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「カメラのお兄さんが、また新しい眼軟膏を持ってきてくれたよ」 |
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「さっそく、おかか先生に付けてあげたいけど……」 |
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「ふん。ごめんだね」 |
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「薬を付けるのは、もう、うんざりだよ」 |
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「ちゃんとお薬をつけないと、とんでもないことになりますよ」 |
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「へへん！ とんでもないこと？ 何が起きるというのだ？」 |
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「そ、それは……」 |
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「……あっ先生！ 空を見て下さい！」 |
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バラバラバラバラ その時、上空にヘリコプターが飛んでいたが、 |
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突然、エンジンが停止した。 ふっ |
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ひゅ～るるるるる～～～ |
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「ああっ！ つ、墜落する！」 |
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ちゅどか～ん |
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←呆然 「……」 |
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←唖然 「……」 |
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「……とんでもないことって、あれか？」 |
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おかか先生は、元気である。 毎日、幸せそうに見える。 |
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秋口は、毎日のように嘔吐していたが、最近は吐かなくなった。 |
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口の脇の汚いヨダレも、一時期は酷かったが、今はほとんど目立たなくなった。 07月22日から09月28日までの歯周病治療は、効果があったyようだ。 |
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だが ―― こんな目やにが、まだ出る。 |
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眼軟膏の投与を続けているが ―― このところ、効きが悪いように感じられる。やはり耐性菌が発現してしまったのか。 |
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この日、これまでと同じ薬が追加処方された。 なお、（これは偶然であるが、）初めてこれが処方されたのは、ちょうど一年前の同じ日であった。 一年間でこのチューブを５本使った。これが６本目である。 |
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この日、あらためて、薬を変更する可能性について獣医師に相談した。 さしあたりこれを継続投与して、様子を見、その上で判断することになった。 |
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