子どもに合った服装や靴で元気に過ごしましょう
薄着の習慣は秋からスタートしましょう!
10月に入り、急激な気温変化が起き、朝晩だけではなく日中も寒くなってきました。
肌寒くなってくると、つい子どもに厚着をさせたくなってしまいます。
お子さんの服装は、少し厚着になっていませんか?
子どもは体温が高く、意外と寒さに強いです。
薄着でいると、冷たい外気が刺激となって、自律神経などの神経系全体が活発に働くようになります。体温調節機能も高まるので、風邪を引きにくく、丈夫な皮膚となり、寒さに対する抵抗力が強い身体になります。
また、薄着は運動能力の発達を促すともいわれます。もこもこと着こんでいると動きにくくて活動的にはなれません。活発に動く子どもたちは、厚着をしていると汗をたくさんかき、汗が冷えると風邪を引く原因にもなります。
日中はなるべく、薄着で過ごしましょう。そして、調整しやすい服装にしましょう。
薄着で過ごすコツ
①寒い時は薄手の上着で調節する。
→薄手の重ね着をすると、服と服の間に体温で溜まった空気の層ができ、厚手のものを1枚で着るより保温性が高まります。また、薄手の重ね着だと動きやすく、服の調整がしやすくなります。寒い時は薄手の上着で調節するとよいでしょう。
②肌着を着て保温する。
→肌着は、保湿性・吸水性がある素材を選びましょう。綿100%の半袖がおすすめです。
古くなってくると目がつまって保温力が低下するので気を付けましょう。
③おなかと背中が出ないようにしましょう。
④子どもが一人で着脱しやすいものにしましょう。
⑤「大人よりも1枚少なく」を目安にしましょう。
足に合った靴で元気に遊びましょう!
これからの季節は散歩の機会が増え、外に出かけることが多くなります。
すぐに成長するからと、つい合わない靴を履かせていませんか?
靴が足に合っていないと、不自然な足の使い方や歩き方のまま足が育つことになります。成長が著しいこの時期こそ、適切な靴選びが重要です。再度見直してみましょう。また、3歳くらいまでは非常に速いスピードで成長します。6ヶ月に一度、適正なサイズかどうか確認しましょう。
靴の選び方のポイント
①調整ベルトは子どもが握りやすく、引きやすい1.5㎝程度の幅のものを選びましょう。
②通気性・吸湿性の良い素材や中敷きが取り外し可能なものを選びましょう。足の衛生上、汗からの雑菌の繁殖を防ぐため、こまめに洗うようにし、清潔にしましょう。
③中敷きに足を合わせて、サイズを確認します。中敷きとつま先の余裕が約1㎝あれば適正であり、0.5㎝以下になったら取り換えるようにしましょう。
④0~1歳は、靴底がまっすぐ平らで、置いた時にグラグラしない、安定したものを選びましょう。2歳以降は足や足首が十分動かせるように、つま先から1/3が楽に曲がり、靴底にクッション性があるものを選びましょう。
⑤かかとは包み込むところが硬く、しっかりしているものを選びましょう。
これらの点に注意して、子どもにとって過ごしやすい服装や靴であるか見直してみましょう。