「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

「誘導集電方式」の実験は行われているか?!

2014年01月30日 06時54分32秒 | 日記
 おはようございます。
 平成21年7月21日の第19回超電導磁気浮上式鉄道技術評価委員会において「誘導集電については、車上電源として実用化に必要な技術が確立している。」との評価がなされています。(この評価委員会は、第2次の東大工学部卒ばかりの委員会です。) (昨年7月15日のブログをご参照下さい。)
 この時の 別添資料と 参考資料です。
 「参考資料」には「誘導集電方式による車上電源」として「超電導磁石の冷却、車内の空調、照明等を稼働するため、車両に搭載する電源装置のこと。」
 「これまでの車上電源装置としては、灯油を使用するガスタービン発電装置を搭載していた。」
 「今回の誘導集電方式は、地上に設置されたコイル(地上ループ)と車両に設置された集電コイルとの電磁誘導作用を利用して、車両機器へ電力を供給するものであり、燃料を使用せず車両から排気ガスを出さない環境面で優れた電源装置である。」
と説明されています。

 「別添資料」の「評価」には「燃料を使用せず車両から排気ガスを出さない環境面で優れた誘導集電方式による車上電源について・・・・技術的な対応策が確保されていることが確認された。」
 「更に、営業時における運用安定性を検討したところ・・・・車上電源として実用化に必要な技術が確立していると判断される。」
となっています。
 
 この「評価委員会」の決定は、今から4年半前のことであります。昨年の5月に「L0系」が実験線に搬入された時のテレビのニュースで明らかに排気ガスが出ているのが確認できました。
 昨年10月2日のJR東海の準備書説明会で、ガスタービン発電機は積んでいるか。実験線全線に「地上ループ・コイル」は設置されているのか。と質問したところ、ガスタービン発電機は積んでいると答えましたが、「地上ループ」については全く答えませんでした。
 「別添資料」の「技術開発内容」の③に「1Kmの区間に地上ループを設置し」とあります。
 色々な実験線の写真などを見ますと、地上ループは実験線全線にわたって設置されていないようです。4年前に、「実用化に必要な技術が確立されている。」との評価を下したのに、なぜ実験線で本格的に導入しないのか?
 「地上ループ」は営業線全線にわたって敷設する必要があります。推進コイルと浮上コイルも非常に高価なものだそうです。そのためにコストダウンが必要といわれており、更に「地上ループ」(コイル)を敷設するとなると膨大な予算が必要となります。
 しかも、この誘導集電方式は効率が悪そうです。超電導磁気浮上式も蒸気機関車並のエネルギー効率の悪さが指摘されており、増々膨大な電力使用量となるのです。

  昨日紹介した、 「鉄道総研報告」の2013年7月号に「特集:磁気浮上式技術と在来方式鉄道への応用」「非接触給電コイルにおける導体の近接効果による損失の検討」という論文がありました。
 浮上式鉄道技術と在来方式鉄道への応用 一通り読んでみました。素人で専門的な事は分かりませんが、「誘導集電方式」に使う「コイル」の形状や太さなど、まだまだ開発途上という感じです。
 しかも効率が悪いし、停電となれば、積んでいるバッテリー以外は電源喪失となり、超電導磁石の冷凍機は運転できなくなると思います。
  「評価委員会」が大丈夫と評価したのに、まだ「海のものとも山のものとも分からない」状況のような気がします。これは誘導集電に限ったことでなく、リニア開発全体に言えることではないでしょうか。
                                            以  上
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「非常口」からの「微気圧波・低周波音」は遮断できない?!

2014年01月29日 07時11分08秒 | 日記
 おはようございます。
 「公益財団法人 鉄道総合研究所」は毎月「鉄道総研報告」を出しており、インターネツトット上に1995年から2014年1月まで掲載されています。
 その中で「浮上式鉄道技術とその応用」などと題する論文が何回か発表されています。 鉄道総研報告 
 鉄道総研報告2010年1月号の中の 「トンネル枝坑口からの微気圧波の低減方法」 という論文があります。
 「微気圧波」については論文では、次のようになっています。
 「高速列車がトンネルに突入すると、トンネル内に圧縮波が形成され、これが反対側坑口に到達すると外部にパルス状の圧力波が放射される。このパルス波はトンネル微気圧波と呼ばれ、20Hz以上の可聴域成分が多く含まれていると衝撃音が聞こえる場合がある。」 「また、20Hz以下の成分が多く含まれている場合には、衝撃音は聞こえないものの、民家の建具を揺らす等の低周波音として影響が現れ、高速鉄道における沿線環境問題のひとつになっている。」

 「枝坑から放射される微気圧波の主な要因としては、列車がトンネルに突入した際に発生した圧力波が枝坑で分岐し、枝坑坑口に到達した際に放射されるものと、列車がトンネル枝坑の分岐部を通過する際に発生した圧力波によるものがある。」
 (枝坑からの微気圧波概念図です。)
   
 トンネル突入時の微気圧波はトンネル入り口の「緩衝工」で低減できるが、枝坑微気圧波は緩衝工の効果がないため、枝坑微気圧波を低減させるためには別の対策が必要となるということです。
 その対策が、この論文の主旨であります。 「枝坑から放射される微気圧波は、枝坑断面積を小さくすることで低減できるが、非難・換気のために必要な断面積を確保することが必要となるので、微気圧波対策のために極端に小さくすることはできない。そこで、本研究ではなるべく換気性能等を損なわないよう、枝坑断面積を大きく減らすことなく、枝坑先端部で効果的に微気圧波を低減する方法について検討した。」となっています。

 「トンネル枝抗」
とはリニア新幹線計画では「非常口」に当たります。
 今まで私は知りませんでしたが、概念図のように、非常口を列車が通過するときにも「微気圧波」が発生するのであります。しかも非常口をふさぐわけにはいかないので、列車が通過するたびに発生することになります。
 論文は専門的でよく理解できませんが、完全に微気圧波を遮断することはできないようです。
 仮に、朝の6時から24時まで、1時間に5本として90本、上下列車を合わせると、180回「微気圧波」が発生し非常口から放射されることになります。
 しかも、 「微気圧波概念図」によれば、分岐部通過時の圧力波による微気圧波は、進行方向と逆方向にも発生するようです。という事は 、隣の非常口からの「微気圧波」も放射されることになります。「音」の大きさは小さくなるかもしれませんが、 両隣の非常口からの「音」が聞こえるとすれば、540回となります。
 非常口が住宅地に近くにできるとすれば、大変なことになりませんか?
                                                以  上
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「電磁波」って危険なの? 名古屋市・静岡県・山梨県「公聴会」報道!

2014年01月28日 06時50分11秒 | 日記
 おはようございます。
 1昨日の「リニアを考える坂本住民の会」にて配布されました。
 「電磁波って危険なの?」という案内状です。
 「荻野晃也さん」の「DVD視聴会」のご案内です。
 2014年2月15日(土)13時30分から15時頃 恵那市中公民館です。
 (連絡先:大野芳実 080-5123-1878)
 荻野晃也さんは電磁波問題の第一人者です。 是非ご参加しましょう。
   

 甲府の仲間から送っていただきました。昨日の山梨日日新聞です。 「山梨県公聴会」の記事です。「リニア・市民ネット」代表の川村さんと「相模原連絡会」・「東京・神奈川連絡会」の伊藤さんが陳述されています。
  

 市内の松尾さんから送っていただきました。 「しんぶん赤旗」の1月22日版「名古屋公聴会」と1月24日版「静岡県公聴会」の記事です。
    
 名古屋市の公聴会では「名古屋市の公聴会は事業者も参加することができ、陳述人との質疑もできます。しかし、JR東海は『見解はすでに出しています』として欠席しました。同市が行った公聴会で事業者が欠席したのは初めてといいます。」
 「 『巨大事業なのに欠席とは、JR東海は環境保全に真面目に向き合う姿勢がないのか』という意見が陳述人7人全員からJR東海への批判が出されました。」と伝えています。

   
 静岡県の公聴会では、 「7市の水が消える」 「危機の声相次ぐ」として静岡県内では南アルプスの地下10.7キロにわたって通過し、大井川の水源が、準備書では毎秒2トンの水が減るとしており、大井川流域の7市は危機感を募らせているとのことです。
                                                以  上
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「リニアを考える坂本住民の会」発足集会!

2014年01月27日 11時17分51秒 | 日記
 おはようございます。
 昨日、中津川市坂本公民館ホールにおいて「リニアを考える坂本住民の会」が開催されました。170名を越える住民が参加しました。
      
  集会次第と「リニアを考える坂本住民の会への参加申込書」です。
    
 大山発起人代表の挨拶で始まり、糸井川淳二さんが「自然保護の立場からリニアを考える」と題して講演がなされました。地質学的見地から活断層の位置やルート上の地質等をパワーポイントを使って説明され、東濃地域の湧水湿地の成り立ちやシデコブシ・ハナノキなどの貴重な植物を守ることの重要性を訴えられました。
 「おわりに」
人と自然のかかわり…人は自然に支えられている
●人間は思い上がっていませんか
人間は完全ではない 原発事故の経験は・・・
●ちょっと一休みしませんか
造ることは壊すこと 造ったものはいづれか壊れる
●本当に、要るのか?(リニアが)
 という問題提起をされ講演を終わりました。
 
 休憩をはさんで「参加者からの意見交流」となり、手お挙げる方が見えなかったので、最初に私が指名されました。「東濃リニアを考える会」のこれまでの活動経過と中津川市における問題点について意見を述べました。
 
 車両基地の予定地にお住いのSさん
 中山間地試験場の周辺100ヘクタールが予定地とされているが、その中の65ヘクタールが基地となる。15年前から住み始めたが山菜も採れ自然の宝庫である。
 うわさは聞いていたが、昨年9月20日の新聞発表で初めて知った。それまで何処からも連絡なし、対象となる戸数は15~20くらい、12月に説明会があったが表面的な内容で、この秋から測量が始まり、各戸への交渉に入るとのこと、先はどうなるか分からない、絶対に残るという人もいる。

 岩屋堂のKさん
 岩屋堂は住みやすい環境の地域、湿地にハナノキ・シデコブシが生育している。地域で話しあってどう活動するか決めたい。この環境は宝物であり大切に守りたい。

 上地のKさん
 上地のリニアが顔を出すところに住んでいる。大変騒音が心配で環境保全事務所と市役所に調査を頼んだら、JRダメで市役所は機械を買え言う、なぜ被害者がやらなければならないのか。昨年ボーリング調査の説明会があり、何が何でも工事は行うとのこと。リニアは海外へ売り込むための実験である。
 JRの保全事務所になぜ自分の家がかかるのか説明せよと言っているが、返答がない。一方的に事前予告も無しに発表され納得できない。毎日イライラしている。

 坂本N区長さん
 坂本に駅を造らずにトンネルで通って欲しいというのが本音です。しかし、現実にはできてしまう、通学路が回り道となり歩道も無く危険な通学路である。
 商工会議所は1本広い道をつくればよいというが、そのような土地はなく高架になればさらに問題が発生する。
 区長会はリニア推進会議があるが何もやっていない、地域の意見をまとめて取り組むべきである。

 ハナノキ友の会の飯田の所沢さん
 湧水湿地を守る活動を行っている。調査活動は岐阜・愛知県も含めて20年以上続けている。この活動でハナノキを1604個体確認した。岩屋堂には1000個体近くある。500万年前から続く環境で、北と南の植物が混在するたぐいまれなところであり、このようなところには大昔から人が住んでおり、丸ごと全部世界遺産にしてほしい。

 坂本駅裏、中洗井のHさん
 坂本駅裏の開発は、市の職員が最後まで責任を取って欲しい。濃飛横断自動車はとんでもない計画である。
 市のビジョンは昨年8月のままであり作り直すべきである。抽象的な内容で住民をバカにするものである。住宅用地、企業用地とあるがどこにあるのか。
 このようなビジョンが子供たちの夢になるのか。具体的なビジョンを示すべきであ。

 Hさん
 8年前に仕事の関係で中津川に来た。昨年から農業を始めた。楽しいことが沢山ある。
 いろんな問題が出ても、楽しく取り組んではどうか。

 正源寺のHさん
 電磁波は、一定の基準をこえると影響がある。車内の乗客の安全が問題である。電磁波を遮断するには厚い鉄板が必要となる。電磁波は続けて浴びると身体に影響が及ぶのである。

 坂下Sさん
 ノキアという携帯電話の会社の注意書きに、男性はズボンのポケットに入れない事。また心臓の近くもダメであると書いてある。リニアは人体実験をしている。
 製造者責任法では、東電もJRも責任を問えないことになっている。
 キャンペーンをはるサイトがあり活用してはどうか。それぞれ自分で出来ることで取り組んでいくべきである。

 馬籠のSさん
 「微気圧波」について、準備書ではパスカルという単位で示されているが、音はデシベルで示す。トンネルの出口から20mで42パスカルとなっている。42パスカルは126デシベル。大きな音であり、動植物への影響もあり環境破壊となる。未来に禍根を残すリニア計画は中止すべきである。

 坂下のH市議 12月議会での一般質問の経過とJRと国の動きを見据えて、事業説明の段階に入った時に、少しも慌てないで、しっかりと権利が主張できるように、勉強し、腹を固め、地域の信頼関係と団結を作り上げようと訴えられました。

 以上、発言の主旨でした。(言葉足らずは、ご容赦ください。)

 最後に、坂本の林さんがまとめられました。
 事業計画・車両基地・濃飛横断自動車などの問題点について意見を出し合う事が出来ました。地元では自分の意見が出しにくい状況の中で、良い機会となったと思います。
 頂いた意見を整理して、JR東海、中津川市、岐阜県に要望として提出します。

 「坂本住民の会」ですが、他の地域からの参加もお願いしたい。 (入会申込用紙を貼り付けましたので、希望者は活用して下さい。)
 3月中旬以降に、笛吹市の実験線の見学と笛吹市の担当者の意見を聴きに行く、計画を考えている。ついでに試験走行もできれば見てきたい。

 「リニアを考える坂本住民の会」の模様でした。
 多くの不満や問題点がある中で、中津川市は推進の立場でものを考えており、地域住民の切実な声には耳を傾けません。その意味で有意義な集会であったと思います。
 この会が、さらに輪を大きくし活発に活動を展開されることに期待します。

 1月27日の岐阜新聞記事を貼り付けます。
                                 以  上
 
 


  
 
 
 
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日経新聞記事 「リニアを考える坂本住民の会」開催!

2014年01月26日 07時35分36秒 | 日記
 おはようございます。
 ネットワークの仲間から送っていただきました。日本経済新聞の記事を紹介します。
 (1)『JR東海社長「好業績なら早期に大阪延伸も」 リニア新幹線』
 (2)『リニア新幹線建設、今夏から順次着手 JR東海  まず測量、本格工事は15年半ば以降』

 今日は中津川市坂本公民館にて「リニアを考える坂本住民の会」が開催されます。
 集会には、昨年の7月に「リニア新幹線駅沿線住民ネットワーク」が主催した「リニアシンポジウム・イン中津川」で講演をいただいた「糸井川淳二さん」が 「自然保護の立場からリニアを考える」と題して問題提起をされる予定となっています。
 また、「ハナノキ友の会」代表の「所沢あさ子」さんも参加していただけるそうです。
    

 <コメント>
 元旦にも各社の新聞に、リニアが今秋にも着工するという主旨の記事が出ました。そしてまた、リニア推進論を展開する日経新聞に、記事が載りました。
 前にも述べましたが、各都県の環境影響評価審査会や公聴会において、準備書の杜撰さが指摘され、反対意見が相次ぐ中で、危機感を募らせたJR東海の反応とみるべきと私は思います。
 杜撰で不備な準備書を認めたら、環境破壊の限りが尽くされます。今一度、奮闘し「リニア中央線計画」を凍結・中止に追い込むために頑張りましょう。
                                                 以  上
 


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中津川市長の回答! 市長意見! 審査会議事録! 公聴会の結果!

2014年01月24日 06時46分51秒 | 日記
 おはようございます。
 昨年の10月8日に、「東濃リニアを考える会」として中津川市長に「申入書」を提出していましたが、県知事への意見書が提出されたということで、回答が昨日届きました。「申入書」と市長からの「回答」を貼り付けます。
    
 昨日の「東濃リニア通信NO17」で、お知らせしたとおり、中津川市の環境保全審議会が終わり、1月17日に市長の意見書を岐阜県知事に提出したとのことであります。中津川市のホームページに掲載されています。準備書に対する中津川市長意見 (6頁)です。

 岐阜県のホームページには、岐阜県環境影響評価審査会の議事録が公開されました。10月29日と12月24日の第一回岐阜県審査会議事録 (7頁)及び第二回岐阜県審査会議事録 (20頁)です。

 1月9日、可児市、10日、多治見市、11日、中津川市で行われた「岐阜県公聴会」の岐阜県公聴会公述人の意見 (10頁・7頁・13頁)です。

 多くの資料ですので、まだしっかりと目を通していません。とりあえず情報提供いたします。
                                                以  上
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「東濃リニア通信No17」 橋山さんの記念講演!

2014年01月23日 07時31分18秒 | 日記
 おはようございます。
 「東濃リニア通信No17」を発行しました。ご参照下さい。
    
 知人から送られてきました。
「公共交通のあり方を考える愛知懇談会」に参加の案内状です。
記念講演は「橋山禮治郎さん」で、 「リニア新幹線は再考せよ 建設強行は国家100年の愚作(仮題)」ということです。
2014年2月18日(火)18:30~   労働会館東館 2階ホール
  
                                              以  上

 
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「学習会・講座・講演会等」のご案内!

2014年01月22日 07時11分57秒 | 日記
 おはようございます。
 ネットワークの仲間から送っていただきました。学習会・講座・講演会等のご案内です。
 最初は、電磁波とリニア新幹線問題と題した学習会です。
 講師:荻野晃也さん(元京都大学工学部講師、電磁波研究所)
 2014年2月22日(土)13:30~16:30
 日比谷図書文化館

※主催者に「リニア・市民ネット」も加わっています。
※荻野さんには、各地のシンポジウムや学習会で講演をいただいています。またリ「ニア・市民ネット」の発刊した「危ないリニア新幹線」に80頁にわたり「電磁波とリニア新幹線」について寄稿されました。

 同じ2月22日に「環境情報センター環境講座」「知らないうちに大変なことになっていた日本の水事情」
 会場:相模原市立環境情報センター
 講師:橋本淳司さん(水ジャーナリスト/アクア・コミュニケーター)
     

 「都市の地下水環境問題をどう考えるか、リニアの長大トンネルで地下水はどうなる」
 お話と意見交換 「森田優さん」 (芝浦工業大学土木部教授)
 2014年3月9日(日)午後2時より
 橋本駅北口ソレイユさがみセミナールーム1にて

 主催:リニア新幹線を考える相模原連絡会
     

※最後に、3月2日(日)に「飯田リニアを考える会」「橋山禮治郎さん」を招いて「学習会」計画しています。細部が判明次第、お知らせします。
                                                 以  上
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「おやじのぼやき」! リニア注目記事!

2014年01月21日 07時45分44秒 | 日記
 おはようございます。
 前にも紹介しました。
 「おやじのぼやき」というブログに、注目する記事が投稿されていましたので、転載させて頂きます。
 1月13日の山梨県、無利子で鉄道総研に貸付
 1月15日の リニア よいことありますよ。ゼネコンさん大儲け
 1月16日の川又静岡県知事記者会見
 1月17日の備忘録 山梨県リニア環境評価関連

 山梨県は鉄道総研に無利子で134億円貸付、残土処理上に39億円使っています。

 静岡県では、大井川の水が「毎秒2トン」リニアのトンネル工事で減水するということで、大問題になっています。

 静岡市の田辺市長はリニアによるメリットは何もないと発言。

 川勝静岡県知事の記者会見の動画です。

 山梨県「公聴会」の事が載っています。

 簡単ですが、以 上

 
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神奈川県審査会の報道(朝日新聞)!

2014年01月20日 06時50分03秒 | 日記
 おはようございます。
 今日も、ネットワークの仲間から送っていただきました。 朝日新聞記事です。
 「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」と「リニア新幹線を考える相模原連絡会」は神奈川県内各所で開催されている「公聴会」や「神奈川県審査会」に積極的に傍聴の取組を行い多数の方々が参加されています。
 1月17日に横浜市中区で開催された、 「神奈川県環境影響評価審査会」の模様を伝えた18日の「朝日新聞」と「朝日新聞(さがみ野版)」です。
    
 「リニア環境に苦言続々」
 リニア中央新幹線の環境影響評価について、県の審査会で委員から疑問の声が上がっている。・・・・JR東海の環境への配慮が足りないとの指摘が中心。審査会は3月に答申を出すが、委員らの厳しい意見が盛り込まれる見通しだ。
 「JR東海の資料に不信」
 「数字が違う。信じていいか疑問だ」「『大丈夫だ』というが、どう大丈夫なのか」「(環境保護の計画に)リアリティーがない」「もっと丁寧な資料を出してほしい」等々の意見が出されているとのこと。
 「水質の現地調査、不十分」
 他にも、環境への負荷を検討する現地の気象や川の流量などの調査が不十分だとの指摘も多い。
 「・・・相模原市緑区にできる50ヘクタールの車両基地の排水が流れる予定の川の水質を、2地点でそれぞれ2回しか実施ていないことを挙げ、 『統計的に意味のあるやり方でやってください』と指摘した。」
 「詳細なデータや具体的な対処方法を示したがらないJR東海に対し『これでは判断できない』『審査のしょうがない』という指摘も相次いでいる」
 「審査会はあと2回の会合を経て知事に意見を答申し、知事は3月25日までに意見をJR東海に出す予定。だが、17日には『JR東海がきちっとしないなら、審査期間を延ばすべきだ』という意見さえ出た。」
 「答申、厳しい意見か」
 ある委員は「環境配慮へのやる気が全く感じられない。今回の答申は、県の審査会史上最も多くの指摘や意見が付くだろう」と話す。
 別の委員は「『国の手続きにのっとったプロジェクトだから』『他県もあるので、神奈川県だけは情報は出せない』とJR東海は言う。巨大事業を担う大企業の環境への姿勢がこれでいいはずがない」と憤る。

 「審査会の各委員から出ている意見」
 騒 音
●列車の走行騒音が、環境基準を上回る場所がある。
 水資源
●車両基地周辺の水質のいい川に排水を流して、生物は大丈夫か。
●排水を流す川の水質調査の地点や回数が少ない。
●トンネル周辺の井戸や地下水を使う醸造所への影響を調べるべきだ。
 交 通
●橋本駅近くにできる中間駅周辺の交通への影響予測が粗い。
 文化財
●遺跡などの埋蔵文化財への影響をできるだけ少なくしてほしい。
 その他
●トンネル残土の処理方法が具体的でない。
●二酸化炭素の排出量の具体的低減策を示すべきだ。
 
 「さがみ野版」も内容は同じです。

 <コメント>
 各都県で開催されている「審査会」は、委員構成や地域の特上により多少は異なりますが、同じような問題が浮上していることは間違いありません。
 これまで、指摘してきたように、約290キロメートルに及び3キロメートル幅の地域を1年数カ月で環境影響調査を行うことに無理があり、文献調査主体の調査であり、現地調査も僅かに行われただけであります。調査が不十分なら、「予測・評価」も当然の結果として粗い的外れで恣意的になるのは必然です。
 専門機関や各審査会の委員が「杜撰で不備」と指摘されるのは当たり前のことです。
 記事の中に「他県もあるので神奈川県だけ情報は出せない」というJR東海の見解が載っていましたが、他県の審査会への波及を恐れているのであります。
 岐阜県の「審査会」は2回行われましたが、県のホームページには次回の予定は公表されていません。3月25日のJR東海への提出期限にこだわることなく徹底的に審査を行っていただきたいものであります。                                             
                                               以  上



 
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