昨日は忙しかった。
滅茶苦茶忙しかった。
ルーティンワークは普通?
先週の金曜日が暇で、拍子抜け状態。
その反動で、月曜日忙しく、火曜日はどう?
そう思っていたが、
火曜日は、突発的な出来事に急きょ対応が必要となり、
それが3つも重なってしまい、
まさに激動の一日となった。
帰りは21:05のバス。
他の係の同僚は私が帰るときはまだ仕事中だった。
ところで、カーリングの予選敗退が決まった。
一言でいえば経験不足?
先日のブログでも書いたが、他国のベテランと言われる方々の、
精度の高い投球と比較すれば、
やはり日本の精度、
特に勝負どころの精度はあまりに差があった。
多分、プレシャーがない時のそれはそれほど違わないだろう。
プレッシャーがかかる場面で、
精度が低くなる日本と、逆に精度が高くなる強豪国。
結局、単純に行ってしまえば精神力とはなるが、
それが伝統と言うことなのだろう。
狙ったストーンに当たりさえしない投球。
強豪国では考えられなかった。
終盤になればなるほど、ダブルテイクも減っていく日本。
これが今の実力。
競技人口がどうなっているかは正直知らない。
各国の、カーリングの歴史も知らない。
そんな中で偉そうなことは言えないが。
でも、
考えてみればサッカーだって何だってみんな同じ。
ワールドカップには、韓国の壁に何度も跳ね返され、
国家的支援を受けてようやく出場できた。
小川勝さんが以下のようなコラムを寄せている。
3勝3敗同士の天王山。1次リーグの終盤、トリノ五輪銀メダルのスイスと、このような状況で対戦できること自体、日本代表「チーム青森」の成長の証しとも言えるが、その対戦で見せつけられたのは、過去2回の五輪で二つの銀メダルを取っているスイスのスキップ、ミリアム・オットのすごさだった。
1試合を終えて、オットのショット率は94パーセント。複雑な状況で難しいショットをすることの多いスキップというポジションでは、70パーセント前後なら合格点だ。94パーセントというのは、野球で言えば4番打者が「本塁打2本と二塁打3本の5打数5安打」を打つのと同じくらいの貢献度だと言っていい。
スイスの底力を見せつけられたのは、スイスのオフェンスではなく、むしろ日本が有利な後攻を取って攻めている時の対処。つまりはスイスのディフェンスだった。常に、日本が1点で諦めるしかない配置を的確に取って、日本のスーパーショットを許さなかった。
日本とスイス――というより、チーム青森とスイスのスキップ、オットのチームとの対決は、この4年間、大きな舞台で何度も繰り返されてきた。
初対決は2006年トリノ五輪、1次リーグの最終戦だった。この時、スキップ小野寺歩の日本(チーム青森)は4勝4敗で、スイスに勝てば、決勝トーナメントに向けたタイブレークに出場できる可能性もある、という状況での対戦だった。結果は5-11。第8エンド、日本のギブアップ負けだった。
そして、現在の新生チーム青森になって出場した08年の世界選手権では、まず1次リーグで当たって6-9の敗戦。しかし決勝トーナメント1回戦で再戦すると、今度は6-4で勝利した。その後、日本代表の新生チーム青森は、準決勝で王国カナダに延長の末、1点差負け。3位決定戦に回って、またしてもオット率いるスイスと対戦した。第8エンドを終わって7-8と粘ったが、準決勝の激闘で燃え尽きていた日本は、結局7-9で敗戦。あと一歩のところで、世界選手権のメダルを逃したのである。
オットのスイス。それはトリノ五輪、そして世界選手権の節目節目で対戦し、肝心要の一戦では、いつも苦杯をなめさせられてきた相手だった。
オットは、ソルトレークシティー五輪時代のチームメートと、マーケティング・イベント会社を共同で経営しており、シーズンオフにはチューリッヒの事務所で仕事をしている。つまり競技環境は、チーム青森の選手たちと、だいたい同じだ。
では、何が違うのか。結局のところ、それは経験というほかない。
オットは38歳。現在、首位に立っているカナダのスキップ、シェリル・バーナードは43歳。現在2位で、日本が次に対戦するスウェーデン、トリノ五輪金メダルのスキップ、アネット・ノルベリも43歳。これが世界のカーリング一流国の、一流選手の年齢層なのである。
日本のスキップ、目黒はまだ25歳だ。世界の一流選手は、目黒が生まれる前からカーリングをやっている。
日本は3勝4敗となって、あと2試合。決勝トーナメントの上位4カ国に入るには、基本的には2連勝するしかない。日本は昨年10月のワールド・カーリング・ツアー・バーノン大会(カナダ)で同じような状況からカムバックして4位決定戦のタイブレークを勝ち抜き、その後の決勝トーナメントも勝ち上がり、決勝では現在首位に立っているバーナード率いるカナダに勝って、優勝したことがある。勝負は、まだ終わったわけではない。
今回はいい経験だった。
それでいいと思っている。
でも、こういう経験が引き継がれていくか?
蓄積されていくか?
それが大事とは思う。
近江谷さんの不調は痛かった。
しかし、それは個人攻撃すべき問題ではない。
人間だから、不調はある。
精神面の不調はなかなか改善できない。
それはカーリングに限らず、
スポーツなら当たり前。
メンバーの組み替えももう少し早くすべきだったか。
近江谷さんがこれで、将来の成長につながればいいこと。
今回敗退したからと言って、何試合かの素晴らしい試合、
素晴らしいショットを打ったという事実は色あせない。
ひょっとすると、負けたことで、
カーリングへの熱い支援は覚めてしまうかもしれない。
でも、私はずっと応援していきたい。
まず、底辺の拡大が必要であり、
少なくともカーリング協会の支援は必要だろう。
お金の問題もあるが・・・
経験値を挙げる努力は必要。
難しい問題だが。
滅茶苦茶忙しかった。
ルーティンワークは普通?
先週の金曜日が暇で、拍子抜け状態。
その反動で、月曜日忙しく、火曜日はどう?
そう思っていたが、
火曜日は、突発的な出来事に急きょ対応が必要となり、
それが3つも重なってしまい、
まさに激動の一日となった。
帰りは21:05のバス。
他の係の同僚は私が帰るときはまだ仕事中だった。
ところで、カーリングの予選敗退が決まった。
一言でいえば経験不足?
先日のブログでも書いたが、他国のベテランと言われる方々の、
精度の高い投球と比較すれば、
やはり日本の精度、
特に勝負どころの精度はあまりに差があった。
多分、プレシャーがない時のそれはそれほど違わないだろう。
プレッシャーがかかる場面で、
精度が低くなる日本と、逆に精度が高くなる強豪国。
結局、単純に行ってしまえば精神力とはなるが、
それが伝統と言うことなのだろう。
狙ったストーンに当たりさえしない投球。
強豪国では考えられなかった。
終盤になればなるほど、ダブルテイクも減っていく日本。
これが今の実力。
競技人口がどうなっているかは正直知らない。
各国の、カーリングの歴史も知らない。
そんな中で偉そうなことは言えないが。
でも、
考えてみればサッカーだって何だってみんな同じ。
ワールドカップには、韓国の壁に何度も跳ね返され、
国家的支援を受けてようやく出場できた。
小川勝さんが以下のようなコラムを寄せている。
3勝3敗同士の天王山。1次リーグの終盤、トリノ五輪銀メダルのスイスと、このような状況で対戦できること自体、日本代表「チーム青森」の成長の証しとも言えるが、その対戦で見せつけられたのは、過去2回の五輪で二つの銀メダルを取っているスイスのスキップ、ミリアム・オットのすごさだった。
1試合を終えて、オットのショット率は94パーセント。複雑な状況で難しいショットをすることの多いスキップというポジションでは、70パーセント前後なら合格点だ。94パーセントというのは、野球で言えば4番打者が「本塁打2本と二塁打3本の5打数5安打」を打つのと同じくらいの貢献度だと言っていい。
スイスの底力を見せつけられたのは、スイスのオフェンスではなく、むしろ日本が有利な後攻を取って攻めている時の対処。つまりはスイスのディフェンスだった。常に、日本が1点で諦めるしかない配置を的確に取って、日本のスーパーショットを許さなかった。
日本とスイス――というより、チーム青森とスイスのスキップ、オットのチームとの対決は、この4年間、大きな舞台で何度も繰り返されてきた。
初対決は2006年トリノ五輪、1次リーグの最終戦だった。この時、スキップ小野寺歩の日本(チーム青森)は4勝4敗で、スイスに勝てば、決勝トーナメントに向けたタイブレークに出場できる可能性もある、という状況での対戦だった。結果は5-11。第8エンド、日本のギブアップ負けだった。
そして、現在の新生チーム青森になって出場した08年の世界選手権では、まず1次リーグで当たって6-9の敗戦。しかし決勝トーナメント1回戦で再戦すると、今度は6-4で勝利した。その後、日本代表の新生チーム青森は、準決勝で王国カナダに延長の末、1点差負け。3位決定戦に回って、またしてもオット率いるスイスと対戦した。第8エンドを終わって7-8と粘ったが、準決勝の激闘で燃え尽きていた日本は、結局7-9で敗戦。あと一歩のところで、世界選手権のメダルを逃したのである。
オットのスイス。それはトリノ五輪、そして世界選手権の節目節目で対戦し、肝心要の一戦では、いつも苦杯をなめさせられてきた相手だった。
オットは、ソルトレークシティー五輪時代のチームメートと、マーケティング・イベント会社を共同で経営しており、シーズンオフにはチューリッヒの事務所で仕事をしている。つまり競技環境は、チーム青森の選手たちと、だいたい同じだ。
では、何が違うのか。結局のところ、それは経験というほかない。
オットは38歳。現在、首位に立っているカナダのスキップ、シェリル・バーナードは43歳。現在2位で、日本が次に対戦するスウェーデン、トリノ五輪金メダルのスキップ、アネット・ノルベリも43歳。これが世界のカーリング一流国の、一流選手の年齢層なのである。
日本のスキップ、目黒はまだ25歳だ。世界の一流選手は、目黒が生まれる前からカーリングをやっている。
日本は3勝4敗となって、あと2試合。決勝トーナメントの上位4カ国に入るには、基本的には2連勝するしかない。日本は昨年10月のワールド・カーリング・ツアー・バーノン大会(カナダ)で同じような状況からカムバックして4位決定戦のタイブレークを勝ち抜き、その後の決勝トーナメントも勝ち上がり、決勝では現在首位に立っているバーナード率いるカナダに勝って、優勝したことがある。勝負は、まだ終わったわけではない。
今回はいい経験だった。
それでいいと思っている。
でも、こういう経験が引き継がれていくか?
蓄積されていくか?
それが大事とは思う。
近江谷さんの不調は痛かった。
しかし、それは個人攻撃すべき問題ではない。
人間だから、不調はある。
精神面の不調はなかなか改善できない。
それはカーリングに限らず、
スポーツなら当たり前。
メンバーの組み替えももう少し早くすべきだったか。
近江谷さんがこれで、将来の成長につながればいいこと。
今回敗退したからと言って、何試合かの素晴らしい試合、
素晴らしいショットを打ったという事実は色あせない。
ひょっとすると、負けたことで、
カーリングへの熱い支援は覚めてしまうかもしれない。
でも、私はずっと応援していきたい。
まず、底辺の拡大が必要であり、
少なくともカーリング協会の支援は必要だろう。
お金の問題もあるが・・・
経験値を挙げる努力は必要。
難しい問題だが。