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おおわだ保育園世田谷豪徳寺

子ども達の様子を中心におおわだ保育園世田谷豪徳寺の情報をお伝えします。

SIDS対策強化月間

2022-11-29 18:03:14 | その他情報

SIDS対策強化月間

 

乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)は、それまで元気だった乳幼児が事故や窒息ではなく、眠っている間に何の予兆や既往歴のないまま死に至る、原因のわからない病気です。

日本での発生頻度はおよそ出生6000~7000人に1人と推測され、生後2か月から6か月が多いとされていますが、まれに1歳以上でも発症することがあります。

発症は年々減少傾向にありますが、令和3年には全国で81名の乳幼児がSIDSでなくなっており、乳児期の死亡原因として第3位となっています。

SIDSは、12月以降の冬期に発症しやすい傾向があることから、厚生労働省は毎年11月をSIDSの対策強化月間としています。

 

SIDSの予防方法は確立していませんが、以下のポイントを守ることにより、発症率が低くなるデータがあります。

①1歳になるまでは、寝かせる時は仰向けに寝かせる

SIDSは、うつぶせ、仰向けのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせた時の方が発症率が高いと言われています。医学的にうつぶせ寝を勧められている以外は、子どもの顔が見えるように仰向けに寝かせましょう。

②できるだけ母乳で育てましょう

母乳育児が様々な点で良いことは知られています。母乳の方がSIDSの発症率が低いと言われています。母乳育児にトライしてみましょう。人工乳がSIDSを引き起こすわけでは決してありません。また、医学上の理由で母乳育児が出来ない場合もあるため、周囲の方はご理解をお願いします。

③たばこをやめましょう

たばこはSIDS発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙は胎児の体重が増えにくくなり、呼吸中枢に悪影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や子どもの側での喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切です。日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

④子どもを暖め過ぎない

冬になるとどうしても部屋を暖めすぎたり、厚着をさせたり、布団をかけすぎてしまったりしがちです。着せすぎによって高体温になってしまい、それがSIDSを引き起こす原因となっている可能性が指摘されています。

 

SIDSについてよくある質問

Q:子どもが睡眠中に寝返りをして、うつぶせ寝になった場合は、仰向け寝に戻す必要があるか?

A:寝返りは子どもの成長発達にとって重要であり、自然な発達過程です。SIDSのリスクを減らすために重要なことは、眠り始める時に仰向け寝にしてあげることと、寝返りをした際に備えて子どもの周囲に柔らかな寝具を置かないようにすることです。アメリカの小児科学会によると、子どもが仰向けからうつぶせ、うつぶせから仰向けのどちら側からも自分で寝返りができるようになったら、その姿勢のままにしておいてよいと言われています。

園では、午睡中のうつぶせ寝はすぐに直すようにしています。(おおわだ保育園では、0~1歳児の午睡はバウンサーを使用しております。)

また、うつぶせ寝が好きなお子さんでも気を付けていくと、2週間程度で仰向け寝に定着すること多いです。

Q:子どもの睡眠について、SIDSの他にも気を付けることはありますか?

A:睡眠中の窒息事故にも注意が必要です。

①敷布団は硬めのものを

②掛け布団は軽いものにし、掛けすぎない

③布団が顔や口にかからないように

④顔の周囲にぬいぐるみやタオルなど首に巻きつくものを置かない

⑤ベッドに隙間を作らないように

無呼吸に気付いたら、すぐに救急要請と心肺蘇生をしましょう。

 

睡眠中はこまめに子どもの様子を確認し、子どもの命を守りましょう。

 

https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000846943.pdf


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子どもに合った服装や靴で元気に過ごしましょう

2022-10-28 17:49:56 | その他情報

子どもに合った服装や靴で元気に過ごしましょう

 

薄着の習慣は秋からスタートしましょう!

10月に入り、急激な気温変化が起き、朝晩だけではなく日中も寒くなってきました。

肌寒くなってくると、つい子どもに厚着をさせたくなってしまいます。

お子さんの服装は、少し厚着になっていませんか?

子どもは体温が高く、意外と寒さに強いです。

薄着でいると、冷たい外気が刺激となって、自律神経などの神経系全体が活発に働くようになります。体温調節機能も高まるので、風邪を引きにくく、丈夫な皮膚となり、寒さに対する抵抗力が強い身体になります。

また、薄着は運動能力の発達を促すともいわれます。もこもこと着こんでいると動きにくくて活動的にはなれません。活発に動く子どもたちは、厚着をしていると汗をたくさんかき、汗が冷えると風邪を引く原因にもなります。

日中はなるべく、薄着で過ごしましょう。そして、調整しやすい服装にしましょう。

薄着で過ごすコツ

①寒い時は薄手の上着で調節する。

→薄手の重ね着をすると、服と服の間に体温で溜まった空気の層ができ、厚手のものを1枚で着るより保温性が高まります。また、薄手の重ね着だと動きやすく、服の調整がしやすくなります。寒い時は薄手の上着で調節するとよいでしょう。

②肌着を着て保温する。

→肌着は、保湿性・吸水性がある素材を選びましょう。綿100%の半袖がおすすめです。

 古くなってくると目がつまって保温力が低下するので気を付けましょう。

③おなかと背中が出ないようにしましょう。

④子どもが一人で着脱しやすいものにしましょう。

⑤「大人よりも1枚少なく」を目安にしましょう。

 

足に合った靴で元気に遊びましょう!

これからの季節は散歩の機会が増え、外に出かけることが多くなります。

すぐに成長するからと、つい合わない靴を履かせていませんか?

靴が足に合っていないと、不自然な足の使い方や歩き方のまま足が育つことになります。成長が著しいこの時期こそ、適切な靴選びが重要です。再度見直してみましょう。また、3歳くらいまでは非常に速いスピードで成長します。6ヶ月に一度、適正なサイズかどうか確認しましょう。

靴の選び方のポイント

①調整ベルトは子どもが握りやすく、引きやすい1.5㎝程度の幅のものを選びましょう。

②通気性・吸湿性の良い素材や中敷きが取り外し可能なものを選びましょう。足の衛生上、汗からの雑菌の繁殖を防ぐため、こまめに洗うようにし、清潔にしましょう。

③中敷きに足を合わせて、サイズを確認します。中敷きとつま先の余裕が約1㎝あれば適正であり、0.5㎝以下になったら取り換えるようにしましょう。

④0~1歳は、靴底がまっすぐ平らで、置いた時にグラグラしない、安定したものを選びましょう。2歳以降は足や足首が十分動かせるように、つま先から1/3が楽に曲がり、靴底にクッション性があるものを選びましょう。

⑤かかとは包み込むところが硬く、しっかりしているものを選びましょう。

 

これらの点に注意して、子どもにとって過ごしやすい服装や靴であるか見直してみましょう。


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目の愛護デー

2022-09-28 17:50:18 | その他情報

目の愛護デー

 

2つの10を横に倒すと、眉と目の形に見えることから10月10日は目の愛護デーとされています。

乳幼児期は、子どもの目がもっとも育つ時期です。生まれたばかりの時は0.01くらいだった視力は、生後6週ころからぐんぐんと発達します。5歳で1.0以上となり、その後の発達程度は緩やかになり、8~10歳くらいで完全に止まります。ですから、乳幼児期になんらかのトラブルで視力の発達が上手くいかなかった場合、その後視力を伸ばすことが難しくなります。

この機会にお子様の「目」の健康を改めて見直してみましょう。

視力の発達

3ヶ月頃 視力:0.01~0.02 抱っこしている人の顔がぼんやり見える

6ヶ月頃 視力:0.04~0.08 動くものを目で追う

1歳 視力:0.2~0.25

3歳 視力:1.0以上

6歳 視力:1.0~1.2 行動範囲が広がるにつれて「見る」働きが発達する

 

目を大切に

1度下がった視力は、元には戻りません。視力の成長過程になる6~7歳までなら、多少の視力は回復する可能性がありますが、8歳を過ぎてしまうとそれも望めません。これ以上低下させない努力が必要です。

 

生活を見直してみましょう

①前髪は目にかからないようにしましょう。

②姿勢を気をつけましょう。

背筋を伸ばした正しい姿勢をとります。背中が曲がった姿勢は、目と物の距離が短くなり、目に負担がかかってしまい、視力低下につながることもあります。 

③照明の明るさに気を付けましょう。

④寝るときは暗い部屋で寝ましょう。

明るい部屋で寝ていかせていると、脳や体も休まりません。また、睡眠の質にも影響が現れる恐れがあります。 

⑤緑黄色野菜を食べるようにしましょう。

⑥汚い手で目をこすらないようにしましょう。

 

見る力を育てるポイント

①明るさ、暗さのメリハリのある生活をしましょう。

日中は光を浴び、夜は暗くして寝ましょう。

②広い空間で身体と目を動かす機会を作りましょう。

全身運動は眼球、視神経・脳の発達を促します。

③様々なものを見る体験をしましょう。

止まっているものや動いているもの、小さなものや大きなもの、遠くにあるものや近くにあるものなど、様々なものを見る体験が目に良い刺激となります。

④テレビやゲーム、スマートフォンやタブレット、Youtubeは、時間を決めましょう。

テレビは正面から見ましょう。いつも横目で見ていると、視力に左右差が出ることもあります。また、スマートフォンやタブレットなどの狭い範囲の平面画像を見続けることは、目の負担になるので避けましょう。

 

こんな見方は危険信号

・テレビや絵本に近付いて見る

・明るい戸外でまぶしがる

・目を細めて見る

・上目遣いに物を見る

・目つきが悪い、目が寄っている

・見る時に首を曲げたり、頭を傾けたりする

このような症状が見られると斜視や弱視の可能性もあります。

子どもは視力が悪いことを自覚できないため、上記の症状がないか普段から気にかけてみるようにしましょう。

 

乳幼児期から目を大切にする習慣をつけておきましょう。


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防災の日・救急の日

2022-08-30 16:40:04 | その他情報

防災の日・救急の日

 

あらゆる災害に対する防災知識の普及や備えを強化することを目的として、防災の日を含む1週間(8月30日~9月5日)を防災週間とされています。

 

防災の日

台風や地震、津波などといった災害についての認識を深め、災害に対する心構えを準備する日として1960年に制定されました。1923年に起こった関東大震災の日が9月1日であったため、9月1日が防災の日と定められています。

保育園では、火災・地震・水害などを想定して毎月避難訓練を行っています。子ども達と「おかしもち」のルールを約束し、避難訓練を行っています。

お「押さない」、か「駆けない(走らない)」、し「しゃべらない」、も「戻らない」、ち「近づかない」

地震時の避難行動について以下のサイトを参考にしてみてください。

東京消防庁<安全・安心情報><地震に備えて:地震 その時10のポイント>

家族で話し合っておきましょう!

①避難所・集合場所

避難所はどこなのか、地図を見て確認しておきましょう。また、家族と一緒にいる時に被災するとは限りません。どこで集合するか決めておきましょう。

②連絡方法

スマートフォンが使えなくなる場合もあります。どこにどのように連絡を取るのか、また災害用伝言ダイヤル(171)の使い方も一緒に確認しておきましょう。

③非常用持ち出し袋・備蓄

非常用持ち出し袋の中身や食料品の備蓄は十分か確認しましょう。賞味期限が近い物は食べてしまって、新しく買い足しましょう。

非常用持ち出し袋や備蓄に関して首相官邸より提示されている、災害の「備え」チェックリストを参考にしてみてください。

https://www.kantei.go.jp/jp/content/000064513.pdf

 

救急の日

9(きゅう)と9(きゅう)のごろ合わせで9月9日を救急の日と言います。

簡単な応急手当

【洗う】

擦り傷:水道水で汚れを洗い落とします。

目にゴミが入った時:洗面器の水に顔をつけてまばたきをします。

【冷やす】

打撲:氷嚢を当てて冷やします。感覚がなくなってきたら、一旦休み、再度冷やします。

火傷:水道水で痛くなくなるまで冷やします。

【押さえる】

切り傷:清潔なガーゼなどを傷口に当ててギュッと押さえます。

鼻血:小鼻を摘んで少し俯きます。

♯8000

休日・夜間の子どもの症状に困った時に小児科の医師や看護師に判断を相談できるダイヤル番号です。受診するか判断に困ったときは、相談してみるといいでしょう。

救急用品を点検しましょう!

▢体温計 ▢絆創膏 ▢包帯 ▢ガーゼ ▢サージカルテープ 

▢脱脂綿 ▢清浄綿 ▢綿棒 ▢三角巾 ▢ピンセット ▢毛抜き 

▢爪切り ▢ハサミ ▢氷嚢 ▢熱さまシート ▢ポリ袋 

▢ポケットティッシュ ▢ウェットティッシュ ▢湿布薬 ▢消毒液 

▢化膿止め ▢虫刺され用軟膏 

▢総合感冒薬 ▢解熱鎮痛薬 ▢下痢止め ▢胃腸薬 ▢目薬

ご家庭に救急箱はありますか?いざという時の為に必要な物をそろえておくと安心です。ときどき中身をチェックして、期限の切れた薬品の入れ替えやよく使うものの補充をしておきましょう。


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歯について

2022-07-29 16:30:50 | その他情報

歯について

 

今月は歯科健診がありました。園児全員、大きな問題はありませんでしたが、歯の掃除が行き届いていない園児もいました。今回は、歯についてお話しします。

 

歯磨きの習慣を身に付けましょう

虫歯予防のためには、歯磨き習慣が大切です。虫歯菌が糖をエサにして酸を発生させて、歯を溶かしていくのが虫歯です。特に乳歯は虫歯になりやすく、進行が速いと言われています。生え変わるけど、やはり乳歯も虫歯になったら大変です。子どもたちの歯はいずれ永久歯に生え変わりますが、乳歯の虫歯と永久歯の虫歯は強い関連が認められています。乳歯だからと言って油断はできません。また、乳幼児期は口腔清掃や食習慣などの基本的な歯科保健習慣を身につける時期として非常に重要であり、生涯を通じた歯の健康づくりに対する波及効果も高いと言われています。子どもたちが、自分でも意識して、食後や就寝前の歯磨きの習慣が身に着くようにしましょう。

 

歯磨きの基本

①毛先を歯の面にまっすぐあてます。毛先を歯と歯茎の境目、歯と歯の間にきちんとあてます。

②軽い力で動かします。歯にあてた時、歯ブラシの毛先が広がらない程度で行いましょう。

③小刻みに動かしましょう。約5~10㎜の幅で小刻みに動かし1~2本ずつ磨きましょう。

④仕上げ磨きでは、1か所につき20回以上、ブラッシングは3分程度が目安です。

⑤ブラシや持ち手の形がシンプルで、年齢や口の大きさに合った歯ブラシを使いましょう。

⑥乳児はカーゼで拭き取るように磨くのも効果的です。

 

年齢に応じた歯磨き方法

0歳:口の周りや頬を触り、歯が生えていなくても、時々口の中(舌や歯肉)を観察する習慣をつけましょう。

1~2歳:食事の最後はお茶を飲水をしましょう。1歳8か月頃には歯磨き習慣が出来ることを目指しましょう。ブクブクうがいの練習を行いましょう。(初めは水の量を少なめに)

3~5歳:歯ブラシをしっかり握って持つことができるようにしましょう。子ども自身で一か所に付き10回はブラッシングをできるようにしましょう。嚙み合わせに歯ブラシが当たっているか注意しましょう。上手にできる子は、4歳児で歯の裏側まで、5歳児では奥歯の裏側まで磨けるように練習しましょう。

 

仕上げ磨きのコツ

前歯のコツ:上唇と歯肉を繋いでいるスジ(上唇小帯)の部分に歯ブラシがあたると痛く、歯磨きを嫌がる原因となるため、あたらないように注意しましょう。

奥歯のコツ:奥歯は歯ブラシを奥から前に動かしましょう。奥歯の嚙み合わせは、溝に歯垢が残りやすいです。

子どもが自分でしっかり磨けるようになるのは9歳くらいです。それまでは、大人の仕上げ磨きが必要です。

 

嫌がられないコツ

①歯磨きスタートした頃から、子どもの口元を触るなどスキンシップをとり、慣れさせておきましょう。

②おうちの人と一緒に楽しい雰囲気で歯磨きをしましょう。

③歯磨き中に数を数えながらすると、歯磨きの終わりが分かり、子どもも頑張ることができます。時間がかかると子どもが飽きてしまうので、短時間で手早く丁寧に行いましょう。

④力が強かったり、歯ブラシが歯茎にあたると痛いため、不快感を感じます。注意しましょう。

⑤子どもが眠くなる前や、機嫌が悪い時に行うと歯磨きを嫌がる原因になるため避けましょう。

 

歯磨き中の事故に注意しましょう!

自分で歯ブラシを持って磨くようになった子どもで注意したいのが、歯磨き中の事故です。歯磨きの場所を決めたり、ながら歯磨き(歩きながら、ふざけながら、テレビを見ながら等)をしないように約束して、子どもの事故を防ぎましょう。

 

虫歯にならないために

①食べたらすぐに磨くようにしましょう。就寝前は念入りに磨きましょう。

②だらだら食いは虫歯の要因です。食べる時間を決めましょう。

③砂糖量の少ない物を食べましょう。ちなみに、砂糖は甘いお菓子やジュースだけではなく、冷凍ピザや惣菜、スポーツドリンク等、一見そうは見えないものにも実はたくさん使われています。

 

保育園では、昼食後に歯磨きの習慣をつけるようにしています。

歯磨きをして虫歯ゼロを目指しましょう!


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