今日の教室で作った作品でなく、皆さんが自宅で作られた作品をお持ちになりましたので、ご紹介します。どの作品もとても素敵です。
27cmファスナーの天襠の手提げとお揃いの数寄屋袋です。お茶席に持って行くのにちょうど良い大きさですから、重宝なさっています。
使わない袱紗を利用したそうですが、柄が上手く出ています。後ろの服地とまた趣が違って、どちらもいいですね。
ピンクのとてもかわいいバックは、白とピンクのリボンを交互に合わせ、それをビーズで止めるという、根気のいる作業で作られています。箱型の口金付バックは、きれいに襠の糊付けがされていて、口金もぴったりはまっています。この2点は、お母様の看病の合間に作られたそうです。お母様も作品を見て、和まれたことでしょう。
皆さんが、ブログから作品を作る上で柄の出し方や合わせることの美しさに刺激を受けられ、注意し凝って下さるようになりました。こちらの教室も同じです。今日は、本体と襠がぴったりあった写真を載せました。
きれいに合っていますでしょう。写真に手のマークが出たらクリックし、大きくして縫い目を探してください。
他の方も、被せの丸みなど急所を押えてきれいに仕上がりました。
次の作品としてくるみボタンの小物入れに入りました。被せ部分の柄合わせが上手く出来ましたので、見てください。
小物入れの下にあるのは、タッティングレースで作られたものです。小さいほうは、70番の綿糸でかなり細いです。可愛く、きれいな繊細な作品ですね。
こちらの生徒さんで以前にもご紹介した、佐賀錦織のOさんの作品が、9月からの伝統工芸展に入選されました。9月18日から30日・日本橋三越です。「鼓」の袋ですので、是非見に行かれてください。