おはようございます。
昨日は、 「リニア新幹線 市民講座in名古屋」に参加しました。広瀬隆さんが、2時間にわたり熱弁を振るわれました。特に強弁されたのは、JR東海の経営陣の経営姿勢、特に葛西会長の言動が問題であると述べられました。
葛西会長は頻繁に原発推進論を展開し、JR東海の関連会社の発刊する「WEDGE」9月号には「特集1 今こそ原子力推進に舵を切れ」という記事を載せている。リニアの説明会では、原発は当てにしていないと繰り返していますが、加速時に必要な膨大な電力を賄うには、原発が必要であると考えられます。現に、東電の柏崎原発と中電の浜岡原発は稼働再開に向けた準備を進めていると伝えられています。
昨日に続き、準備書の「第6章の2」方法書に対する住民等の意見の概要に対するJR東海の見解について取り上げます。今日は「事業計画(事業計画一般:超電導リニア方式)」です。(意見2頁と見解1頁)
11件の意見に対する、JR東海の見解は、応えになっていません。
「超電導リニアは車両が強固なガイドウェイ側壁で囲まれており脱線しない構造であることなど、地震に強いシステムであり」と述べていますが、2月10日の相模原の集会で物理学者の阿部修二さんは、リニアの危険性について講演されました。この内容は「東濃リニア通信No8」で伝えました。
「平成21年7月の国土交通省の評価委員会において・・・・評価され、営業運転に支障のないレベルに到達している事が確認された。」と述べていますが、この評価委員会が問題であります。
平成18年12月に、初代の評価委員会が、「実験線を延長し10年かけて実用化のための実験を行う」と提言したのに、平成21年4月に、大巾に委員が交代し、リニア推進の役割を果たしてきた「中央新幹線沿線学者会議」の森地茂氏が委員長となり、11名の委員中8名が東大工学部卒業と国鉄就職者などの身内ばかりの偏った構成の委員会が、前出の「御墨付き」を与え、翌年に国交省の「中央線小委員会」が始まったのであります。(この経過については、7月13日と15日のブログを参照下さい。)
また「3大都市圏を直線的に結び・・・日本経済及び社会活動が大いに活性化する」という考え方は、「中央新幹線沿線学者会議」の発刊した「リニア中央新幹線で日本は変わる」と題する本の中で展開されている発想で、「中央線小委員会」の答申にも、この発想が盛り込まれています。
方法書の「意見の概要」でも多くの方が述べられているように、貴重な環境を破壊してまで、今以上の高速鉄道は必要なく、世界一の現在の新幹線で充分であります。
以 上
昨日は、 「リニア新幹線 市民講座in名古屋」に参加しました。広瀬隆さんが、2時間にわたり熱弁を振るわれました。特に強弁されたのは、JR東海の経営陣の経営姿勢、特に葛西会長の言動が問題であると述べられました。
葛西会長は頻繁に原発推進論を展開し、JR東海の関連会社の発刊する「WEDGE」9月号には「特集1 今こそ原子力推進に舵を切れ」という記事を載せている。リニアの説明会では、原発は当てにしていないと繰り返していますが、加速時に必要な膨大な電力を賄うには、原発が必要であると考えられます。現に、東電の柏崎原発と中電の浜岡原発は稼働再開に向けた準備を進めていると伝えられています。
昨日に続き、準備書の「第6章の2」方法書に対する住民等の意見の概要に対するJR東海の見解について取り上げます。今日は「事業計画(事業計画一般:超電導リニア方式)」です。(意見2頁と見解1頁)
11件の意見に対する、JR東海の見解は、応えになっていません。
「超電導リニアは車両が強固なガイドウェイ側壁で囲まれており脱線しない構造であることなど、地震に強いシステムであり」と述べていますが、2月10日の相模原の集会で物理学者の阿部修二さんは、リニアの危険性について講演されました。この内容は「東濃リニア通信No8」で伝えました。
「平成21年7月の国土交通省の評価委員会において・・・・評価され、営業運転に支障のないレベルに到達している事が確認された。」と述べていますが、この評価委員会が問題であります。
平成18年12月に、初代の評価委員会が、「実験線を延長し10年かけて実用化のための実験を行う」と提言したのに、平成21年4月に、大巾に委員が交代し、リニア推進の役割を果たしてきた「中央新幹線沿線学者会議」の森地茂氏が委員長となり、11名の委員中8名が東大工学部卒業と国鉄就職者などの身内ばかりの偏った構成の委員会が、前出の「御墨付き」を与え、翌年に国交省の「中央線小委員会」が始まったのであります。(この経過については、7月13日と15日のブログを参照下さい。)
また「3大都市圏を直線的に結び・・・日本経済及び社会活動が大いに活性化する」という考え方は、「中央新幹線沿線学者会議」の発刊した「リニア中央新幹線で日本は変わる」と題する本の中で展開されている発想で、「中央線小委員会」の答申にも、この発想が盛り込まれています。
方法書の「意見の概要」でも多くの方が述べられているように、貴重な環境を破壊してまで、今以上の高速鉄道は必要なく、世界一の現在の新幹線で充分であります。
以 上