都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

企業と「学」の連携の本来のあり方を考える

2006年06月01日 | Weblog

          地域社会における産学連携のあり方
          企業と「学」の連携の本来のあり方を考える               (田中基茂)
 
 先日、支部・国際交流委員会の企画で、大連のハイテクパ-クを訪問してきましたが、
 瀋陽にある東北大学、大連のソフトウェアパ-クを舞台にした「産学連携」について、一橋大学の関満博氏が下記に書いていました。
 大変参考になるので、ご紹介します。
 
 日本企業は、中国の大学と「産学連携」せよ
  (瀋陽・東北大学と東方ソフトパ-ク)
   http://www.president.co.jp/pre/20030203/003.html

 ソフトウェア先進国・中国の驚くべき「産学官提携」
  (大連ソフトウェアパ-ク)
   http://www.president.co.jp/pre/20041129/003.html
 
 細かいことについては、ここでは書きませんが、
 産学連携は、社会構造の改革でなければならないということです。
 
 「中央指令型の国家経済」と観念される「社会主義国」に、「横の連携」を縦横無尽に促進するシステムがあり、
 アジアで唯一の先進国であったわが国が、がんじがらめの「縦割型システム」に苦しんでいるのは、皮肉としか言いようがありません。
 
 けれども、だからこそ私たちがしなくてはならないのは、「兎と亀の競争」であるように思います。
 物事を前に進める構造がある時は、功利主義でも全てが廻っていきます。
 物事を前に進める構造が閉ざされているときこそ、「亀のような歩み」に見えても、明確な目的を持って一つ一つ積み上げていく忍耐が必要でしょう。
 

 


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