留学生だれもが嘆く日本の物価。特に交通、住宅、果物・野菜なんかが学生の愚痴に挙がって来ます。果物などの食べ物が高いというのは、リアルに生活に関わってきます。ドイツ人の女の子、マライアちゃん(仮称)も日本の物価を嘆いている一人。いろいろ考えたみたいで、彼女の立てた策は…。
「メロンの苗を植えました。」
あははははは、気の長い話やね~。3つ植えたみたいですが、どんどんつるが延びているようで、毎日楽しそうです。あまりに期待している彼女を見ると、ちょっと心配が。今まだ実はなっていないみたいですが、彼女は夏に帰国してしまうのです。
1、帰国前に収穫できるのか
2、そもそもちゃんと実がなるのか
3、実がなったとしても、ハクビシンに食べられるんじゃないか
教師の悩みも尽きないのよ。
心配しているフリだけやけど。

あははははは、気の長い話やね~。3つ植えたみたいですが、どんどんつるが延びているようで、毎日楽しそうです。あまりに期待している彼女を見ると、ちょっと心配が。今まだ実はなっていないみたいですが、彼女は夏に帰国してしまうのです。
1、帰国前に収穫できるのか
2、そもそもちゃんと実がなるのか
3、実がなったとしても、ハクビシンに食べられるんじゃないか

教師の悩みも尽きないのよ。

心配しているフリだけやけど。
チョくん(仮称)の話。彼は来日二年目なのに、ほとんど日本語に困らない。驚くべき日本語能力の伸びなのです。彼の勉強はおもしろい。初級だろうが上級だろうがかまわず顔を出してくるのです。
「どのクラスでも何かを学ぶことはできます」
名言ですよ。同時に真理だと思うのです。今の時期、クラスのレベルが低すぎるとか高すぎるとか、そういうこと言う学生は日本国内だけで100万人くらいいますが(独断的推定)、本当にできる奴は、どこでも貪欲に吸収するんですね。
話は変わって映画『アフタースクール』を見ました。前作『運命じゃない人』も最高でしたが、今回もいいですよ~。たぶん制作費が集まったのでしょう、今作は主演が、大泉ヨー、佐々木クラノスケでした。先生役の大泉ヨーが言うセリフ(はっきり覚えていないけどだいたいの感じね)。
「どのクラスにもお前みたいのがいるんだよ。わかったような顔して…学校がつまらないのは、自分のせいなんだよ。」
僕もそう思う。どんな環境でも楽しめるし、学べるはず(もち崩壊学級みたいな限度はあるけど)。
学生のクレームにどんどん弱腰になっている気がします(学校組織全般)。もちろん学生の声を聞かなくなったとき、教師は終わってしまうけど、どこまで声に対応するかっていうのは見極めが必要だと思う。
おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり
みなさん、毎日おもしろいですか?
僕はイマイチなんだな~、これが。

名言ですよ。同時に真理だと思うのです。今の時期、クラスのレベルが低すぎるとか高すぎるとか、そういうこと言う学生は日本国内だけで100万人くらいいますが(独断的推定)、本当にできる奴は、どこでも貪欲に吸収するんですね。
話は変わって映画『アフタースクール』を見ました。前作『運命じゃない人』も最高でしたが、今回もいいですよ~。たぶん制作費が集まったのでしょう、今作は主演が、大泉ヨー、佐々木クラノスケでした。先生役の大泉ヨーが言うセリフ(はっきり覚えていないけどだいたいの感じね)。

僕もそう思う。どんな環境でも楽しめるし、学べるはず(もち崩壊学級みたいな限度はあるけど)。
学生のクレームにどんどん弱腰になっている気がします(学校組織全般)。もちろん学生の声を聞かなくなったとき、教師は終わってしまうけど、どこまで声に対応するかっていうのは見極めが必要だと思う。
おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり
みなさん、毎日おもしろいですか?
僕はイマイチなんだな~、これが。
中国籍モンゴル族の学生、フハビル(仮称)くんが、どうも「彼女欲しくてたまらん」という顔をしております(どんな顔や!?)。顔ではなく、口でそう言っているのですが…そんなことばっかり言ってるもんだから、クラスメートが不憫に思い、韓国の女の子を紹介してくれることになりました。フハビルくんは、もんのすごく好みがうるさいのです。紹介してももらった女の子と飲みにったそうな…
「どうでしたか?」
「あんな酒飲みは嫌です。」
おいおい、ちょいと待ってくれよ。自分も酒飲むくせに女の子には飲んではいけないだなんて、封建領主かよオメエーはよう!と心の中で思った私は、
「そんな短所ばかり見てはダメですよ。」
などと説教臭いことを言ってしまいました。そしたらフハビルくんは…
「だって~先生、あの子、ジョッキビールを16杯飲んで、さらに焼酎飲みまくり、ゲロはいて帰りましたよ。」
・・・さっきの説教ゴメンチャイ。
それはすごいなあ。
僕がラブレター書くから、誰かに渡してくれと言い出した彼。とうとう絨毯爆撃方法に出ました。だれでもええんかい!と言いたいんですが、書いたラブレターを見せてくれて、えらく得意げの彼
その内容が不思議。個人的な内容は秘密だけど、構造的な話だけね。
「僕が今まで付き合った人の数 ○名、別れた理由、1感情の不一致、2家族の反対、3そもそも好きじゃなかった」
こらこらこらこら!好きじゃなかったんかい!
こうやってラブレターに恋愛履歴を書くっていうのが、中国やモンゴルの習慣なんだったらおもしろいなあ(違うような気がするけど…)。
おもしろがってごめんなさい。
6月はみんな、人恋しくなるのよ。
そういう季節なのです。
♪しらないう~ちにだれかを~好きになって~いますう~(オフコース)
「どうでしたか?」
「あんな酒飲みは嫌です。」
おいおい、ちょいと待ってくれよ。自分も酒飲むくせに女の子には飲んではいけないだなんて、封建領主かよオメエーはよう!と心の中で思った私は、
「そんな短所ばかり見てはダメですよ。」
などと説教臭いことを言ってしまいました。そしたらフハビルくんは…
「だって~先生、あの子、ジョッキビールを16杯飲んで、さらに焼酎飲みまくり、ゲロはいて帰りましたよ。」
・・・さっきの説教ゴメンチャイ。

それはすごいなあ。
僕がラブレター書くから、誰かに渡してくれと言い出した彼。とうとう絨毯爆撃方法に出ました。だれでもええんかい!と言いたいんですが、書いたラブレターを見せてくれて、えらく得意げの彼

「僕が今まで付き合った人の数 ○名、別れた理由、1感情の不一致、2家族の反対、3そもそも好きじゃなかった」
こらこらこらこら!好きじゃなかったんかい!
こうやってラブレターに恋愛履歴を書くっていうのが、中国やモンゴルの習慣なんだったらおもしろいなあ(違うような気がするけど…)。
おもしろがってごめんなさい。
6月はみんな、人恋しくなるのよ。

♪しらないう~ちにだれかを~好きになって~いますう~(オフコース)
いやはや、またベタなことをやってしまいました。今日の授業では、日本に来てから一番大きなイベントを話しましょうっていうテーマでした。
「酔ってカラオケの支払いをせずに帰ってきたこと」
「修士号を取ったこと」
などというみんなのエピソードの後(カラオケ代くらい払えよ~)、ドイツ人留学生にふりました。彼は真顔で答えるに…
「今の彼女に出会えたこと
」
わーお。すばらしい~。この手の話はめちゃ盛り上がるから教師としてはうふふふふってなもんんですよ。みんなはワイワイと質問をするわけです。
日本人?
きれいな人?
体重は?(←そんなことどーでもえーやろ~)
彼は、またまた真顔で答えるのです。
「日本で一番きれいな人です。」
ひゃー、こういうセリフって日本人は言わないですよね~。本人もいないところで、自分の彼女を絶賛するだなんて、少なくとも僕の連れにはいないなあ。でも素敵だなあとは思うんです。あんなかっこいい子に、毎日褒められてたら…女の子はうれしいやろなあ。なんとも言えぬ寂寥感を感じてしまいました。
あんなんおったら、日本男児はもてへんわ。
完敗、おやっさん~あんなパンチもってるなんて知らなかったよ!
た・・たつんだジョー!!!
なんのこっちゃ。


などというみんなのエピソードの後(カラオケ代くらい払えよ~)、ドイツ人留学生にふりました。彼は真顔で答えるに…



わーお。すばらしい~。この手の話はめちゃ盛り上がるから教師としてはうふふふふってなもんんですよ。みんなはワイワイと質問をするわけです。
日本人?
きれいな人?
体重は?(←そんなことどーでもえーやろ~)
彼は、またまた真顔で答えるのです。

ひゃー、こういうセリフって日本人は言わないですよね~。本人もいないところで、自分の彼女を絶賛するだなんて、少なくとも僕の連れにはいないなあ。でも素敵だなあとは思うんです。あんなかっこいい子に、毎日褒められてたら…女の子はうれしいやろなあ。なんとも言えぬ寂寥感を感じてしまいました。
あんなんおったら、日本男児はもてへんわ。
完敗、おやっさん~あんなパンチもってるなんて知らなかったよ!
た・・たつんだジョー!!!
なんのこっちゃ。
ひさびさにやってきましたね~。映画をツンツンとつつくシリーズです。まあ、誰もそんなシリーズがあるなんて気づいてもいないでしょうけど、このブログの中ではあるんですよ。『ランボー』を見たら、言いたいことが山のように出てきたんですが、政治的なつっこみばかりなんでやめ。それにしても・・・
弓矢対拳銃の打ち合いってすげーよなあ。
そこで本題の『県庁の星』。途中で柴咲コウが一度オダユウジをデートと称してマーケティングに誘うシーンがあります。そのデートを受けて、映画の最後にオダユウジのセリフで映画は幕を閉じるのですが、そのセリフは…
「あのさ、今度のデート 付き合ってみる気ない? マーケティング(長いポーズ) なしの。」
最後の「なしの」って言うのが大事なんですね。これを聞くまでは、ただの市場調査の依頼ですから、ロマンチックでもなんでもなく、お仕事の関係です。そんでもって、「なしの」っていうセリフが着くことで、センテンス全体の意味がガラっと変わってきます。これって、日本語のようなSOV言語ならではのオチの展開だと思うのです(映画なんだからオチって言うのはおかしいけど…)。
英語に訳すなら、
%$”#%’%(&’# (前半省略) without marketing.
みたいになって、withoutが来た段階で、オチが読めてしまいます。たぶんね。このように考えると、日本語の漫画・漫才なども、少なからず言語の構造に依存して、述語でオチにするという傾向が出てくると思うのです。
それはそれで、また今度。
私の彼氏はな~。キムタクにゴリラを足して、そこからキムタクを・・・引いた感じ。
ただのゴリラやんか!!
これはSVOでもオチそうだけど…
弓矢対拳銃の打ち合いってすげーよなあ。
そこで本題の『県庁の星』。途中で柴咲コウが一度オダユウジをデートと称してマーケティングに誘うシーンがあります。そのデートを受けて、映画の最後にオダユウジのセリフで映画は幕を閉じるのですが、そのセリフは…

最後の「なしの」って言うのが大事なんですね。これを聞くまでは、ただの市場調査の依頼ですから、ロマンチックでもなんでもなく、お仕事の関係です。そんでもって、「なしの」っていうセリフが着くことで、センテンス全体の意味がガラっと変わってきます。これって、日本語のようなSOV言語ならではのオチの展開だと思うのです(映画なんだからオチって言うのはおかしいけど…)。
英語に訳すなら、
%$”#%’%(&’# (前半省略) without marketing.
みたいになって、withoutが来た段階で、オチが読めてしまいます。たぶんね。このように考えると、日本語の漫画・漫才なども、少なからず言語の構造に依存して、述語でオチにするという傾向が出てくると思うのです。
それはそれで、また今度。


これはSVOでもオチそうだけど…

いやはや、今日はあまりにベタな質問をしてしまいました。「日本に来て驚いたことは何?」っていうやつですよ。日本語教師では使い古されて手垢まみれの質問だとは思うんですけどね、会話の流れ上、仕方なかったのです。この手の質問ってのは、本当に学生のノリ次第ってとこがあって、盛り上がるか滑るかは学生次第です。
A「家があまりに小さくてびっくりしました」
ふむふむ、言い古されているコメントですが、やはり日本に来ると、そういうのが気になるんですね~。
B「車が小さいことです。」
うんうん、日本は軽自動車大国だもんねえ。インドでも小さいのが流行っているとかいうけど、みんな大いにうなづいていました。
C「フィギュアが小さいこと。」
もう!小さいものばっかやんけ~枕草子かよ。ついでに先生の肝っ玉も小さいんですよ。そんなこんなでワイワイやっていたら、前回登場したヘレンさんがポツリと。
ヘレン「ネコのしっぽが短いこと」
みんな一同に、賛成ムードでした。確かに日本って、しっぽがニョンニョンって丸くなってる猫いますよねえ。遺伝みたいですが…それを見てみんなえれー衝撃を受けたようです。
なんだか変なところを見てるなあ。
A「家があまりに小さくてびっくりしました」
ふむふむ、言い古されているコメントですが、やはり日本に来ると、そういうのが気になるんですね~。
B「車が小さいことです。」
うんうん、日本は軽自動車大国だもんねえ。インドでも小さいのが流行っているとかいうけど、みんな大いにうなづいていました。
C「フィギュアが小さいこと。」
もう!小さいものばっかやんけ~枕草子かよ。ついでに先生の肝っ玉も小さいんですよ。そんなこんなでワイワイやっていたら、前回登場したヘレンさんがポツリと。
ヘレン「ネコのしっぽが短いこと」

みんな一同に、賛成ムードでした。確かに日本って、しっぽがニョンニョンって丸くなってる猫いますよねえ。遺伝みたいですが…それを見てみんなえれー衝撃を受けたようです。
なんだか変なところを見てるなあ。

現在担当クラスには、多国籍の顔ぶれ。ドイツ、韓国、中国、ペルー…みんなわいわいと日本語でおしゃべりをするというクラスです。クラスは自由参加なので、毎週来る人もいれば、たま~に来る人もいます。最近気になっているのは、ヘレンさん(仮称)。毎週ちゃんと参加するんですが、いつも頭に・・・
日本手ぬぐい巻いてくるのだ
ちょうど、鉢巻をするみたいに。まあ、自分の好みでやっているんだからいいんだろうけど、どーも変な感じ。よーくみたら、荷物は風呂敷に包んでやってくるんですよ!日本文化びいきなんでしょうね。ヘレンさんは欧米の顔立ち、そんでもって風呂敷、鉢巻だなんてなんとも不思議な感じです。
先日、ふと日本語の神様が降りてきて、テキストの進出単語に
ふろしき、てぬぐい
っていうのが出てきました。みんななんやなんや、こんな単語しらへんで~というムードになり、わたしはニタリとし、内心うふふふふふと思いました。おもむろにヘレンさんをあてて…
「ヘレンさん、説明してあげて」とさりげなく言いました。
毎日身につけているんだから、当然名前くらい知っているだろうとおもうやん?僕の予想が甘かったわけではないはずやん?僕は、中田のキラーパスばりのナイスアシストをしたつもりで、なんてすばらしい日本語教師なんだとほくそ笑んでいました。それやのになあ、それやのになあ!ヘレンさん曰く、
「ん?わたしは知りません。」
俺の自画自賛を返してくれ~!!
名前も知らんとつかっとったんかい!
まあ、よくある話かな。あ~僕のアシストをちゃんとゴールしてくれたら、すごい素敵な空気ができたのにな~もう!!
こんなところでも、決定打不足
日本手ぬぐい巻いてくるのだ

ちょうど、鉢巻をするみたいに。まあ、自分の好みでやっているんだからいいんだろうけど、どーも変な感じ。よーくみたら、荷物は風呂敷に包んでやってくるんですよ!日本文化びいきなんでしょうね。ヘレンさんは欧米の顔立ち、そんでもって風呂敷、鉢巻だなんてなんとも不思議な感じです。
先日、ふと日本語の神様が降りてきて、テキストの進出単語に
ふろしき、てぬぐい
っていうのが出てきました。みんななんやなんや、こんな単語しらへんで~というムードになり、わたしはニタリとし、内心うふふふふふと思いました。おもむろにヘレンさんをあてて…
「ヘレンさん、説明してあげて」とさりげなく言いました。

毎日身につけているんだから、当然名前くらい知っているだろうとおもうやん?僕の予想が甘かったわけではないはずやん?僕は、中田のキラーパスばりのナイスアシストをしたつもりで、なんてすばらしい日本語教師なんだとほくそ笑んでいました。それやのになあ、それやのになあ!ヘレンさん曰く、
「ん?わたしは知りません。」

俺の自画自賛を返してくれ~!!

名前も知らんとつかっとったんかい!
まあ、よくある話かな。あ~僕のアシストをちゃんとゴールしてくれたら、すごい素敵な空気ができたのにな~もう!!
こんなところでも、決定打不足

福田首相は今年の頭に、「留学生30万人計画」などというものを挙げております。ちなみに、これは1983年に出された「留学生10万人計画」の続編みたいなものなんでしょうか。
10万人達成するのに20年かかったっちゅうねん。
この間、いわゆる地方の短期大学で定員全てを外国人で埋めるなどといったずさんな経営がとり立たされてきたりもしました。お役人さんって本当に、数値目標が好きなんですよね。まあ、そうしないと評価がはっきり表れないから仕方が無いのかも…数値を掲げてしまうと、そのために見た目だけでも達成しなければなりません。
この目標、外国の大学と比較するところから来ています。日本の東大は外国人の割合がヨーロッパの主要大学より低いとのこと。このとき、ヨーロッパといっても、決してギリシャやエストニアではなく大方イギリスやフランスのことなんでしょう。
少なくてもえーやん。日本は日本よ。
ヨーロッパに追いつきたいって願望は、イマダニ根強いんですねえ。
もうすぐ鎖国が終わって140年やで~
日本は日本なのよ。
10万人達成するのに20年かかったっちゅうねん。
この間、いわゆる地方の短期大学で定員全てを外国人で埋めるなどといったずさんな経営がとり立たされてきたりもしました。お役人さんって本当に、数値目標が好きなんですよね。まあ、そうしないと評価がはっきり表れないから仕方が無いのかも…数値を掲げてしまうと、そのために見た目だけでも達成しなければなりません。

この目標、外国の大学と比較するところから来ています。日本の東大は外国人の割合がヨーロッパの主要大学より低いとのこと。このとき、ヨーロッパといっても、決してギリシャやエストニアではなく大方イギリスやフランスのことなんでしょう。
少なくてもえーやん。日本は日本よ。
ヨーロッパに追いつきたいって願望は、イマダニ根強いんですねえ。
もうすぐ鎖国が終わって140年やで~

日本は日本なのよ。

教え子たちと飲み会にいったんですよ。ワインをかっくらっていい気持ちになってしまったモンゴルの学生が、おもむろに主人との馴れ初めを語りだしました。そして話題は、主人との素敵な出来事に…
ある日の早朝、まだ街頭もついていないウランバートル市街、彼女はどうしても移動せねばならない用があり、真っ暗な中を自転車で飛び出しました!
「待て!」
主人が出てきました。「あぶないじゃないか、真っ暗だよ。」とかなんとかイチャイチャトークがあったみたいだけど、割愛。
結局、主人が先頭を走って露払いをしつつ、彼女は自転車でついていくという状況になったんだって・・・。そのシーンは思い出すたびに心が温まるそうなんだとか…
その話を聞いて、別の女の子が、またまた主人の自慢話。誕生日の日、自宅にいてたら、おもむろに電話がジリリリリリ。出てみると、なんと、ラジオ局からです。
「これからご主人のメッセージを流しますから○○局を聞いてくださ~い。」
その先は、公共の電波で流してもえーんかいなっちゅうくらいあま~~~~いメッセージが続き(公共のブログでは書けないよ)、彼女の大好きな歌が流れたそうな。
思わず号泣したんだって
なんか、エピソードのクオリティが高すぎてびっくりでした。ドラマみたいでしょ?そんなこんなで宴会はピークへと向かい上り調子の絶好調。次は誰がはなすんだろ~ってみんながドキドキしていたら…
「はい、次は先生の番ですよ。」
こらーーーーーーーーーーーー!!いつから順番制になったんや!さっきまでボランタリー制度でしゃべってたやんか!・・・しかもハードルが高い。
ラブストーリを突然ふられて困ったっちゅう話でした。
その後、
愚にもつかない与太話をして盛り上がった場を完璧に湿らせてしまいましたとさ・・・
僕のせいか!?
ある日の早朝、まだ街頭もついていないウランバートル市街、彼女はどうしても移動せねばならない用があり、真っ暗な中を自転車で飛び出しました!
「待て!」
主人が出てきました。「あぶないじゃないか、真っ暗だよ。」とかなんとかイチャイチャトークがあったみたいだけど、割愛。

その話を聞いて、別の女の子が、またまた主人の自慢話。誕生日の日、自宅にいてたら、おもむろに電話がジリリリリリ。出てみると、なんと、ラジオ局からです。
「これからご主人のメッセージを流しますから○○局を聞いてくださ~い。」
その先は、公共の電波で流してもえーんかいなっちゅうくらいあま~~~~いメッセージが続き(公共のブログでは書けないよ)、彼女の大好きな歌が流れたそうな。
思わず号泣したんだって

なんか、エピソードのクオリティが高すぎてびっくりでした。ドラマみたいでしょ?そんなこんなで宴会はピークへと向かい上り調子の絶好調。次は誰がはなすんだろ~ってみんながドキドキしていたら…

こらーーーーーーーーーーーー!!いつから順番制になったんや!さっきまでボランタリー制度でしゃべってたやんか!・・・しかもハードルが高い。
ラブストーリを突然ふられて困ったっちゅう話でした。
その後、

愚にもつかない与太話をして盛り上がった場を完璧に湿らせてしまいましたとさ・・・
僕のせいか!?
現在、日本で働いてくださっている日系人が約30万人。政府が公的な日本語教育支援をしてくれないので、日本語のケアはボランティア教室に頼っているのが現状です。そんな中、やたらがんばっている地域が浜松市で、いろんな雑誌や報告書で取り上げられております。ちょっとした興味から私も浜松市へ行ってまいりました。
浜松のすごいところは、日本人ボランティアに頼るのではなく、ブラジル人・フィリピン人ボランティアを養成して、その人達を先生にしてしまおうというもの。私もちょっとしたご縁から彼らに一発授業してきました。
クラスはブラジル人対フィリピン人が4対1でした。みんな日本語は2級くらいかな~。でも貴重な戦力です。母語ペラペラの彼らが日本語教師になったら、私なんかよりよっぽど効率が良いはず。そんな彼らをトレーニングすると言うのが今回のミッション。みんな志高く、非常に聡明なメンバーでした。
クラスには、お母さんにくっついてきたフィリピン人小学生もいれば、ブラジル人女子高校生から50代の方までひろーく参加。
ブラジル人女子高生なんて、お話しするのはじめてやがな。えれー緊張した。「連体修飾節を使った例文作りをしましょう。('が’の使い方指導ね)」というタスクを出したら・・・
「ビヨンセが使った下着を男が落札した」
う~ん、素敵な例文。いきいきとしてて、ちょっとエロチック。
この子たちはこんなにスタイルがいいのに、お母ちゃんになるとみ~んな太ってしまうんだなあ、なんだか悲しいような安心のような…などとろくでもないことをつべこべ考えながら私も負けじと・・・
「ゴッホが書いたひまわりを買った」
などと、連体修飾節の例文を書いてました。
そうしたら・・・なぜかお絵かきをしていたフィリピン人小学生が、ピシシシッと手を挙げるではないですか!!
どどど、どうしたの?
「せんせい。ひまわりの絵は書くですか?描くですか?」
わーお。黒板に書いた漢字が間違ってた。
外国人の、しかも小学生に、漢字直される私ってどーよ。
しまったしまったシマクラチヨコ。(なんでかしらんけど島木ジョージ)
浜松のすごいところは、日本人ボランティアに頼るのではなく、ブラジル人・フィリピン人ボランティアを養成して、その人達を先生にしてしまおうというもの。私もちょっとしたご縁から彼らに一発授業してきました。
クラスはブラジル人対フィリピン人が4対1でした。みんな日本語は2級くらいかな~。でも貴重な戦力です。母語ペラペラの彼らが日本語教師になったら、私なんかよりよっぽど効率が良いはず。そんな彼らをトレーニングすると言うのが今回のミッション。みんな志高く、非常に聡明なメンバーでした。
クラスには、お母さんにくっついてきたフィリピン人小学生もいれば、ブラジル人女子高校生から50代の方までひろーく参加。
ブラジル人女子高生なんて、お話しするのはじめてやがな。えれー緊張した。「連体修飾節を使った例文作りをしましょう。('が’の使い方指導ね)」というタスクを出したら・・・
「ビヨンセが使った下着を男が落札した」
う~ん、素敵な例文。いきいきとしてて、ちょっとエロチック。

この子たちはこんなにスタイルがいいのに、お母ちゃんになるとみ~んな太ってしまうんだなあ、なんだか悲しいような安心のような…などとろくでもないことをつべこべ考えながら私も負けじと・・・
「ゴッホが書いたひまわりを買った」
などと、連体修飾節の例文を書いてました。
そうしたら・・・なぜかお絵かきをしていたフィリピン人小学生が、ピシシシッと手を挙げるではないですか!!
どどど、どうしたの?

わーお。黒板に書いた漢字が間違ってた。
外国人の、しかも小学生に、漢字直される私ってどーよ。
しまったしまったシマクラチヨコ。(なんでかしらんけど島木ジョージ)

きけろさんのお子さんの話
「赤信号は、とまれ」の「は」は、「WA」と発音するけれども「は」と書く、「前へ、すすめ」の「へ」は、「E」と発音するけれども「へ」と書く、ということは把握しているみたいです。ただ、「こんにちWA。WAたしWA、ピーマンがきらいだWA。」なんていう問題を出すと、ちょっと戸惑って混乱してしまいます。
だいじょうぶです。お父さんが聞かない限り、日本社会で「こんにちは」をいう表記を平仮名で書かせるような状況はありません。だから、興味本位で子供の不安を煽るようなテストはおやめください。
ちなみに、某日本語教師は、25歳になるまでずっと「こんにちわ」と表記をしており、日本語教師がそんなんでいいのかと怒られるにいたって自分の間違いに気づきました。その人は今だに埼玉で日本語教師をしながらくだらんブログで「ロックとはな~~!!」などと情報発信しています。
とまあ、そんな感じですが、ひっかかるのは「こんにちは」ですよね。お子さんも、たぶんそれ以外はあまり気にせず、文中なら「は」、文末なら「わ」で使い分けしているはずです。「こんにちは、天気もよく」なんていう文中の「は」が途中でちょんぎれてしまったのよ~って説明するしかないんじゃないかな~
ちなみに、「「を」を発音して」って文字を見せながら言うと、
「ぅお」
って発音する人、かなりいます。みなさん意識レベルではそんな感じなんでしょうね。ところが、日常会話をしているとき、「お」と「を」は全く同じです。少なくとも共通日本語の現代用法においてはそうです。表記上の問題なんですね~。同じ「wa」を「わ」「は」にしたり、「o」を「お」「を」で表したり、文字ってやつは矛盾があるのです。僕もいつか子供とそんな会話したいなあ、どうやって答えようかなあ。
人間がすることには矛盾があるんだよ、大人になったらわかるからね。
その後、嫁はんとのなれそめ話がつづくのよ・・・
「赤信号は、とまれ」の「は」は、「WA」と発音するけれども「は」と書く、「前へ、すすめ」の「へ」は、「E」と発音するけれども「へ」と書く、ということは把握しているみたいです。ただ、「こんにちWA。WAたしWA、ピーマンがきらいだWA。」なんていう問題を出すと、ちょっと戸惑って混乱してしまいます。
だいじょうぶです。お父さんが聞かない限り、日本社会で「こんにちは」をいう表記を平仮名で書かせるような状況はありません。だから、興味本位で子供の不安を煽るようなテストはおやめください。
ちなみに、某日本語教師は、25歳になるまでずっと「こんにちわ」と表記をしており、日本語教師がそんなんでいいのかと怒られるにいたって自分の間違いに気づきました。その人は今だに埼玉で日本語教師をしながらくだらんブログで「ロックとはな~~!!」などと情報発信しています。
とまあ、そんな感じですが、ひっかかるのは「こんにちは」ですよね。お子さんも、たぶんそれ以外はあまり気にせず、文中なら「は」、文末なら「わ」で使い分けしているはずです。「こんにちは、天気もよく」なんていう文中の「は」が途中でちょんぎれてしまったのよ~って説明するしかないんじゃないかな~
ちなみに、「「を」を発音して」って文字を見せながら言うと、

って発音する人、かなりいます。みなさん意識レベルではそんな感じなんでしょうね。ところが、日常会話をしているとき、「お」と「を」は全く同じです。少なくとも共通日本語の現代用法においてはそうです。表記上の問題なんですね~。同じ「wa」を「わ」「は」にしたり、「o」を「お」「を」で表したり、文字ってやつは矛盾があるのです。僕もいつか子供とそんな会話したいなあ、どうやって答えようかなあ。

その後、嫁はんとのなれそめ話がつづくのよ・・・
前回ちょっとだけ登場したブラジル人ラルク君の話。
昨日、授業をブッチして雲隠れしたのです。
うちの学校は超おりこうさんばっか集めているので、授業をサボるなんて人はいません。だからこそ、授業に来ない人がいると職員室はアワアワワラワラ。部屋に電話してもいない、授業にも来ない、「パソコンルームで見かけた」「食後大騒ぎで雪合戦をしていた」という未確認情報だけが寄せられました。
先輩と私は急遽、ラルク捜索部隊を編成し、捜索開始。気分は水谷豊についていく寺脇康文。冷静に考えると、ラルクは私の担任クラスでもないし、担当授業もない。だから、私が捜索に加わったのは、
おもしろそうだったから
刺激が欲しかったの。
ラルクはカラオケ大好きなので、まずはカラオケルームに。気持ちよく歌っているところにブーツでドアをドカーッと蹴って、
「観念しろ!!」
みたいなシーンを想像したのですが・・・残念。犯人はいない。この瞬間、もう捜索が面倒になってきた私は、先輩と一緒に適当に2,3箇所部屋をみて帰りました。
夕方
のん気に買い物から帰ってきたラルクを私がこっそりチクッて、先輩が逮捕。
「4時35分、身柄を押さえました。」
見たいな感じでした。その後、チマチマと取調べがあったんですが、めんどくさそうだったので私はパス(っていうか担当教師でもないんだから当たり前)。その時の会話がすごい。
「なんで授業にでないんだ?」
「昼ごはんを食べたら、体調が崩れすぐに部屋で休んでいました。」
「部屋に調べに行ったときにいなかったでしょ?」
「実は、友達の部屋で休んでいました。」
「食後雪合戦してたじゃないか?」
「あのあと、疲れて寝てました。」
「パソコンルームにいたんじゃないのか?」
「パソコンもしました。」
「今、買い物からかえってきたんだろ?」
「今は元気です。」
まあ、すごい会話。よくこれだけ、適当に言い訳が言えるなあ。全くつじつまが合ってなくても本人は気にならないみたい。
職員室は大爆笑でしたとさ・・・
昨日、授業をブッチして雲隠れしたのです。
うちの学校は超おりこうさんばっか集めているので、授業をサボるなんて人はいません。だからこそ、授業に来ない人がいると職員室はアワアワワラワラ。部屋に電話してもいない、授業にも来ない、「パソコンルームで見かけた」「食後大騒ぎで雪合戦をしていた」という未確認情報だけが寄せられました。
先輩と私は急遽、ラルク捜索部隊を編成し、捜索開始。気分は水谷豊についていく寺脇康文。冷静に考えると、ラルクは私の担任クラスでもないし、担当授業もない。だから、私が捜索に加わったのは、
おもしろそうだったから

ラルクはカラオケ大好きなので、まずはカラオケルームに。気持ちよく歌っているところにブーツでドアをドカーッと蹴って、
「観念しろ!!」
みたいなシーンを想像したのですが・・・残念。犯人はいない。この瞬間、もう捜索が面倒になってきた私は、先輩と一緒に適当に2,3箇所部屋をみて帰りました。
夕方

のん気に買い物から帰ってきたラルクを私がこっそりチクッて、先輩が逮捕。
「4時35分、身柄を押さえました。」
見たいな感じでした。その後、チマチマと取調べがあったんですが、めんどくさそうだったので私はパス(っていうか担当教師でもないんだから当たり前)。その時の会話がすごい。










まあ、すごい会話。よくこれだけ、適当に言い訳が言えるなあ。全くつじつまが合ってなくても本人は気にならないみたい。
職員室は大爆笑でしたとさ・・・

うちの学校には無駄にでかいロビーがあり、2階にもロビーがあるという、ロビー大好き学校です。2階のロビーはさして人通りもないので、学生がグダグダすることができます。通りすがりにちょこちょこ目線をやっていると、実は、いつも同じ学生がいることに気づきました。バングラデシュのベンガル君(仮称)。
ベンガル君はソファーが似合う。ベストジーニストならぬ、ベストソファニストがあったなら、必ず選ばれるであろう男です。
よーくよーくみると、ソファーにゴロゴロしながら、毎日必死に漢字を覚えているのです。
まあ、勉強スタイルは人ぞれぞれやから、ソファーでゴロゴロしないと漢字が覚えられない人もいるわけです。ふふーんって思っていたんですが、来る日も来る日も、ベンガル君は一生懸命ゴロゴロしながら漢字をやっているのです。思わず声をかけてしまいました。「よくがんばるね~」って。
対照的なのは、ブラジルから来たラルク君(仮称)。漢字は全くやる気がない。日本に来日した初日から漢字テストを放棄したという、我が学校始まって以来の武闘派。ラルク君は会話などを通して、会話日本語を習得したようで、人の発話を聞きながら勉強するタイプ。これはこれで立派な態度だとは思います。
でもね~~~
やっぱ、コツコツする人が好きだな~。覗き込んだノートに並んでいるベンガル君の漢字は全日本金釘流宗家って感じのもので、おせじにもうまいとはいえないんだけど…
継続は力なりよ。
なんか、コロ助みたい。
ベンガル君はソファーが似合う。ベストジーニストならぬ、ベストソファニストがあったなら、必ず選ばれるであろう男です。
よーくよーくみると、ソファーにゴロゴロしながら、毎日必死に漢字を覚えているのです。
まあ、勉強スタイルは人ぞれぞれやから、ソファーでゴロゴロしないと漢字が覚えられない人もいるわけです。ふふーんって思っていたんですが、来る日も来る日も、ベンガル君は一生懸命ゴロゴロしながら漢字をやっているのです。思わず声をかけてしまいました。「よくがんばるね~」って。
対照的なのは、ブラジルから来たラルク君(仮称)。漢字は全くやる気がない。日本に来日した初日から漢字テストを放棄したという、我が学校始まって以来の武闘派。ラルク君は会話などを通して、会話日本語を習得したようで、人の発話を聞きながら勉強するタイプ。これはこれで立派な態度だとは思います。
でもね~~~
やっぱ、コツコツする人が好きだな~。覗き込んだノートに並んでいるベンガル君の漢字は全日本金釘流宗家って感じのもので、おせじにもうまいとはいえないんだけど…
継続は力なりよ。
なんか、コロ助みたい。

昨日テレビに宮沢さんが出てて、『中央線』を歌っていました。何をかくそう(だれもなにも隠さないケド)、1990年当時、私の回りでは大流行した歌です。みんなぽろろ~んっとチューニングはずれのギターを爪弾いては、
きみのいえのほう~に~♪
ってやっていました。日本語教師になってはじめて教えた歌も『中央線』、みんな拍の裏取りが苦手で、教材としては成り立たないと気づいた曲でもあります。
中央線
↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=95QwzcZFTfc
そんなセンチメンタルな思い出話はどうでもえーねん。
当時関西の田舎モノだった私は、『中央線』っていうのが東京に実在する路線だなんて知るよしもなく、勝手にいろんなことを想像していました。大人になってはじめて中央線に乗ったときは、想像世界が壊れていくのを感じました。当時の宮沢さんの彼女が、中央線沿線に乗っていたんだと昨日おっしゃっていました。
ところで、『中央線』が『京浜東北線』だったら、あんなにヒットしなかったと思うのです。
はしりだせ~、けいひんとうほくせん♪
まず、拍数が合わないからこれは論外として、『環状線』にしたところで、やはりイメージが違うのです。
はしりだせ~、かんじょうせ~ん♪
「ええ?つるはしに焼肉でも食べに行くの?」
みたいな歌になってしまうのです(もんのすごい主観的解釈)。やっぱ、実在する中央線を知らなかったからこそ、不思議な仮想世界が高校生だった私の頭をクルクルまわったんだな~と思うのです。
『脳と仮想』茂木健一郎
では、サンタクロースが仮想であるからこそ、切実な存在としてありえるということを述べておられます。すげー納得。
脳って不思議。
きみのいえのほう~に~♪
ってやっていました。日本語教師になってはじめて教えた歌も『中央線』、みんな拍の裏取りが苦手で、教材としては成り立たないと気づいた曲でもあります。
中央線
↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=95QwzcZFTfc
そんなセンチメンタルな思い出話はどうでもえーねん。
当時関西の田舎モノだった私は、『中央線』っていうのが東京に実在する路線だなんて知るよしもなく、勝手にいろんなことを想像していました。大人になってはじめて中央線に乗ったときは、想像世界が壊れていくのを感じました。当時の宮沢さんの彼女が、中央線沿線に乗っていたんだと昨日おっしゃっていました。
ところで、『中央線』が『京浜東北線』だったら、あんなにヒットしなかったと思うのです。
はしりだせ~、けいひんとうほくせん♪
まず、拍数が合わないからこれは論外として、『環状線』にしたところで、やはりイメージが違うのです。
はしりだせ~、かんじょうせ~ん♪
「ええ?つるはしに焼肉でも食べに行くの?」

みたいな歌になってしまうのです(もんのすごい主観的解釈)。やっぱ、実在する中央線を知らなかったからこそ、不思議な仮想世界が高校生だった私の頭をクルクルまわったんだな~と思うのです。
『脳と仮想』茂木健一郎
では、サンタクロースが仮想であるからこそ、切実な存在としてありえるということを述べておられます。すげー納得。
脳って不思議。
