6月28日(金)本日のごはんは、
「あわごはん」
「ゴーヤチャンプル」
「ズッキーニとツナの梅マヨ和え」
「とうがんスープ」でした。
(一部メニューを変更しています)
本日のおすすめメインは「あわごはん」と「ゴーヤチャンプル」です。あわは、中国では紀元前から栽培され、大部分の地域で主食として食べられてきたそうです。日本へは米よりも早く伝わり、縄文時代にはすでに栽培されていた最古の穀物だと言われています。今日は、お米とあわを一緒に炊きました。いつものごはんとの香りや見た目の違いに気が付くこどもも多くいました。また、今日はお米を洗うところからあわを混ぜて炊飯をするところまでさくら組のこどもたちが行ってくれました。他の組のこどもたちも興味津々でした。
主菜には、これから旬を迎える「ゴーヤ」を使ったチャンプルを提供しました。チャンプルとは、沖縄の方言で「ごちゃまぜ」という意味です。ゴーヤは、東南アジアが原産で、表面にあるイボと、独特の強い苦みが特徴の野菜です。ゴーヤの苦み成分である「モモルデシン」は、水に溶けやすいため、塩もみをして水分を出すことで苦みを和らげることができます。そのため、切り口が増えるほど苦み成分が抜けやすくなります。
今日は、塩もみをした後、ゆでたゴーヤと一緒に豆腐・赤ピーマン・にんじんを炒め、しょうゆ・酒・砂糖・みそで味付けをしました。ほんのり苦みを感じるメニューでした。また、こどもたちには実際にゴーヤに触れてもらいました。「表面は硬いけど、中は柔らかいね」や「中の柔らかい部分は食べられないよね」などいろいろな声が聞かれました。
こどもたちは「ごはんと一緒に食べると美味しい」と言いながら、味わって食べていました。
午後のおやつは「水無月(みなづき)」と「お茶」です。
「水無月」は京都発祥の和菓子です。京都では、6月30日を1年の半分にあたる日として、半年の間に身についた災いを払い落とし、残り半年の無病息災を願う「名越の祓(なごしのはらえ)」という行事が行われます。昔、「名越の祓」の際に氷を食べて暑気を払う風習がありましたが、氷が貴重なものであったため、氷に似せたお菓子の「水無月」を食べていたそうです。今日は、おおわだ保育園でも「水無月」を提供しました。もっちりとした食感のういろうに甘納豆がたまらないおやつでした。