こんなことしてたら,10年もしないうちにお別れに慣れてしまった無感情なおっさんになるんではないか!」などという心配もしたりしました。

 やっぱ来年はこの担当やめようかなあ。


 関西地方は,どしゃぶりの雨でした。

ふなずしの来た道

2006-12-12 09:11:50 | 異文化
 滋賀県には、知る人ぞ知る名産、「鮒寿司(ふなずし)」があります。名産といっても、もみじまんじゅうやかみなりおこしみたいに、みんながおみやげに「ちょっとどうぞ~」的な軽いテンションで配るものではなく、食べたときのインパクトは・・・

 まさに、原子爆弾。

すしという名前がついているものの、柿の葉すしやますずしとは本質的に異なり、発酵させた鮒を食べるというもので、回転寿司屋でクルクル回ることもありません(あんなもん回っていたらえれーことになるよ)。

 うちの父親は大好きです。

 父のオナラが臭いのは鮒寿司のせいだと、真剣に考えていた子供時代の私。

そんな話はどーでもよくて、実は、この鮒寿司のような醗酵魚、他の地域でも食べているようなんです。エスキモーとかカムチャツカ半島のカムチャダール族とか…

 日本語にはアイヌ系が混じっていることはよくいわれているんですが、このへんちくりんな文化は北方民族と日本人(滋賀県民)をつなぐ糸のような気がするんですよね~。

そう考えると、鮒寿司も大事にせにゃいかんなあと思うのです。


料亭とかでちょっとだけ出てくるとおいしいんだけどなあ。 


四文字フェチ

2006-12-09 08:28:36 | 異文化
 日本語はカタカナ語が多いというのはよく言われることですが、カタカナ語が短縮されると4文字になってしまうってのも周知の事実です。

 ファミコン エアコン パソコン ラジコン ゼネコン ツアコン コンビニ マザコン 

‘コン’がつくだけでもぎょうさんありますよねえ。これらはすべて、もっと長い単語が短縮されているのです。ファミリーコンピュータ、エアーコンディショナー、パーソナルコンピューター … 長いわ 

 短縮したくなる心理はよくわかりますよねえ、うっとうしいもん。

 「ちょっと、おかあさん、僕のファミリーコンピューター隠したやろ?」

 「なにいってんの、あんたがファミリーコンピューターほったらかしにしてたっからやろ!!」
 
 「もう!!早くファミリーコンピューター出して!!」

 
こんな会話、だる!!!


 じゃあ、なんで4文字なのか。3文字じゃだめなの???

 「今の仕事はツアコやねん。」

 「ええ!前はゼネコで働いていたやん?」

 「やめたんよ、それからコンビでちょっと働いてから、今の仕事。」

 「へ~そうか。私はメーカーで、パソコとかエアコとかラジコを作ってるのよ。」
          ↑
       どんな会社やねん!!

 きっと同音異義語が増えたり、何の省略なんかわからんようになったりするんやろうなあ。


 ちなみに、学生時代先輩がやっていたバンド名は、「ドリンセスカムンセス」と言いました。通称・・・


 ドリカム




滋賀の山猿観察記

2006-12-07 15:12:50 | 今日もトホホ
 最近、熊が出たとかイノシシが暴れているとか猿が作物を荒らしているとか、まあ、動物ネタ満載ですねえ。ニュースもネタが尽きないですねえ。

 うちのまわりでも、熊が出るわ、イノシシが暴れるわ、さるが荒らすわで、まったくニュースのまんまです。

 昔、大阪の箕面というところでは、もみじシーズンに観光客を襲わないよう、猿を山へ追い返すバイトがありました。今もあるのかなあ・・・。ちなみに私は7年前、箕面の山中で夜に走り回るカップルの車を町へ追い返すという突発的な仕事をしたことがあります、バイト代はなし。ちと酔うていました。

 ハナシがそれた。

 滋賀県でも猿を山へ追い返すのは緊急課題です。うちの近所では、花火の空砲を上げて追っ払うという手段を取っております。 
  
 ドドーン

 「お~、今日もお猿さんが来てるんやなあ」

みたいな会話が、朝の定番なんです。しかししかし、猿もアホではない。何回も空砲を聞いているとすぐに気づくのです。

 「うきききき?どうも、あれは音がするだけちゃうんかいな???」

そりゃそうですよねえ、なんにも自分に害はないんだからちょっと考えれば気づくはず(猿がどのような思考経路をたどっているのかは知らんけど・・・)。そんなこんなで、すったもんだを繰り返しているうちに、なんと、おどろいたことに、近所の猿が最近進化したのです。

 ドドーン

 と鳴ったら、両手で耳を塞ぐようになったんですよ!!

 日光猿軍団もびっくりやでえ。 

 自分の形態・機能を認識しているっちゅうことかなあ。だとしたらすごいことだと思うんだけど~~。


 近いうちに猿人・原人へと進化してくれることでしょう。ニュースでお目にかかることを期待しております。


 『衝(笑?)撃!!滋賀県でアウストラロピテクス発見、しかも生で!!』


 今日はボケっぱなしだ~
 

ロシアはウラジオの生まれです

2006-12-04 14:56:48 | 日本語教育
 新しいクラスにはロシアの子がいるのです。ロシアの大学で大学院生をしており、日本語ペラペラ。ロシアの子にはめずらしく、すげー童顔。

 「ウラジオでは、中古車ディーラーの通訳バイトをしていました。」

これって、まさにステレオタイプのウラジオ人ですよね~。

 「私はすし職人です。父は下級藩士で10石取り、母は祇園で芸者です。」

っていうくらい、ステレオタイプにぴったり。まあ、こんな日本人いないとおもうけど。

 ところでこの学生さん、二人称がすべて「キミ」なんです。

 「キミの出身は?」

 「キミの専門は?」

な~んて聞いてくるんですが、一応僕は先生なんよ~~~。あかんあかん、ちゃんと注意してあげなければと思うんですが、あまりに会話が流暢に進んでいくので指摘するタイミングがつかめないのだ。どうしよどうしよと思っているうちに、ふと気づく。

 「この子の顔には、二人称‘キミ’っていうのがしっくりくるなあ」


う~ん、言葉の使用ってホント、ケースバイケースだなあ。

志村けんそっくりの外国人留学生がいたとしましょう。その留学生が二人称を「チミ」で統一していたら、僕は聞き流してしまいそうだもの。

 「なんだチミは!!」とか言わせてしまう。


でもやっぱりこの子には教えてあげた方がいいよなあ。

ながら勉強

2006-12-02 11:52:36 | 日本語
ひさびさにまじめな文法の話。

「ながら」という文法には同時性をあらわす用法があります。

 ごはんを食べながらテレビを見る。
 鼻歌を歌いながらカレーをつくる。

もうひとつ、「ながら」には譲歩の意味があります。

 悪いとは知りながらタバコをやめられない。
 ウソとは思いながら彼女に金を貸した。

日本語能力検定2級試験では、同時性だけでなく譲歩の意味もテストに出てきます。学生さんは丸暗記していますが、教えながら

 「どーして、同時性が譲歩に拡張するんかいな?」

って考えてしまいました。←さすが言語学者の卵の殻 

 「ながら」の基本は同時性を表すものです、きっと。

 AとB似たような二つの動作が同時に起こっているときは、同時性。しかし、そのAのところに思考の動詞などがくると同時性に感情が加わるんですね。

 そもそも何かを同時に行うときって、ちょっと罪悪感や否定的なキモチがあったりするんじゃないかな~。「ながら勉強」なんて言葉、すげーネガティブですよねえ。そういった罪悪感が言語を運用しているうちに「ながら」の意味として付加されてきたのが譲歩じゃないのかと思うのです。

 英語の as にも同時性と譲歩の意味がありますねえ。人間なんて同じようなものなんですよ。


 こんなネタ書いて誰かおもろがってくれるのだろうかと迷いながら、ついつい文法を語ってしまう。


 だれかおもろがって~~~。