大好き森の人

オランウータンの赤ちゃん大好き、かわいいもの大好き、おいしいもの大好き、おしゃべり大好き、Happyな毎日。

タワーにのぼる♪

2013-08-31 13:01:29 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  怖かったけど、

誰も怖いとか言ってないし、オランウータンの目線にはなりたいし、

タワーにものぼりました。

 バードウォッチングに来ている人たちが大勢いました。

キャノピーウォークは、つり橋だと聞いていたけれど

ここのは、りっぱな金属の橋で助かりました。

みんなで渡ってゆっくり話をしながら景色を見ることができますから。。。

それに、つり橋だったら

私、写真を撮るの絶対無理です。

大切な熱帯雨林をこれ以上減らしたくないと思いを新たにしました。


キャノピーウォーク♪

2013-08-31 09:19:42 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「ブタオザル」の看板からキャノピーウォークスタートです。

オランウータンになるためには、

地上40m揺れるつり橋のキャノピーに挑戦しなければいけないのでしょうが

私は、しっかりした金網28mでもばくばくです。

それに、れいなちゃん赤ちゃん落としたら大変ですからね。

こればっかりは、ジェイソンさんにも迷惑はかけられません。

目の前に、憧れていたボルネオの熱帯雨林が広がります。

どこかに、野生生物はいないか

見渡しますが、なかなか見ることはできませんでした。

時間帯にもよるのかな?

やっぱり夜明けか夕暮れか・・・

ここで生活する以外ないのでしょうね。

このキャノピーウォークは、ところどころにもっと高いところから森が見られるタワーがあって

そのタワーをつないで森が一周できるようになっています。

下も覗いてみました。

まあ、びっくりするほどの高さでもないのですけどね。

何でもやってみるまでは不安なんです。


森へ行きます♪

2013-08-30 22:08:01 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「レインフォレスト・ディスカバリーセンター」資料室を出て

森へ向かいます。

なぜか道案内をしてくれる痩せた犬がいました。

森への入り口のマングローブや熱帯の花々が、

私たちの森への期待を膨らませてくれました。

(ジャングル バナナ)

ジンジャーもマメもサトイモも・・・

日本で馴染みの野菜の仲間の花たちがとても鮮やかだというのが

私の印象です。

「静かにしてね♪」の看板が

キャノピーウォークのスタートです。

(ちなみに、写真のサルは「ブタオザル」。

しっぽがブタみたいだからです)

キャノピーウォークは、

木と木の間に橋をかけて、樹上生活者のオランウータンと同じ目線で

森が見られるというもの・・・。

森林研究のために作られたものが始まりです。

中には、ビルの10階に相当する地上40mのつり橋もあるらしいけど

ディスカバリーセンターのものは、金属で作られたしっかりしたものだったし

地上28mだったから怖がりの私でも大丈夫でした。

怖くなかったと言ったら、嘘になるけどね。

それに、スタートは地上からそのまま渡れるようになっていたので助かりました。


学べる施設♪

2013-08-29 21:12:17 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  「レインフォレスト・ディスカバリー・センター」の話の続きです。

ボルネオの熱帯雨林の動植物たちそれぞれについて

説明されていました。

ボルネオオランウータン同様、注目される「ピグミーエレファント」。。。

「ボルネオゾウ」です。

アジアゾウには、インドゾウ、スリランカゾウなどがいます。

ボルネオゾウも、アジアゾウですが、それらと違う部分がたくさんあるそうです。

体は、ひとまわり小さく丸く、顔が角張っていて尾が長く

キバがまっすぐに伸びています。

性格は、おとなしいそうです。

人によってボルネオ島に持ち込まれたという説があったそうですが

約2万年前からボルネオ独自で進化してきたことが明らかになりました。

生息地はボルネオ島の北東部に限られているのですが

その生息地も伐採やプランテーションに変えられていますから

急速に減少しています。

今年の1月に、マレーシア、サバ州の森林保護区で毒殺された10頭のゾウの死骸が見つかったことを

BCTJの講演会で教えてもらいました。

ゾウの移動ルートは、ほぼ決まっているのだそうです。

ゾウたちは、昔からの移動ルートをただ通っているだけなのに

そこがアブラヤシのプランテーションに変えられてしまったために

アブラヤシの新芽や実を食べてしまう害獣になってしまうのです。

住民も生きていくための手段とはいえ、人間は身勝手だなあと思いました。

私たちも、キバタンガン川のクルーズで見ることができた

カワセミの仲間の鳥たちです。

森のリサイクル工場と以前紹介したシロアリですが

アリの仲間ではなく、どちらかと言うとゴキブリの仲間だそうです。

「多摩動物公園」で、森のゴキブリを見せてもらったことがあります。

人間に嫌われている虫たちも、生態系の中ではそれぞれ役割をもつすばらしい生き物だと

確認することができました。

ナナフシやオオコノハムシのように、植物に姿が似ている昆虫たちもたくさんいます。

森の中には、天敵がたくさんいます。

敵の目をごまかすために、進化してきました。

自然は、偉大です。

マレーシアの動物や植物にできるだけ出会いたいと思っての今回の旅です。

資料室でダイジェストで見せてもらいました。

この後、保護林の中に入り樹冠の世界を堪能する予定です。

オランウータンに会えるかなぁ~♪

テングザルはどうかなぁ~♪

動物たちに会うためとはいえ、地上28mの遊歩道は怖いかなぁ~!!

キャノピーウォーク、野生生物観察のお話は、また次回・・・。


展示室!!

2013-08-28 22:10:37 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 サンダカン・セピロックの「レインフォレスト・ディスカバリーセンター(RDC)」は、

セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターがあるカビリ-セピロック森林保護区の一部です。

とても人気のある環境教育(EE)センターの一つで

学生や教師が熱帯雨林について学ぶための施設だそうです。

まず、チケットを買いました。

マレーシアの住民とそうでない人とでは値段が違いました。

展示室に入りました。

木彫りのサイチョウがお出迎えです。

参加者メンバー、それぞれ興味を持つところが違いました。

人の子Hiwaちゃんは、鳥・・・特にサイチョウに夢中でした。

ジャングルの絵と写真で、動物・植物たちの棲み分けが説明してありました。(多分・・・)

ボルネオ島のジャングルは、ほとんどがフタバガキからなる森だそうです。

(今は、どうなのでしょう。原生林が多くあった時代にボルネオの地に立ってみたかったなぁ~!!)

その森の中で、動物たちは、植物は、それぞれの性質・生態別に

様々な場所に分かれて棲んでいます。

海や川の近くの森に棲むもの・・・

山の森林に棲むもの・・・。

また、草やコケ、生え始めたばかりの木が生える林床部に棲むもの・・・

高木、それに巻きつくつる植物やシダ、ランの生える低・中層部に棲むもの・・・

70mを超える巨木がつらなる樹冠部に棲むもの・・・。

同じ森の中でも、場所によって、太陽からの光の量や水分、土からもらう栄養分など

様々です。

さらに、そこに生える木の年齢、種類によっても環境は変わります。

その環境に最も適応した動植物たちがその場所にそれぞれ暮らします。

例えば、オランウータンやテナガザル、リーフモンキーは、樹上性なので生涯のほとんどを樹冠部で

暮らします。

カニクイザルは、樹上性のサルですが、地上へも降りるそうです。

ブタオザルは、地上性ですが、よくに木にも登るそうです。

テングザルは、マングローブや川岸で暮らしています。

オランウータンについてや

オランウータンが減少してきたことなどの説明のパネルです。

ボルネオ島の森をつくるフタバガキの果実です。

フタバガキには、たくさんの種類があって

ボルネオ島には、約270種類があるそうです。

フタバガキの多くは、果実にプロペラのような羽が付いています。

フタバガキの果実は熟すとプロペラでくるくる回りながら

地上に落ちていきます。

風が吹くと、遠くへ散らばって広がり命をつないで行きます。


レインフォレスト・ディスカバリー・センターへ♪

2013-08-27 18:40:56 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  3日目の午後のプログラムは、

「レインフォレスト・ディスカバリー・センター」訪問でした。

キャノピーウォークと野生生物観察です。

センターは、ボルネオの低地熱帯雨林について学べる施設です。

さすが、ボルネオ。。。

植物園でも規模が違います。

ここも、様々なアクティビティが楽しめるのだと思います。

私たちは、保護林内に造られたキャノピーで樹林世界を見たのでした。

センターチケット売り場の前に

ボルネオを代表する動植物を象ったオブジェがありました。

オランウータン、ボルネオゾウ、ラフレシア

サイチョウ、フタバガキ、ウツボカズラ・・・。

もう一つ、シカみたいのは何だろうと思って調べたら

ホエジカとボルネオキョンという動物がいることがわかりました。

運が良ければ、オランウータンにも会えるということでした。

会えなかったんだけどね。。。


アブラヤシの花!!

2013-08-26 22:43:05 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 セピロックのロッジに着いてから

友達が、アブラヤシの実をもっと良く見たかったと言いました。

アブラヤシのプランテーションが増えることで

熱帯雨林が減っていく現実を目の当たりにして

さらに詳しく知りたいと考えたようです。

ロッジの庭に、アブラヤシの木があるのを見つけました。

木は、とても見やすい高さで

実もしっかり付いていました。

このオレンジ色のもの一つ一つが実だと話しました。

実の他に、付いているものがあります。

実でも葉でもないので、花かと思いました。

今まで、果房や実は話題になってきたけれど

花のことはほとんど聞いてこなかったと思いました。

調べてみたら

アブラヤシには、雄花と雌花があって

一つの株の中で、雄花と雌花が同時に咲くことはないのだそうです。

なので、受粉には

風や虫に、一つの株から別の株に花粉を運んでもらう必要があります。

そこで、アブラヤシのプランテーションにはもう一つ問題があるのでした。

それは、この受粉に必要な虫のことです。

昆虫のゾウムシの一種、ゾウの鼻のような口を持つので、この名前が付いたそうですが・・・。

ゾウムシがアブラヤシの雄しべの花粉を食べに来ると体に花粉がつき

その花粉が雌しべにつくことで受粉が行われます。

で、このゾウムシですが、アブラヤシと同時にアフリカから一緒に持ち込まれたというのです。

ハブ退治に持ち込まれたマングース・・・。

ウシガエルのエサとして持ち込まれたアメリカザリガニ・・・。

日本の生態系を狂わす原因と似たような関係がここでも起こってくることが理解できると思います。

人間の身勝手な考えで、生態系を変えると絶対無理がきて

取り返しがつかなくなることをみんなと考えたいと思いました。


ハナドリ♪

2013-08-26 00:33:52 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 シャワー室は、いただけなかった「セピロック フォレスト エッジ リゾート」ですが

お庭で、珍しい植物やたくさんの鳥や虫に出会えたので

その点は満足しています。

ツバキの花の仲間やバナナ、パパイヤなど・・・。

一眼レフの望遠カメラを重くても持って行って良かったと思いました。

花に蜜を吸いに来る「ハナドリ」にも出会えました。

「オレンジハナドリ」だと思います。

トンボもよく見ましたが、

望遠で撮ろうとすると、トンボが細いので

他の物に焦点が当たってしまい、トンボが消えてしまって困りました。

カメラが頭が良すぎるのもよし悪しです。。。

珍しい植物や動物がいると、すぐガイドのジェイソンさんが声をかけてくれました。

ジェイソンさんが、「ブラシの木」と呼んでいた木にも

ハナドリが来ていました。

「ギバラタイヨウチョウ」かなぁ?

撮った時には気付かなかったのですが

羽ばたいているところが撮れていました。

嬉しいです。

ブラシの木、キンポウジュという名前らしいのですが

本当に、コップを洗うブラシみたいです。


ロッジに泊まる♪

2013-08-25 19:01:31 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「セピロック フォレスト エッジ リゾート」にチェックインしました。

ここもいろんなタイプの部屋があると思いますが

私たちが泊まったのは、合宿所のようなタイプでした。

私たちメンバーは、奇数でしたから

ツインの部屋の場合は、だれかが一人で寝ることになります。

ここでは、私が一人で寝させてもらいました。

ここでも、バスタオルがあったので

びっくりしました。

昨年は、ホームステイでしたから

タオルは自前が当たり前でしたから・・・。

角部屋だったので、窓から見える景色もよく

恵まれた部屋だと思いました。

れいなちゃん赤ちゃんと一緒ですから

どんな部屋であっても、楽しく過ごすことができます。

ロングハウスと違ってとなりの部屋の声は聞こえませんが

全員で、シャワー室が一つしかないのは不便でした。

素朴でしたが、全員一度にシャワーが使えたロングハウスの方が

便利だと思いました。

それに、使っているうちに水が流れなくなりました。

排水溝がつまったようです。

施設の人に言えば良かったのかもしれませんでしたが・・・。

言葉ができないというのも、不便ですね。


3日目ランチ♪

2013-08-25 08:46:25 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 3日目の宿舎「セピロック フォレスト エッジ リゾート」でランチです。

ここは、ロングハウスよりリゾートの雰囲気が漂います。

車に4時間も乗っていたので

疲れと解放感でみんなまったりしていました。

食事は、油で炒めてありますから

さっぱりはしていませんが

野菜は豊富だし、お肉はおいしいし

インドネシアもマレーシアも食事には困りませんね。

ごはんだけは、日本の炊き立てほかほかのが食べたいです。

最後には、必ずフルーツのデザートが出ます。

ここでは、スイカとパイナップルとパパイヤです。

パパイヤは、便通をよくすると聞いたので

多めに食べました。

みんなそれぞれ飲み物を頼みました。

私は、コーヒーが飲みたかったので頼みましたが

お米と同じようにコーヒーも、日本のものが懐かしいです。

みんなは、水パイプに

私は、テングザルのぬいぐるみに

それぞれ目が行くところが違います。

やっぱり好きこそものの上手なれ・・・。

興味がなければ始まりません。


セピロックです♪

2013-08-25 07:46:20 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 セピロックの街に入ったようです。

 オランウータンの像がお出迎えです。

サバ州では、街に入ると

その町を象徴する像が建っていました。

像を車の中から撮るのは、大変でした。

バス停もよく見ました。

でも、日本のように定刻にバスは来ないそうです。

だから、観光客でもバスに乗らず歩いている人たちをよく見ました。

観光客だからかな?

時間に追われていない地元の人には、便利でしょう。

学生さんたちは、どうしているのかな?と思いました。

停留所でなくても、手を上げればバスは停まるそうです。

うちの実家のところも停まりますけどね。

 セピロックは、オランウータンの保護区です。

世界的に有名なオランウータンのリハビリセンターがあります。

去年、旅の一番の目的がキャンプリーキーだったように

今回の一番行きたいところが、「セピロック・オランウータン・リハビリセンター」です。

3日目の宿舎は、そのリハビリセンターのそばにありました。

これが、リハビリセンターの門です。

この門も、車の中から必死になって写真を撮りました。


車窓から見る!!

2013-08-25 00:00:44 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 セピロックまであと約1時間・・・。

まだまだプランテーションは、続きます。 

これから、プランテーションになるところ。。。

プランテーションの成れの果て。。。

森林を伐採してつくられるプランテーションは、

動物の棲みかをなくすだけではなく土地そのものを破壊します。

アブラヤシは、たくさんの養分を必要とするため

長く植えると土地は干からびます。

用水路を引く必要もあるので、土地の水分も失われます。

農薬をたくさん使うので

用水路から流れ出るものが、そこに住む、そこで働く人々の体を蝕みます。

昨年のインドネシア旅行の時にも書きましたが

自然豊かな土地で、公害発生ということになりかねません。

そして、荒野になってしまった土地を見て悲しい気持ちになりました。

(誰のためにプランテーションづくりは続くのだろう。

日本が抱える原発の問題と通じるなぁ~と思ったのは私だけではないはずです)

セピロックに近づくにつれて、

景色は、村から町の様子に変わって行きました。


アブラヤシについて理解する!!

2013-08-24 19:40:51 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  アブラヤシが見やすいところで、

自動車を停めました。

アブラヤシについて話を聞くためです。

私は、BCTJの会員ですが

メンバーのほとんどはパーム油について聞くのは、初めてです。

もちろん、アブラヤシを見るのも初めてです。

アブラヤシは、西アフリカ原産で、私たちがヤシと言われ頭に浮かべるココナツヤシとは別のものです。

ヤシ油は、ココナツから採れ

パーム油は、アブラヤシから採れます。

山田くんの後ろに見えるように、

アブラヤシの茎には枝を切った後がウロコのような模様を作っているのでわかると思います。

日本でも、外来生物が日本在来の生物を侵食していると問題になっていますが

アブラヤシも外来種なんです。

赤道をはさんで緯度10度以内が、アブラヤシの栽培に適しているので

インドネシア、マレーシアで栽培されるようになりました。

マレーシアのアブラヤシプランテーションは、半島部で始まったそうですが

頭打ちになったので、ボルネオ島のサバ州、サラワク州で開発が進んだのだそうです。

パーム油は、融点が低く扱いやすい、安価である、生産が安定しているといいことばかりなので

さまざまなものに使われています。

食用としては、インスタント麺やマーガリン、業務用の揚げ油、加工食品に使用される油などです。

私はお菓子が、大好きなのでよくわかるのですが

ポテトチップスやクラッカーなどスナックのサクサクした食感は、パーム油で揚げてあるからです。

食用以外にも、洗剤やシャンプー、インク、化粧品などに使われています。

植物油と明記されていてもほとんどがパーム油です。

パーム油は、使いやすい植物油なので、「地球にやさしい」と称されてきました。

しかし、アブラヤシのプランテーションは、

熱帯雨林の伐採、生物多様性の喪失、農薬や肥料の問題など環境に

悪影響を及ぼしています。

「地球にやさしい」は、間違いです。

アブラヤシのプランテーションが問題視される前から、ボルネオ島の森林は木材として伐採されていました。

しかし、商業用の木材伐採は大きな木だけを切るので何年か経つと自然に新しい木が生えてきました。

プランテーションは、森全部を伐採し畑にするので、二度と森にはもどらないのです。

木材用の森林伐採の方がまだ良かったのです。

オランウータンもそうです。

オランウータンの赤ちゃんは、とてもかわいいので昔から密猟が行われ

たくさんのオランウータンが亡くなったり、みなしごになりました。

けれど、今みたいにごそっと森がなくなるわけではないので

大量に減少することはなかったはずです。

熱帯雨林には、たくさんの動植物が生息しています。

森がプランテーションになってしまうと棲む場所がなくなったり、分断されるので、

個体数が減ったり、遺伝子の多様性をなくしたりします。

また、プランテーションは、アブラヤシなど単一の作物だけを作るので

そこで生きていける動物も限られます。

ネズミやヘビは、増えるそうです。

生態系もくるいます。

枝と枝の間にある赤黒い実が、アブラヤシの果房です。

アブラヤシの実がたくさん集まっています。

20㎏~30㎏もあるそうです。

果房は、木の高いところになっているので採るのが大変です。

だから、最近は背の低い品種が作られているような気がします。

(インドネシアで見たものは、ほとんどそうでした)

アブラヤシの実からは、性質の違う2種類の油が採れます。

実の黄色い部分からはパーム油、白い部分からはパーム核油です。

カメラの機能を使いまして、パノラマ写真を撮りました。

アブラヤシのプラテーションは、このように広がっています。

プランテーションで働くトラックが、頻繁に通りました。

メンバーみんな、とても熱心なので

見たい、聞きたい、知りたいことが次々ありまして

あっという間に30分が過ぎていました。

お昼の時間がどんどん遅くなります・・・。

3日目の宿舎である「セピロック・フォレスト・エッジ・リゾート」に向けて出発します。


サンダカンへ!!

2013-08-24 13:43:29 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 ラナウからサンダカンへ向かいます。

専用車で約4時間陸路を進みます。

道路を走るとすぐに気付くのは、

道路の脇は、アブラヤシのプランテーションばかりということです。

熱帯雨林が、アブラヤシのプラテーションに変えられてしまい

動物たちの棲む場所がなくなっていると聞いてはいました。

また、飛行機から陸地を見下ろしてプランテーションが広がるのも確認しました。

しかし、実際に走ってみると頭の中で想像したり

遠くから見ていたのとは感じ方が全然違います。

走れども走れども・・・

見えるのは、アブラヤシのみです。

アブラヤシは、収穫してすぐ搾取しないと酸化してしまうため、

プランテーションのすぐ近くに搾取工場を建てることになります。

そうなると、大量の実や油を運ぶトラックが通る大きな広い道路が必要になります。

この道路も、プランテーションのために造られただろうだから

アブラヤシが続くのは当たり前なのだと理解しました。

しかし、こんなにもプランテーションが続くとは想像できませんでした。

ここも、熱帯のジャングルだったはずです。

この地に棲んでいたたくさん生物たちが、私たちの便利な生活のために追いやられてしまったことを

申し訳なく思いました。

搾取工場に運ぶのでしょう。

荷台に、アブラヤシの実をたくさん積んだトラックが何台も通りました。

道路の反対側は、工場に実をおろして荷台を空にして帰るトラックが通りました。

この旅は、「いのちをつなぐ森を訪ねる旅」です。

ボルネオの生物多様性を守る活動にふれる旅です。

アブラヤシを栽培するために、ボルネオの熱帯雨林が減り、森が分断されている。。。

その森をつなぎ、森に棲む野生生物を守る活動にふれる旅です。

そのために、まずアブラヤシについて知りましょう。

サンダカンまでの途中で、アブラヤシが見やすく自動車を停めても大丈夫な所で

アブラヤシについてレクチャーしてもらうことにしました。


Bye Bye Sabah Tea Garden ♪

2013-08-24 09:05:54 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「サバティー・ガーデン」での思い出をずっと書いてきましたが

そろそろ次の地に行きたいと思います。

最後に、まだ載せていなかった写真で

「サバティー・ガーデン」を紹介します。

大きなランの株です。

ラフレシアもそうでしたが、なかなか花には出会えないそうです。

これは、健康食品になっている「ノニ」です。

実が生っていたので私にもわかりました。

バッタを見つけました。

そして、大きく撮れたのでごきげんです。

数々のヤシもありました。

これが、スイレンのつぼみです。

花は、朝咲いて午後にはしぼんでしまうそうです。

 カエルがスイレンの葉の上に乗っていました。

戦争の記念碑がありました。

第二次世界大戦中、日本軍はアジアの国々に多大な迷惑をかけました。

ここラナウも、悲惨な事件があったところです。

そして、ここで命を落とした人達を追悼するために記念碑が建てられています。