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おおわだ保育園世田谷豪徳寺

子ども達の様子を中心におおわだ保育園世田谷豪徳寺の情報をお伝えします。

インフルエンザについて

2024-12-24 17:33:04 | その他情報

インフルエンザについて

 

今年も残すところあと僅かになりました。寒い日々が続き、本格的な冬を迎え、12月より鼻水などの風邪症状のお子様が増えてきております。感染症も流行する時期であり、巷ではインフルエンザウイルスやコロナウイルスの流行が目立ってきております。

 

インフルエンザとは

インフルエンザウイルスによって発症します。通常の風邪に比べて感染力が強く、全身症状が強く出やすいのが特徴です。

症状

症状は3~4日で治まることが多いです。

①40℃前後の高熱が出ることが多い。

②頭痛や喉の痛み、咳、鼻水、悪寒や倦怠感がある。

③関節痛や筋肉痛が起こる。

④嘔吐や下痢が伴うこともある。

予防

①手洗い・うがいをしましょう。

インフルエンザだけに限らず、感染症予防として手洗い・うがいを行い、体内にウイルスや菌を入れないことが大切です。親子で楽しく取り組んでいきましょう。

②規則正しい生活習慣を送りましょう。

年末年始休み中も早寝早起きをし、3食しっかり食べて過ごしましょう。

③こまめな換気を心掛けましょう。

暖房により室内の空気が汚れたり、ウイルスが増えやすくなります。また、閉め切った部屋にいると感染のリスクは高まります。定期的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れましょう。

④乾燥に気をつけましょう。

ウイルスは湿度に弱いです。室内の湿度を60%ほどに維持できるのが理想ですが、戸外の湿度が30%を切るようなときは、維持するのもなかなか難しいものです。40~60%を目安に加湿していきましょう。濡れたタオルを干すのも効果的です。60%以上になるとカビ・ダニが発生しやすいので気を付けましょう。

④人混みへの外出を極力控えましょう。

登園の目安

発症後5日間、解熱後3日を経過してからの登園が基本となります。病院で医師の診断をしっかり聞いて、登園可能日を確認しましょう。また、医師の登園許可証が必要となります。

 

今週末より年末年始休みです。今年度の年末年始は9連休と長いお休みになります。外出や来客なども多く、生活習慣が崩れがちになります。規則正しい生活習慣で過ごして体調管理には十分気を使って年末年始をお過ごしください。

来年も元気な姿で登園してきてくれることを楽しみにしております。

よいお年をお迎えください。


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SIDS対策強化月間

2024-11-28 17:16:01 | その他情報

SIDS対策強化月間

 

乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)は、それまで元気だった乳幼児が事故や窒息ではなく、眠っている間に何の予兆や既往歴のないまま死に至る、原因のわからない病気です。

日本での発生頻度はおよそ出生6000~7000人に1人と推測され、生後2か月から6か月が多いとされていますが、まれに1歳以上でも発症することがあります。

発症は年々減少傾向にありますが、令和5年には48名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第5位となっています。

SIDSは、12月以降の冬期に発症しやすい傾向があることから、厚生労働省は毎年11月をSIDSの対策強化月間としています。

 

SIDSの予防方法は確立していませんが、以下のポイントを守ることにより、発症率が低くなるデータがあります。

①1歳になるまでは、寝かせる時は仰向けに寝かせる

SIDSは、うつぶせ、仰向けのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせた時の方が発症率が高いと言われています。医学的にうつぶせ寝を勧められている以外は、こどもの顔が見えるように仰向けに寝かせましょう。

②できるだけ母乳で育てましょう

母乳育児が様々な点で良いことは知られています。母乳の方がSIDSの発症率が低いと言われています。母乳育児にトライしてみましょう。人工乳がSIDSを引き起こすわけでは決してありません。また、医学上の理由で母乳育児が出来ない場合もあるため、周囲の方はご理解をお願いします。

③たばこをやめましょう

たばこはSIDS発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙は胎児の体重が増えにくくなり、呼吸中枢に悪影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦やこどもの側での喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切です。日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

④こどもを温めすぎない

冬になるとどうしても部屋を暖めすぎたり、厚着をさせたり、布団をかけすぎてしまったりしがちです。着せすぎによって高体温になってしまい、それがSIDSを引き起こす原因となっている可能性が指摘されています。

 

これらのことはいずれもSIDSの直接の原因ではありません。子育てに関し必要以上に不安を抱くことは避けましょう。

これを参考に、日頃の子育てを再確認していただき、あとはおおらかな気持ちで子育てをしましょう。

 

SIDSについてよくある質問

Q:こどもが睡眠中に寝返りをして、うつぶせ寝になった場合は、仰向け寝に戻す必要があるか?

A:寝返りはこどもの成長発達にとって重要であり、自然な発達過程です。SIDSのリスクを減らすために重要なことは、眠り始める時に仰向け寝にしてあげることと、寝返りをした際に備えてこどもの周囲に柔らかな寝具を置かないようにすることです。アメリカの小児科学会によると、こどもが仰向けからうつぶせ、うつぶせから仰向けのどちら側からも自分で寝返りができるようになったら、その姿勢のままにしておいてよいと言われています。

園では、午睡中のうつぶせ寝はすぐに直すようにしています。(おおわだ保育園では、0~1歳児の午睡はバウンサーを使用しております。)

また、うつぶせ寝が好きなお子さんでも気を付けていくと、2週間程度で仰向け寝に定着すること多いです。

Q:こどもの睡眠について、SIDSの他にも気を付けることはありますか?

A:睡眠中の窒息事故にも注意が必要です。

①敷布団は硬めのものを使用しましょう。

②掛け布団は軽いものにし、掛けすぎないようにしましょう。

③布団が顔や口にかからないようにしましょう。

④顔の周囲にぬいぐるみやタオルなど首に巻きつくものを置かないようにしましょう。

⑤ベッドに隙間を作らないようにしましょう。

無呼吸に気付いたら、すぐに救急要請と心肺蘇生をしましょう。

 

睡眠中はこまめにこどもの様子を確認し、こどもの命を守りましょう。

 


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目の愛護デー

2024-10-28 17:47:28 | その他情報

目の愛護デー

 

2つの10を横に倒すと、眉と目の形に見えることから10月10日は目の愛護デーとされています。

乳幼児期は、こどもの目がもっとも育つ時期です。生まれたばかりの時は0.01くらいだった視力は、生後6週ころからぐんぐんと発達します。5歳で1.0以上となり、その後の発達程度は緩やかになり、8~10歳くらいで完全に止まります。なので、乳幼児期になんらかのトラブルで視力の発達が上手くいかなかった場合、その後視力を伸ばすことが難しくなります。

この機会にお子様の「目」の健康を改めて見直してみましょう。

 

目の役割

目はとても傷つきやすいので、色々なものに守られています。

まゆげ:落ちてくる汗や雨から目を守る役割をしています。左右合わせて約1300本生えています。

まぶた:飛んでくるものが目に当たらないようにブロックをしています。

まつげ:ほこりやゴミが目に入らないように守っています。片目で上まつげは約100~150本、下まつげは約50~70本生えています。

なみだ:目が乾かないように潤して、栄養分や酸素を届けています。ゴミが入った時は、きれいに洗い流す役割もあります。

まばたき:一目に何度もまばたきをして、涙を全体に行き渡らせて目をガードしています。

 

涙がでるのは何のため?

目に栄養や酸素を届ける:目の角膜には血管がないため、かわりに涙が栄養や酸素を届けています。

感染を防ぐ:目に入った異物は涙で洗い流されます。また、涙には細菌の感染を防ぐ殺菌作用もあります。

目の乾燥を防ぐ:目の表面を潤して、刺激から目を守っています。

目の表面の傷を治す:涙には目の表面の傷を治す成分が含まれています。

目の表面を滑らかにする:目の表面が涙で滑らかになると、光が正しく屈折して、物を鮮明に見ることができます。

 

視力の発達

3ヶ月頃 視力:0.01~0.02 抱っこしている人の顔がぼんやり見える

6ヶ月頃 視力:0.04~0.08 動くものを目で追う

1歳 視力:0.2~0.25 立体的に見る力、動くものを見る力など、視覚が急速に発達する

3歳 視力:1.0以上 大人とほぼ同じくらいまで視覚が育っていく

6歳 視力:1.0~1.2 行動範囲が広がるにつれて「見る」働きが発達する ほとんどのこどもが大人と同じ視覚を身につける

 

 

目を大切に

1度下がった視力は、元には戻りません。視力の成長過程になる6~7歳までなら、多少の視力は回復する可能性がありますが、8歳を過ぎてしまうとそれも望めません。これ以上低下させない努力が必要です。

また、見る力は目から情報を取り入れ、脳で処理をすることを毎日繰り返して育ちます。ところが、目に異常があると脳に情報が届かず、見る力が育ちません。早く治療を始めるほど回復しやすいため、見え方の異常に気付いたら、早めに眼科で相談しましょう。

 

生活を見直してみましょう

①前髪は目にかからないようにしましょう。

前髪が長いと、毛先が目に入って目に傷をつけたり、炎症(結膜炎)を起こしたりする原因にもなります。前髪は短めに切りそろえるか、結んであげましょう。

②姿勢を気をつけましょう。

背筋を伸ばした正しい姿勢をとります。背中が曲がった姿勢は、目と物の距離が短くなり、目に負担がかかってしまい、視力低下につながることもあります。 

③照明の明るさに気を付けましょう。

④寝るときは暗い部屋で寝ましょう。

明るい部屋で寝かせていると、脳や体も休まりません。また、睡眠の質にも影響が現れる恐れがあります。 

⑤緑黄色野菜を食べるようにしましょう。

⑥汚い手で目をこすらないようにしましょう。

⑦目やにはそっと、外側に向かって拭きましょう。

清潔なタオルや清浄綿を目やにに当て、そのまま外側に拭き取りましょう。汚れが目の中に入るのを防ぎます。乾いた目やにはふやかしてから取ってあげましょう。

⑧目やにが多い時は受診しましょう。

目やには自然に出るものですが、

・目やにの量がいつもより増えた

・2~3時間で目やにがたまる

・黄色や緑色の目やにが出ている

などのときは、炎症が起こっている可能性があります。早めに受診しましょう。

 

見る力を育てるポイント

①明るさ、暗さのメリハリのある生活をしましょう。

日中は光を浴び、夜は暗くして寝ましょう。

②広い空間で身体と目を動かす機会を作りましょう。

全身運動は眼球、視神経・脳の発達を促します。

③様々なものを見る体験をしましょう。

止まっているものや動いているもの、小さなものや大きなもの、遠くにあるものや近くにあるものなど、様々なものを見る体験が目に良い刺激となります。

④テレビやゲーム、スマートフォンやタブレット、Youtubeは、時間を決めましょう。

テレビは正面から見ましょう。いつも横目で見ていると、視力に左右差が出ることもあります。また、スマートフォンやタブレットなどの狭い範囲の平面画像を見続けることは、目の負担になるので避けましょう。

 

テレビなどの動画を長時間見せていませんか?

成長するにつれてスマートフォンやタブレット、テレビなどの視聴時間が長くなりがちです。しかし、無制限にそれらと付き合うことが、こどもの発達に悪影響を与えることが分かってきました。とくに乳幼児がテレビなどを長時間視聴することは、目に影響を与えるだけではなく、言語の発達や社会性の遅れにつながることを日本小児科学会が報告し、どう付き合うか6つのアドバイスを出しています。

①2歳以下のこどもには、長時間見せない。

内容、見方に限らず、長時間視聴は言語発達が遅れる危険性が高まります。

②つけっぱなしはせず、見たら必ず消す。

③乳幼児に一人で見せない。

大人が一緒に歌ったり、こどもの問いかけに応えたりすることが大切です。

④授乳中、食事中は消す。

⑤乳幼児にも付き合い方を教える。

見終わったら消すこと、連続して見続けないことを約束しましょう。

⑥こどもの部屋に置かない。

※家族でルールを決めましょう!

スマートフォンやテレビを見る時間を決めましょう。大人がスマートフォンを使いすぎていたりしていると、こどもがルールを守る意欲を削いでしまいます。大人がまずは見本を見せましょう!!

 

こんな見方は危険信号

・テレビや絵本に近付いて見る。

・明るい戸外でまぶしがる。

・目を細めて見る。

・上目遣いに物を見る。

・目つきが悪い、目が寄っている。

・片目の焦点が合わない。

・片目をつぶって見る。

・横目で見る。

・見る時に首を曲げたり、頭を傾けたりする。

このような症状が見られると斜視や弱視の可能性もあります。

こどもは視力が悪いことを自覚できないため、上記の症状がないか普段から気にかけてみるようにしましょう。

 

乳幼児期から目を大切にする習慣をつけていきましょう。


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こどもの睡眠について

2024-09-24 18:05:13 | その他情報

こどもの睡眠について

 

近年、こどもの生活リズムは夜型に変わりつつあり、十分な睡眠がとれていないこどもが増えています。日本小児保健協会が1980年以降と、10年ごとに行っている調査では、22時以降に就寝するこどもが年を追うごとに増えてきています。
就寝する時間が遅くなっても起床時間に大きな変化がないため、こどもの睡眠時間が短くなってきていることを意味しています。

こどもたちの就寝時間が遅くなっていませんか。

睡眠のリズムが狂うと、生活全般のリズムが狂い、こどもの成長や健康に悪影響を及ぼす心配があります。睡眠中には、体を守る抗酸化作用を持つメラトニンや成長ホルモンが分泌されますが、深い眠りについていることで、ホルモンの分泌が盛んになると言われています。

 

睡眠が大切な理由

「人生の1/3は睡眠」と言われるように、人間は毎日8時間程を睡眠にあてています。睡眠は一日中使っていた脳と体の疲労を取り除き、病気や怪我をしたときは治す力を高め、回復を早めてくれます。また、「寝る子は育つ」と言われるように、十分な睡眠が体の成長を促進します。特に夜の10時から2時の間は、成長ホルモンがたくさん分泌されます。

睡眠グラフ

 

睡眠のメカニズム

地球の1日は24時間ですが、生体時計の1日は、大多数の人が24時間よりも少し長くなっています。このズレを調整するのに大切なのが、朝の光です。朝の光は、人間の脳を目覚めさせ、生体時計をリセットし、1日の始まりを認識させる役割を果たしています。睡眠、覚醒、体温、ホルモンの分泌リズムは、規則正しい生活によって24時間サイクルで促されますが、リズムが狂うと、それぞれが勝手な周期で動き始めてしまいます。

 

夜更かしがいけない理由

①睡眠不足になる

睡眠時間は同じでも、早寝早起きをしたときと、夜更かしをしたときでは、睡眠の質が異なります。夜遅くに寝ると睡眠不足の状態になり、遅く起きたり、昼寝をさせたりしても、不足分は補えません。質の良い睡眠をとり、朝の光を十分に浴びることが必要です。

②生体リズムが乱れ、時差ボケ状態になる

朝の光を浴びて、リズムを整えないと、生体リズムはどんどん後ろにずれて、時差ボケと同じ状態になります。疲れやすくなったり、食欲や集中力が低下し、日中ボーっとしてしまいます。

③感情のコントロールが困難になる

慢性的な時差ボケ状態が続き、昼の活動が十分に行われないと、日中の運動量も減少してしまいます。するとセロトニン(脳内の神経活動のバランスを維持する神経伝達物質)の分泌が減少し、イライラしたり攻撃的になるなど、感情のコントロールが困難になってきます。

④食生活が乱れる

遅くまで起きていると、朝寝坊になり、朝食をとる時間がなくなります。深夜に物を食べる機会も多くなり、食生活が乱れ、体調不良を起こしやすく、肥満の原因にもなります。

⑤メラトニンの分泌が不足し、眠りにくくなる

メラトニンは、体を守る抗酸化作用を持つホルモンです。眠気を促すリズム調整作用もあると考えられています。メラトニンは、夜、暗くなると分泌が増えますが、夜更かしをすると、いつも明るいところにいる状態になるため、分泌が抑えられてしまいます。その結果、ますます夜に眠りにくくなり、朝が起きにくくなるという悪循環に陥ります。

 

眠りに導くポイント

①まず「早起き」の習慣をつける

遅寝の子を急に早寝にすることはできません。まず、遅く寝ても、朝は早く起こします。起きたら朝食をきちんと食べて、胃腸を働かせます。

②朝の光を浴びる

朝の光を浴びることで、生体時間がリセットされ、体が目覚めます。脳も体も活動を始めるので、朝食もしっかりと食べることができ、午前中から活発に動けます。部屋のカーテンを開け、太陽の光を浴びるようにしましょう。

③昼間の活動はたっぷりと

明るい太陽のもとで、たくさん体を動かして遊ぶと、ここちよい疲労が期待できます。また、運動により、セロトニンや、メラトニンの分泌も促されます。

④だらだら昼寝をやめる

夜更かしになるなら、午後は早めに切り上げることも。昼間、いつまでも寝ていると、夜寝れずに夜更かしをするという悪循環を招きます。

⑤お風呂は適温で

人間の体は、夕方になると眠りにつきやすいよう、体温が下がり始めます。しかし、熱いおふろに入ると、体温が上がり、眠りにつきにくくなるのです。熱い湯に入るのは、寝る数時間前までにし、寝る直前に入る時は、ぬるめの温度にするとよいでしょう。

⑥入眠儀式で催眠効果を

お風呂に入り、着替え、歯を磨き、それから本を読んで寝る、というようにパターンを決め、それを毎日繰り返します。パターン化することで、体が眠りのリズムをつかみ、入眠しやすくなります。

毎日できるだけ同じ時間に布団に入るなど、眠りやすい環境を整えましょう。
夜にテレビやゲーム、スマートフォンなどを使いすぎるとよい睡眠が得られません。家族で使う時間のルールを決めるなどしましょう。

 

こどもの健康を守るためにも、ご家族全員で生活を見直してみましょう。


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防災の日・救急の日

2024-08-27 18:16:30 | その他情報

防災の日・救急の日

 

あらゆる災害に対する防災知識の普及や備えを強化することを目的として、防災の日を含む1週間(8月30日~9月5日)を防災週間とされています。

 

防災の日

台風や地震、津波などといった災害についての認識を深め、災害に対する心構えを準備する日として1960年に制定されました。1923年に起こった関東大震災の日が9月1日であったため、9月1日が防災の日と定められています。

保育園では、火災・地震・水害などを想定して毎月避難訓練を行っています。こども達と「おかしもち」のルールを約束し、避難訓練を行っています。

お「押さない」、か「駆けない(走らない)」、し「しゃべらない」、も「戻らない」、ち「近づかない」

地震時の避難行動について以下のサイトを参考にしてみてください。

東京消防庁<安全・安心情報><地震に備えて:地震 その時10のポイント>

 

 

家族で話し合っておきましょう!

①避難所・集合場所

避難所はどこなのか、地図を見て確認しておきましょう。また、家族と一緒にいる時に被災するとは限りません。どこで集合するか決めておきましょう。

②連絡方法

スマートフォンが使えなくなる場合もあります。どこにどのように連絡を取るのか、また災害用伝言ダイヤル(171)の使い方も一緒に確認しておきましょう。

③非常用持ち出し袋・備蓄

非常用持ち出し袋の中身や食料品の備蓄は十分か確認しましょう。賞味期限が近い物は食べ、新しく買い足しましょう。

非常用持ち出し袋や備蓄に関して首相官邸より提示されている、災害の「備え」チェックリストを参考にしてみてください。

災害が起きる前にできること | 首相官邸ホームページ

 

 

救急の日

9(きゅう)と9(きゅう)のごろ合わせで9月9日を救急の日と言います。

救急の日を機会に、よくあるケガの応急処置についてお話しします。

応急手当

【切り傷・擦り傷】

①傷口を流水でよく洗い流し、清潔なガーゼなどで押さえて止血します。

②傷口を市販の傷パットなどで覆い、保護します。傷口を乾燥させないようにしましょう。

※ 受診が必要とされる場合

 砂利などが多くついて取れない時 鋭利なもので切った時 出血が続く時 傷口が深く大きい時 化膿した時 など

【爪が剥がれた】

①傷口を流水でよく洗い流し、清潔なガーゼなどで覆います。

②爪が剥た時はそのまま爪を元に戻します。汚れた手で傷口を押えないようにしましょう。

※ 受診が必要とされる場合

 爪が剥がれて痛むとき 爪が大きく欠けて出血したとき 化膿した時 など

【捻挫・打撲】

すぐに冷やしましょう。放っておいているうちに、腫れがひどくなってきて治りが悪くなります。とにかくすぐに安静にして冷やします。

腫れや変形がひどい場合は、すぐに病院に行きましょう。

捻挫・打撲をした時の応急処置はRICEが基本です! 

RICE処置は、損傷部位の障害を最小限にとどめるためにおこなう応急処置です。

R(Rest)安静:ケガしたところを動かさないようにします。無理に動かしたり、体重をかけるとケガが悪化することがあります。

I(Icing)冷却:冷却することで、痛みをやわらげ、内出血や炎症をおさえます。15 分~20 分を目安にして感覚がなくなったらはずして、痛みが出たらまた冷やすことを繰り返します。

C(Compression)圧迫:圧迫します。出血や腫れを防ぐために、弾性包帯やテーピングで軽く圧迫するように巻き
ます。強く巻きすぎていないか、しびれがないか、指先が変色していないかを確認します。

E(Elevation)挙上:挙上します。心臓より高い位置に上げることで、内出血を防ぎ、痛みをやわらげることが出来ます。

【鼻血】

小鼻の上を指で圧迫し、下を向きましょう。

なかなか止まらない時は鼻の上部を冷やします。

【蜂に刺された】

①刺された場所から離れましょう。

②蜂の針が残っているときはそっと抜きましょう。

③蜂に刺された部分を流水で洗い流し、毒液を絞り出すようにしましょう。

④患部を冷やしましょう。

⑤応急処置をしながら様子を見て、必要な場合は病院を受診してください。

【目にゴミが入った時】

洗面器の水に顔をつけてまばたきをします。

【火傷】

①すぐに15~25℃程度のきれいな水で流し続けて冷やしましょう。痛みがなくなる程度まで冷やしましょう。

②衣類は無理に脱がさず、服の上から冷やしましょう。

③痛みが和らぐまで15~20分程度冷やしましょう。

④氷やアイスパック、氷水は避けましょう。

※水ぶくれは雑菌が入るため、潰さないようにしましょう。

 火傷が広範囲の場合は、迷わず救急車を呼びましょう!

♯8000

休日・夜間のこどもの症状に困った時に小児科の医師や看護師に判断を相談できるダイヤル番号です。受診するか判断に困ったときは、相談してみるといいでしょう。

救急用品を点検しましょう!

▢体温計 ▢絆創膏 ▢包帯 ▢ガーゼ ▢サージカルテープ 

▢脱脂綿 ▢清浄綿 ▢綿棒 ▢三角巾 ▢ピンセット ▢毛抜き 

▢爪切り ▢ハサミ ▢氷嚢 ▢熱さまシート ▢ポリ袋 

▢ポケットティッシュ ▢ウェットティッシュ ▢湿布薬 ▢消毒液 

▢化膿止め ▢虫刺され用軟膏 

▢総合感冒薬 ▢解熱鎮痛薬 ▢下痢止め ▢胃腸薬 ▢目薬

ご家庭に救急箱はありますか?いざという時の為に必要な物をそろえておくと安心です。ときどき中身をチェックして、期限の切れた薬品の入れ替えやよく使うものの補充をしておきましょう。

 

最近、地震やゲリラ豪雨、雷雨、洪水などの災害が続いております。万が一の為に備えておきましょう。


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