goo blog サービス終了のお知らせ 

日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

とよた市見学日記

2009-07-14 11:36:25 | 日本語教育
 噂の豊田市保見団地へ行ってまいりました。人口の半分が外国人というなんとも不思議な町でした。半分といっても、昼間は暑いのでうろうろしているのはブラジルの方ばっかり、見た感じは外国人100%という印象です。

 団地のスーパーで店員さんがほとんど日本語できない。

 レストランの注意書きがポルトガル語のみ。

 日本語教室に来ている日本人は、となり町や遠くの人ばっかり(私が見た時はね)。

要は、日本人と外国人が全く混じっていないんですよね~。日経新聞にこの団地の自治区長のコメントが紹介されていました。「日本人とブラジル人は共生できない」とのこと。なんだか悲しいですね。ただ、地元に住んでおられる方は、今までいろんな経緯があって現在のようなコメントがでるわけで、解決は難しい。

 帰り際、駐車場にポツーンと捨ててあったテレビ。

これがいろんなことを物語っています。ゴミにいちいち課金するだなんて、日本のシステム自体がおかしいとは思うんですけどね。

ちょっとずつ、ちょっとずつなんとかならないものかなあ

スーパーでガラナジュースを買って、グイグイ飲んでいた友人のM氏。ああいうノリが大事だったりするんじゃないかな~

雨はつらつらと降るものだ

2009-07-08 17:03:47 | 日本語教育
 授業中ちょっと議論になった擬態語。「つらつら」ってのは、日記を書いたりするときに使いますが、雨が降るときに使えるのだろうか?

 雨がつらつらと降る

こんな例文を言い出したのは、日本人学生(推定二十歳前後)。他の日本人は「およよ」と思いつつも、みんななんとなくイメージはわくようです。激しい降りではなくて、ちょっと長めの雨が静かに降るんだとか…

 留学生はそれが理解できない。っていうか、私の語感でもちょっとついていけない。会話中ならなんとかごまかして理解するけど、文章化するとかなり変ですよね。

 若者の言葉は乱れとるな!

なんて言いたいのではありませんよ。擬態語っていうのは、かなり許容範囲が広いように思うのです。ビールをゴクゴクのんでも、グビグビのんでも、ガバガバのんでもいいわけですよ。時には、コキュコキュ飲んだり、ブハブハ飲んでもいいのです。ただし、サロサロ飲んだり、チンチロリンと飲んだりってなってくると、ちょっと違和感が出始める。

 要は、擬態語は言葉の創造的な使用をかなり許容するんだな。ゴルゴ13の擬態語なんてすごく創造的!しかも、その使用が広まって定着していけば、それが正しい日本語となるわけです。

 だからこそ指導が難しい。言語は変化する、変化したものの中から一部が定着する、その定着基準はうちらの任意なんですね。認知言語学の発想「言語変化の予測はできないけど動機は説明できる」ということを改めて実感するひとコマでした。

 今日は雨がボヨヨーンと降っています

  ↑

 許容できますか??