サンダカン・セピロックの「レインフォレスト・ディスカバリーセンター(RDC)」は、
セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターがあるカビリ-セピロック森林保護区の一部です。
とても人気のある環境教育(EE)センターの一つで
学生や教師が熱帯雨林について学ぶための施設だそうです。
まず、チケットを買いました。
マレーシアの住民とそうでない人とでは値段が違いました。
展示室に入りました。
木彫りのサイチョウがお出迎えです。
参加者メンバー、それぞれ興味を持つところが違いました。
人の子Hiwaちゃんは、鳥・・・特にサイチョウに夢中でした。
ジャングルの絵と写真で、動物・植物たちの棲み分けが説明してありました。(多分・・・)
ボルネオ島のジャングルは、ほとんどがフタバガキからなる森だそうです。
(今は、どうなのでしょう。原生林が多くあった時代にボルネオの地に立ってみたかったなぁ~!!)
その森の中で、動物たちは、植物は、それぞれの性質・生態別に
様々な場所に分かれて棲んでいます。
海や川の近くの森に棲むもの・・・
山の森林に棲むもの・・・。
また、草やコケ、生え始めたばかりの木が生える林床部に棲むもの・・・
高木、それに巻きつくつる植物やシダ、ランの生える低・中層部に棲むもの・・・
70mを超える巨木がつらなる樹冠部に棲むもの・・・。
同じ森の中でも、場所によって、太陽からの光の量や水分、土からもらう栄養分など
様々です。
さらに、そこに生える木の年齢、種類によっても環境は変わります。
その環境に最も適応した動植物たちがその場所にそれぞれ暮らします。
例えば、オランウータンやテナガザル、リーフモンキーは、樹上性なので生涯のほとんどを樹冠部で
暮らします。
カニクイザルは、樹上性のサルですが、地上へも降りるそうです。
ブタオザルは、地上性ですが、よくに木にも登るそうです。
テングザルは、マングローブや川岸で暮らしています。
オランウータンについてや
オランウータンが減少してきたことなどの説明のパネルです。
ボルネオ島の森をつくるフタバガキの果実です。
フタバガキには、たくさんの種類があって
ボルネオ島には、約270種類があるそうです。
フタバガキの多くは、果実にプロペラのような羽が付いています。
フタバガキの果実は熟すとプロペラでくるくる回りながら
地上に落ちていきます。
風が吹くと、遠くへ散らばって広がり命をつないで行きます。