塀の上で美しく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風物詩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背中で支える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おとぼけ

 

 

	おかか先生が、尻尾の毛づくろいをしている。
	先生は、自分の尻尾が、あまり好きではないらしい。
	「私の尻尾は、毛が柔らか過ぎるんだ。模様も、ハッキリしてないし」
	「……なあ。お前の尻尾を、よく見せてくれないか？」
	「え？　僕の尻尾？　いいですよ」
	「すまんな。じっくり見せてもらうぞ」
	「うーむ。実にいい尻尾だ。黒一色で、かっこいい」
	「被毛も、コシとハリがある。素晴らしい」
	「お前のような尻尾が欲しいよ……」
	「何を言うんです。おかか先生の尻尾だって、素敵ですよ」
	「うーん。そうかい？」
	「こんなに素敵な尻尾は、他にありませんよ」
	「……おい」
	「色は黒一色だし。コシとハリがあるし」 ちゅっ
	「こらあ！　それは私の尻尾じゃなーい！」
	「いや～。最高の尻尾ですよ」 ちゅっちゅっ
	「いい加減にせんかああ！」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふゆじたく

 

 

夏の間は食欲が無かった、おかか先生。 秋になってから、食べるようになったものの、吐いてばかりいた。 秋も終わりになって、ようやく吐かなくなった。 そして、もこもこ太ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまちかねキスシーン