日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

助詞について考える

2007-07-28 16:21:25 | 日本語教育
先週日曜日の読売新聞にあったコボちゃんで、

「ダンボールの入った肉まん」と「ダンボールに入った肉まん」

を比較して、「の」と「に」の違いでえらい違いだねえという話が出ていました。漫画なんだから、そんなものを文字化しても何の面白みもありませんねえ、ごめんなさい。それは仕方ないとして、上の二文、確かにほとんど同じ文字列であるにもかかわらず、意味的にはぜんぜんちがいます。

日本語、朝鮮語、モンゴル語、満州語といった、いわゆる膠着語の人々には、この助詞の重大さというのがものすごくよくわかります。ところが、助詞のチカラを直感的に理解できない人々もいるわけです。

先学期担当していた、スウェーデンの学生は、完全に助詞を無視していました。

「先生、もう僕は助詞に関して判断を停止するよ(意訳)」

などと宣言していたとおり、「ここの助詞ちゃうがな~」って指摘すると適当に、

が、を、の、に、で

の順で書き直します。そりゃ確かに5択みたいなもんで、適当に入れたらあたりもするけどねえ。たぶん、名詞になんかくっついてるな~くらいの意識しか持っていないんじゃないでしょうかねえ。彼は。もちろん、欧米人でも助詞が完璧な子もいます。

話は変わって、試しにダンボールかじってみたのよ。カケラが大きいとかなり口に残りますが、きれいに細切れにしたら食べられるんじゃないかなあ。

ヤラセだったみたいだけど、どうなのかな~。9割くらいは本物で、ちょっとだけ水増しにダンボールを入れていたんちゃうかなあ。


ダンボールも入った肉まん


助詞って素敵だ~。

構造主義音楽学

2007-07-25 08:43:49 | 言語
 弟は関東人。しょっちゅう遊びます。 

 ところで、オセロケッツという関西のバンドがいます。ソニーからアルバム三枚だして、今はインディーズ。僕は大好きだったという話をしていると、なんと、弟も好きだったとのこと。DNAって不思議だ~

それはおいといて、ソニーのミュージシャンは(メジャーはどこでもそうだろうけど)、アルバムを2枚か3枚出して、売れなければ契約を切られてしまいます。おのずと、3枚目のアルバムには

 「これが売れなければやばいがな~~!!」

などという悲壮感が出てしまうものです。オセロケッツも、後期のシングルはもんのすごい売れ筋狙い。いろんな意味でミスチルそっくりでした。

 弟「なんや、ミスチルもどきみたいになって嫌いになったのよ。」

おおおおおお~、やはり、弟も同じことを考えていたのです。DNAって不思議。

 言語に構造があるという考えを打ち立てた元になったのはスイスのソシュール。いやいや言語だけじゃなくて、文化にも構造があるんだよ~と言い出したのは、フランスのレヴィストロース。いやいやいやいや、言語や文化だけじゃなく、音楽にも構造はあるのです。というのは、この私。

 ミスチルの構造、スピッツの構造、みたいのがあって、まねすれば、それらしさが音楽にも出てくるのです。
 
 昔、ユニコーンは「光のネットワーク」というTMネットワークのパロディを歌っていたし、ヤイコは、椎名林檎そっくりの歌でデビューしたし、だれかが誰かの構造を真似しても、必ず失敗するとは限らないのです。


 構造言語学にひっかけてあれやこれやと書いたけど、結局言いたかったことは、DNAの不思議です。今二人のお気に入りはポリシックス。

 私「ポリシックスのフミとカヨどっちがかわいいと思う?」

 弟「フミ」

 私「え~。俺はカヨやなあ」

などと、合わない点もあるのです。

 やっぱDNAって不思議だなあ。

またまたネーミングの話

2007-07-20 09:07:32 | 言語
関東はすばらし~。毎日のように好きなバンドのライブやってるもの。

ということで、一昨日見たのが・・・

アベジュリー 

知ってます?ついてきてます?これからどんどんコアになりますよ~。

そんなことはほっておいて、僕が大学生のとき(10年以上前だ!)にネーミングだけで一発買いしてしまったCDがあります。その名は、

デキシード、ザエモンズ     日本人ですよ。

意味はなんやわからんけど、ジャケットもかっこいいし、名前も惹かれたのです。そのデキシードザエモンズが去年解散して、メンバーがそれぞれ新しいユニットに分かれました。その名は、

アベジュリー と ハッチハッチェル特急楽団

このネーミングも鋭い気がするんですよね~。こういった直感的な感覚をブログでぐだぐだ述べたところで、なんとも思えない人にはなんとも思えないわけで、はなはだ迷惑はな話だとは思うのですが、とりあえず自己開示してみて、共感できる人が一人くらいいればいいかなと思っているのです。

そのアベジュリー。めちゃくちゃかっこよかったなあ。今年見たライブの間違いなくベスト3に入るでしょう。(まだ7月なのでいいかげんな話だけど)

イギリスのキンクス好きの人にはお勧めです。

それはおいて置いて、アベジュリーのニュアーアルバム。その名は・・・(今回はこの前フリがやたら多いね)・・・

ボルギーライフ

これも相変わらず意味わからんけど、なんか素敵なタイトル。

またまた、即買いでした。

わはははは、10年たっても衝動的行動は何にも変わっていないなあ。

死ぬまで二十歳♪

突然ですが

2007-07-02 19:36:29 | 日本語教育
関東人になりました。

懲りずに日本語教師やっております。

烈火のごとく移動が決まったので、ろくにご挨拶もできなかったみなさま、ごめんなさい。

赴任1日にして、関西弁をわすれてしもた。

んなわけないか。

でもでも、「~しちゃった。」ていう語尾に、すでに魅力を感じてしまっている自分。