本年度の 都立高専 中小企業家経営塾 の 講義 が
10月14日(金)から始まりました。
第一講は、
国内 と タイ現地法人 を 結び、
リフレクター、カメラ部品、自動車部品 の 金型設計/製作、精密プレス加工を手掛ける
西居製作所 の 代表取締役 西居徳和 氏 に、講義をしていただきました。
三代目となる 西居徳和 氏 ですが
事業継承の直後に、先代の経営者が亡くなっています。
事業継承とは、
それまでの事業基盤、社員とその技術力と共に
債務(銀行借入)を引き受け、事業の構造転換を進めること
海外進出については、中国での試行錯誤の経験があったとはいえ
先代の経営者が、亡くなる直前に
ほとんど、勢いで決めた タイへの進出を決めることになり
それに、どのように対応してきたのか?
リーマンショック、
タイでの洪水、また、現地の市場環境の違いなどに
どのように柔軟に対応し、会社を変えいてったのか
また、それができる体制をつくっていったのか? など
現在の会社に入る前の学生時代の経験などを含めて、お話しいただきました。
タイヘの進出に伴い、自らの主導権と経営責任を明確にしつつ
技術レベルの高い同業のメーカーとの共同の取り組みを進めたこと
現地での、自動車部品(用金型) へ取り組みを通して
品質や生産管理の考え方が深化していったことが、印象に残ります。
また、現地法人トップ は、
西居徳和 氏 の 弟 の 専務 西居広和 氏が務め、両輪の経営をされていますが
現地の方と結婚され、本当に、現地に骨を埋めることになっています。
西居徳和 氏は、現地を訪れるたびに、
何かの事故があった場合を考えて、確認されているそうです。
(もし、何かの事故などで亡くなった場合の埋葬は現地で……)
グローバルな主体が、
経営の価値観を共有し、国境を超えて対等な協力を進めていく
新しい時代の始まりの感じます。
以下、当日の画像をご案内させていただきます。
クリックすると、画像が大きくなります。
開講の挨拶をする 株式会社 京浜工業所 内田亨 氏 (中小企業家経営塾 塾長 / 右)
株式会社 西居製作所 代表取締役 西居徳和 氏 / 右の画像には タイ洪水被害 の 様子 も
講義を聞く学生
講義の後のグループ討論
グローバルコミッション 田中基茂
東京都大田区山王 2-3-3 6F
TEL 5746-3041 FAX 5746-3081
gc-t@ac.auone-net.jp
東京都大田区山王 2-3-3 6F
TEL 5746-3041 FAX 5746-3081
gc-t@ac.auone-net.jp
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます