おはようございます。リニア山梨実験線走行試験再開のニュースは、日本のほとんどのテレビ・新聞によって報道されました。しかし、リニア新幹線住民沿線ネットワークの抗議集会の模様は、予想通り、ほとんど報道されませんでした。
日本のマスコミは、大スポンサーに弱く都合の悪い部分は全く無視する。そのために公正な報道が流れず、国民は大企業や権力者の思う方向に世論誘導されてしまう。それは原発報道で明らかになったにもかかわらず、マスコミに全く反省の姿勢は伺えませんし、国民も時がたてば忘れてしまい「元の木阿弥」と化してしいるのが現状ではないでしょうか。
インターネットで見つけました。 「リニアモーターカー反対論が報道されない理由」と題する「週プレNEWS」の記事であります。昨年5月で、少し古いですが、抜粋し貼り付けます。
「しかし、そのリニアモーターカーに疑問を上げる人たちがいる。特に環境問題に関しては、すでに被害が出ているものもあるという。」
「1997年、リニアモーターカーが山梨県大月市と都留市の間1,8km区間で実験を開始した。すると、2年後の1999年、山梨県大月市朝日小沢地区では水源が枯れ、川から魚が消えた。当時、同市の水道組合の職員は、『トンネルができて3か月後に水が枯れました。JR東海は代替え策として地下水をくんでいます。問題はその補償が30年で切れること。あとは、自分たちで何とかしなければ』と語っていた。」
「2009年10月にも、実験線の延伸工事によるトンネル掘削工事で、山梨県笛吹市御坂町の水源である天川が枯れ、昨年末も山梨県上野原地区の水源である棚の入川が枯渇した。『川だけでなく、個人宅の井戸も数十件、リニア工事以後に枯れているんです』(笛吹市の建設部土木課)」
「実際に着工すれば、より広い範囲で環境破壊が起きる危険性がある。だが、こうした現実はほとんど報道されない。それはなぜか。」
「『必要か、リニア新幹線』などの著書もある橋山禮治郎千葉商科大学院客員教授(政策学)は、『その構造は原発と同じ』として、次のように語る」
「 『東京電力がマスコミの大スポンサーだから、原発問題は長年報道されませんでした。JR東海も<安全です><問題ありません>と繰り返すだけ、これも東電と同じ』 」
「橋山氏はリニアに賛成でも反対でもない。事業の成功に環境問題、経済性、技術の3つの課題さえクリアされれば『推進に反対する理由はない』との立場だ」
「 『ただ、現状を見る限り、それら3つの課題に関し、住民が納得するまでの検証を重ねた経緯は見当たらない。それで事業が推進されるのはおかしいと思っているんです』 (橋山氏)」
「リニアモーターカーの予定工費は、名古屋までが5兆4300億円。そこから大阪までが3兆600億円。国民が期待を寄せる巨大事業だけに、事実が正しく検証されることを祈るばかりだ。」
リニア新幹線沿線住民ネットワークの天野共同代表から抗議集会の情報が届きました。また「東濃リニア通信、号外」を作りましたので貼り付けます。
以 上
日本のマスコミは、大スポンサーに弱く都合の悪い部分は全く無視する。そのために公正な報道が流れず、国民は大企業や権力者の思う方向に世論誘導されてしまう。それは原発報道で明らかになったにもかかわらず、マスコミに全く反省の姿勢は伺えませんし、国民も時がたてば忘れてしまい「元の木阿弥」と化してしいるのが現状ではないでしょうか。
インターネットで見つけました。 「リニアモーターカー反対論が報道されない理由」と題する「週プレNEWS」の記事であります。昨年5月で、少し古いですが、抜粋し貼り付けます。
「しかし、そのリニアモーターカーに疑問を上げる人たちがいる。特に環境問題に関しては、すでに被害が出ているものもあるという。」
「1997年、リニアモーターカーが山梨県大月市と都留市の間1,8km区間で実験を開始した。すると、2年後の1999年、山梨県大月市朝日小沢地区では水源が枯れ、川から魚が消えた。当時、同市の水道組合の職員は、『トンネルができて3か月後に水が枯れました。JR東海は代替え策として地下水をくんでいます。問題はその補償が30年で切れること。あとは、自分たちで何とかしなければ』と語っていた。」
「2009年10月にも、実験線の延伸工事によるトンネル掘削工事で、山梨県笛吹市御坂町の水源である天川が枯れ、昨年末も山梨県上野原地区の水源である棚の入川が枯渇した。『川だけでなく、個人宅の井戸も数十件、リニア工事以後に枯れているんです』(笛吹市の建設部土木課)」
「実際に着工すれば、より広い範囲で環境破壊が起きる危険性がある。だが、こうした現実はほとんど報道されない。それはなぜか。」
「『必要か、リニア新幹線』などの著書もある橋山禮治郎千葉商科大学院客員教授(政策学)は、『その構造は原発と同じ』として、次のように語る」
「 『東京電力がマスコミの大スポンサーだから、原発問題は長年報道されませんでした。JR東海も<安全です><問題ありません>と繰り返すだけ、これも東電と同じ』 」
「橋山氏はリニアに賛成でも反対でもない。事業の成功に環境問題、経済性、技術の3つの課題さえクリアされれば『推進に反対する理由はない』との立場だ」
「 『ただ、現状を見る限り、それら3つの課題に関し、住民が納得するまでの検証を重ねた経緯は見当たらない。それで事業が推進されるのはおかしいと思っているんです』 (橋山氏)」
「リニアモーターカーの予定工費は、名古屋までが5兆4300億円。そこから大阪までが3兆600億円。国民が期待を寄せる巨大事業だけに、事実が正しく検証されることを祈るばかりだ。」
リニア新幹線沿線住民ネットワークの天野共同代表から抗議集会の情報が届きました。また「東濃リニア通信、号外」を作りましたので貼り付けます。
以 上