「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

騒音・電磁波等の公害は無い方がよい!

2013年09月15日 07時48分05秒 | 日記
 おはようございます。昨日に続き「岐阜県環境影響評価審査会」の「議事録(概要)」について、抜粋し2頁貼り付けます。

<騒音について>
【委員】
 リニアから発生する音響パワーレベルのデータはいつ公表されるのでしょうか。方法書では予測方法にいて議論しなければいけないのですが、出ている音そのものがどういうものかわからないのではなかなか判断しずらいのですが、そういったデータのオープンはいつ頃なのでしょうか。
【事業者】
 今回の方法書の中で出てくるものではないと考えております。先ほどご説明しましたけれども、客観的に実際にリニアをご覧になった方も含めまして評価委員の中で話が出ておりまして、そちらのほうも参考にして判断していただければと思います。
【委員】
 予測は周波数ごとに行うのですか。障壁による遮音効果は、周波数によって異なります。
【事業者】
 新幹線の予測としましては、方法書の18頁にございますように列車騒音の環境基準値は住居系の地域が70db以下、その他のところが75db以下ということで、最終的にこの2つの数字を充たすかどうかということが基準値と思います。
【委員】
 リニアと新幹線はおそらく音色が違うと思います。ですから、謝恩の効果も新幹線とは違うと思います。周波数ごとに予測されるのでしょうかという質問です。
【事業者】
 実際に山梨での実験線での走行実験等からの結果と効いております。ですので、リニアの特性に基づいて対策をとって、先ほどの70db、75dbの基準をクリアできるものと考えいおります。

<電磁波・磁界について>
【委員】
 私は時期の専門家ではないのですけれども、実験線を見に行きたいと思っていけないのですが、知り合いの映画監督でそこに何度も撮影に入った者がおりまして、撮影に入るときにカメラを時期を通さないテープで全部保護して入らないと撮れないということを言ってました。先ほどペースメーカーの話もあったのですが、非常に磁気が強くて乗れるのかなという気がしますが、それは大丈夫でしょうか。
【事業者】
 時期に関する質問ですが、実験線におきましても代表的なペースメーカーを持ち込みまして試験を行っておりますが、ペースメーカーに不具合を生じる事象は確認されておりませんし、ペースメーカーの国際的な基準に対しても十分満足する結果が得られていると考えております。
【委員】
 ペースメーカーだけではなくて、磁気が人間の体にどのように影響を及ぼすかというのは人によっても差があることだと思うのですが、佐生いうことに対する実験ができるのかどうか。動物の実験では人間と違うので、そういうことも大切な事なのではないかと思います。
【事業者】
 今まで磁界と人とか動物の影響は世界中を含めまして色々なところで研究されていると思うのですが、明確に磁気もしくは磁気等があって、なんらかの健康被害、影響があるという明確な話は今まで出ていないという現状です。ただ、そういった疑いがあるのではないかとおっしゃってらっしゃる方はいらっしゃいますが、そういった人もそれが絶対にその影響だと言い切れないとおっしゃつている状況です。ですので、どちらかというと、磁界に関しては、噂が先行している話でございます。私ども鉄道事業者は、お客様に乗っていただいて初めて成立する事業でございますので、安心してお乗りいただけるような対策は万全にとって、やっていくというのは、沿線の方々も含めて当然の事でございますし、当然それができるからこうして事業化が進んでいるというものでございますので、今後そういう意味でご安心をしていただけると考えております。

 <コメント>
 方法書に対する専門家の意見の中に、「南アルプスなどの静寂なところでは、少しの騒音でも生態系に与える影響は大きい」と指摘されていました。JR東海の「居住系以外は75db以下」という基準では、動物への影響は大きいと思われます。
 のどかで静かな田園地帯に70dbの騒音は、沿線住民に心的苦痛を与えると想像できます。
 電磁波・磁界については、事業者も述べているように、世界中に多くの「電磁波の人間に与える影響」についての疫学研究発表が存在します。日本でも「兜報告」という有名な疫学研究発表があり、WHOも評価しています。
 リニアと電磁波については、一昨年の中津川での学習会で講演をいただいた、日本の電磁波問題の第一人者である「荻野晃也さん」は、7月30日に「リニア・市民ネット」から発刊された「危ないリニア新幹線」の中で、82頁にわたって、リニアと電磁波問題について述べられています。(是非、購読してみて下さい。)
 荻野さんが、著書の中でも述べられていますが、疑わしい場合は、それを先取りし回避するという考え方「予防原則思想」を取り入れ問題が起きてから慌てるのではなく、少しでも可能性が認められればそれに対処する取り組みを行う積極的に行うことを提言されています。
 放射能も電磁波も少しの被曝なら良いというのではなく、限りなく「ゼロ」に近づけることが重要と考えます。
                                                            以  上
  
 













 
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