oteshio日記

oteshio店主の日常

12候 春分・末候 雷乃声発す

2014年04月01日 | oteshio72候
12候 春分・末候 雷乃声を発す(かみなりすなわち こえをはっす)


春雷の頃となりました。
春の雷は、芽吹きを促すと言われますが・・
今年は、雪がまだたっぷりありますね。
桜が満開の時期は、まだまだあとになりそうです。





帯は、沖縄在住の紅型作家、宜保聡さんの作品。「霊亀と鳳凰」です。

紅型なのに白と黒の濃淡!?と、思われるかも知れませんが、
古い紅型には、同じような色合いのものがあったとか・・・
古いモノの中に新しさがあったり、
新しいモノの中に古さがあったり、
柔らかい目線で、色々な物を見ていきたいと思います。




こちらは、同じ型紙で、色の入ったもの
随分と感じが違って見えます。

霊亀は、蓬莱山という不老不死の仙人が住む山を背負っています。
この亀は、とてつもない大きな物をしょっているのです(笑)
そして、その山の頂には、鳳凰がいて、スケールの大きな柄になっています。
私にとって、とてもパワーがもらえる帯になっています。