「レインフォレスト・ディスカバリー・センター」の話の続きです。
ボルネオの熱帯雨林の動植物たちそれぞれについて
説明されていました。
ボルネオオランウータン同様、注目される「ピグミーエレファント」。。。
「ボルネオゾウ」です。
アジアゾウには、インドゾウ、スリランカゾウなどがいます。
ボルネオゾウも、アジアゾウですが、それらと違う部分がたくさんあるそうです。
体は、ひとまわり小さく丸く、顔が角張っていて尾が長く
キバがまっすぐに伸びています。
性格は、おとなしいそうです。
人によってボルネオ島に持ち込まれたという説があったそうですが
約2万年前からボルネオ独自で進化してきたことが明らかになりました。
生息地はボルネオ島の北東部に限られているのですが
その生息地も伐採やプランテーションに変えられていますから
急速に減少しています。
今年の1月に、マレーシア、サバ州の森林保護区で毒殺された10頭のゾウの死骸が見つかったことを
BCTJの講演会で教えてもらいました。
ゾウの移動ルートは、ほぼ決まっているのだそうです。
ゾウたちは、昔からの移動ルートをただ通っているだけなのに
そこがアブラヤシのプランテーションに変えられてしまったために
アブラヤシの新芽や実を食べてしまう害獣になってしまうのです。
住民も生きていくための手段とはいえ、人間は身勝手だなあと思いました。
私たちも、キバタンガン川のクルーズで見ることができた
カワセミの仲間の鳥たちです。
森のリサイクル工場と以前紹介したシロアリですが
アリの仲間ではなく、どちらかと言うとゴキブリの仲間だそうです。
「多摩動物公園」で、森のゴキブリを見せてもらったことがあります。
人間に嫌われている虫たちも、生態系の中ではそれぞれ役割をもつすばらしい生き物だと
確認することができました。
ナナフシやオオコノハムシのように、植物に姿が似ている昆虫たちもたくさんいます。
森の中には、天敵がたくさんいます。
敵の目をごまかすために、進化してきました。
自然は、偉大です。
マレーシアの動物や植物にできるだけ出会いたいと思っての今回の旅です。
資料室でダイジェストで見せてもらいました。
この後、保護林の中に入り樹冠の世界を堪能する予定です。
オランウータンに会えるかなぁ~♪
テングザルはどうかなぁ~♪
動物たちに会うためとはいえ、地上28mの遊歩道は怖いかなぁ~!!
キャノピーウォーク、野生生物観察のお話は、また次回・・・。
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