笑われたり泣かれたり

2009年06月01日 17時37分00秒 | B地点 おかか

 

 

んべっ
「……ん?」
かぷっ
じーっ
ほぐっ
「……」
ひょぺっ
「くすくす」
ひょっ
「あははっ」
ひょぺろりん
「わーはっはっはーっ」
じろっ
「先生。何もそんなに笑うことないでしょ?」
「す、すまん! つい……」
「笑って悪かったよ。許してくれ……」
「うっ」
「うううっ」
「……先生! 何も、泣かなくたって!」
「うそ泣きだよ」

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


かなり実話

2009年06月01日 17時25分00秒 | B地点 おかか

 

 

ひょい
「あ~、新しいリュックはいいなあ♪」
「座り心地、最高ですよ」
「そうか? そんなにいいか?」

「は?」
「……あ、先生も乗りたいんですか?」

「ば、ばか言え」
「私はリュックなんかには乗らんのだあっ!」

「な、何もそんな、むきにならなくても」
「……そういえば先生は、前のリュックには一度も乗りませんでしたねえ」

「そうともさ」
「私は自然志向だからな。そんなものには乗らん」

「はいはい。どうぞご自由に」
すやすや
「……う~ん。よく寝た」
「じゃ、僕はもう帰ります。先生、また明日」
「うむ。じゃあ、またな」
「……行ったか」
「……」
ひょい
「……」
「……」
「ま、その、何だ。こういうのも、悪くはないよな」